駅巡り 【川原湯温泉駅】水没直前の八ツ場ダム建設地を巡る!JR東日本・吾妻線沿いの記憶と見どころガイド
訪問:2014年8月ダムに沈む運命を背負った,渓谷沿いの静寂なる木造駅舎利根川の支流である吾妻川が深く刻んだ山あいに,時を置き去りにしたような小さな木造駅舎が佇んでいる。JR東日本・吾妻線の「川原湯温泉駅」である。八ツ場(やんば)ダムの建設に伴い,この地がやがて深い水底へと沈むことが決定づけられてから長い歳月が流れた。2014年8月,付け替え工事によって新駅へ移行する直前の夏。山肌を渡る蝉時雨のなか,緑に覆われた渓谷とレトロな駅舎は,まさに「消えゆく景色」独特の切なくも美しい気品を纏っていた。本記事では,ダム湖の底へと眠る直前の川原湯温泉駅の見どころやアクセス,歴史的背景から訪問時の注意点までを紐解く。かつてここに存在した人々の営みと鉄道の記憶を追いかける旅の記録である。川原湯温泉駅の基本情報とアクセス川原湯温泉駅の基本情報,ならびに現地への移動手段を以下にまとめる。川原湯温泉駅 基本情報(2014年8月訪問時点)項目詳細データ駅名川原湯温泉駅所在地群馬県吾妻郡長野原町大字川原湯営業形態簡易委託駅(乗車券発売窓口あり)入場料金券面記載の運賃または入場券代(大人140円)最寄り路線JR東...[続く]