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長野温泉紀行 2018冬

長野温泉紀行

前回は2週間以上にもわたるベトナム旅を終え、すっかりお金も体力もなくしてしまった。そのため今度は近場の長野県へ旅しよう! ということで自動車を走らせ、長野県に参りました。気ままな日帰り旅です。上田駅→別所温泉駅まずやって来たのは上田駅、ここから上田電鉄別所線に乗車します。わずか30分の乗車時間で終点別所温泉駅に到着です。それでは、別所の湯を楽しむことにしましょう。別所温泉こちらは別所温泉郷の奥側に位置する、北向観音堂への参道です。閑散期ということもあり人はまばらですが、所狭しと建ち並ぶ土産店が温泉地の雰囲気をより盛り上げています。今回別所温泉はただの温泉に入るのではなく、足湯を選択しました。理由は今後の予定を考えると、あまり時間を割くのは得策ではないと考えたためです。さらにここの足湯は無料であり、嬉しいことこの上ありません。別所の湯をかけ、願掛けをする地蔵もありました。別所温泉駅→上田駅再び歩いて別所温泉駅に戻ってきました。ここから再び列車に乗り、上田駅に戻ります。上田城跡昨年の大河ドラマの舞台となった真田一族のお膝元であり象徴である上田城です。しかしながら天守は現存せず、現在は城跡は...[続く]
ベトナム縦断 2017夏

8.7時間遅れのホーチミン市観光は午後から

ダナン駅を6時間遅れで出発の列車に乗車、この夜は列車内で一晩を明かしました。所定は5時20分着の予定でしたが、果たして、終点であり下車駅のサイゴンには実際に到着できるのは何時になるのでしょうか。Ga Sài Gòn列車は定刻から7時間遅れの昼12時、サイゴン駅に到着しました。長旅の疲れからか、列車から下車する乗客は皆逃げ出すかのようにはき出されてきました。ここサイゴン駅の先には、機回し用に線路が伸びています。この線路の先はホーチミン市中心部です。ハノイ駅やダナン駅では列車の端から写真を撮影することはできませんでしたが、ここサイゴン駅では撮影ができました。サイゴン駅を出ると、目の前にはダナン駅と同じように蒸気機関車が展示されていました。それでは、予定より大幅に遅れてのスタートにはなりましたが、ホーチミン市の散策に出かけましょう。Bảo tàng Chứng tích Chiến tranh最初に訪れたのはこちら、ベトナム戦争証跡博物館です。屋外には、ベトナム戦争当時に使用された兵器の数々が展示されています。こちらは米軍の飛行機です。入場料を支払い、肝心の展示を見学します。館内であえて写真...[続く]
ベトナム縦断 2017夏

7.ダナン駅での葛藤

時は過ぎ9月3日、ホイアンでの生活を終えいよいよ帰国の日が近づいてきました。ベトナム自体の出国は翌日ですが、帰りの飛行便がタンソンニャット発のため、ホイアンからホーチミン市まで移動する必要があります。そのため今日はホーチミン市まで向かう予定でありますが、ルートはハノイからホイアンへ来た時と同様、ベトナム縦断の後半戦であるダナンからホーチミン市(サイゴン)へ列車の旅となります。まずはホイアンからダナンへ自動車で移動(なんと帰りは送迎がありました!)、ダナン駅で列車を待ちます。Ga Đà Nẵngホイアンからダナン駅に到着したのは昼12時。乗車する列車はハノイ→ダナンで乗車したSE3列車で13時15分発です。余裕をもった到着で、待ち時間としても適切ですね!列車の到着まで駅舎内でネットでも見ながら待っていればすぐだろう~などという甘い考えをしながら、なんとなくふと駅舎の改札前で、列車の到着時刻を確認しようとしました。すると目に飛び込んできた文字は、トラブルは突然に「列 車 大 幅 遅 延」(※意訳)??(゚Д゚;)駅舎にいた駅員さんに旅行会社で手配したきっぷを見せ、乗る予定の列車は何時に到着...[続く]
ベトナム縦断 2017夏

6.昼間のホイアン観光

ホイアンに到着したのは、日も暮れた夜でした。せっかくなら昼間の明るい時間帯にも、観光しておきたい!ということで、早速宿から自転車を借りて出かけましょう。Hội Anトゥボン川に架かる橋です。夜はライトアップされておりましたが、昼間もランタンが飾られていてとても風情があります。川面と橋との間にまったく余裕があるように見えないのですが?トゥボン川沿いはこのように整備され、地元の人と観光客が多数行き交います。並べられた絵画は誰かの作品でしょうか?とても写実的で綺麗です。ここでひとつ驚いたのが、写真中心部にある、鳥居です。日本においては珍しいことではありませんが、外国にある鳥居は非常に貴重な存在です。一方で神社と思われるような境内までは残ってはいませんので、ここホイアンはかつて日本人が多く居住していたことから、その名残だと思われます。Chùa Cầuそのかつて日本人街の名残であった主たる場所が、ここ日本橋です。観光地らしく橋を渡ること自体に料金がかかります。料金を払い、渡ってみましょう。先ほど外観を撮影した場所を橋の内部から眺めます。日本橋は正式名称を来遠橋と呼びます。ランタンに書かれている日...[続く]

長野温泉紀行 2018冬

長野温泉紀行 2018冬

長野温泉紀行

前回は2週間以上にもわたるベトナム旅を終え、すっかりお金も体力もなくしてしまった。そのため今度は近場の長野県へ旅しよう! ということで自動車を走らせ、長野県に参りました。気ままな日帰り旅です。上田駅→別所温泉駅まずやって来たのは上田駅、ここから上田電鉄別所線に乗車します。わずか30分の乗車時間で終点別所温泉駅に到着です。それでは、別所の湯を楽しむことにしましょう。別所温泉こちらは別所温泉郷の奥側に位置する、北向観音堂への参道です。閑散期ということもあり人はまばらですが、所狭しと建ち並ぶ土産店が温泉地の雰囲気をより盛り上げています。今回別所温泉はただの温泉に入るのではなく、足湯を選択しました。理由は今後の予定を考えると、あまり時間を割くのは得策ではないと考えたためです。さらにここの足湯は無料であり、嬉しいことこの上ありません。別所の湯をかけ、願掛けをする地蔵もありました。別所温泉駅→上田駅再び歩いて別所温泉駅に戻ってきました。ここから再び列車に乗り、上田駅に戻ります。上田城跡昨年の大河ドラマの舞台となった真田一族のお膝元であり象徴である上田城です。しかしながら天守は現存せず、現在は城跡は...[続く]

ベトナム縦断 2017夏

ベトナム縦断 2017夏

1.社会主義国ベトナム旅行をする前に必要なこと

今年もやって来ました夏休み。去年の海外はマレーシア・シンガポールを訪れ、鉄道で縦断の旅をしました。次もまた別の国に行きたいなあなんと考えていたところ、ベトナムで行われるとある企画が目につきました。大学生が参加しがちなとある海外インターンです。これから経済発展の見込めるベトナムの旧日本人街・ホイアンで2週間滞在、ビジネスについての知見を広げるためのものです。でもせっかくベトナムに行くのだからそれだけでは物足りない、ということで、海外インターンの前後で現地滞在して他の街も訪れよう!と思い立ちました。しかし、ベトナムを訪れるには見逃すことは許されない大事な点があります。それはビザの存在です。ベトナムの原則として、観光目的であっても入国には事前に滞在ビザの取得が必要となります。ただし日本を含む一部の国では一定期間内の観光目的であればビザが免除されます。日本の場合はそれが15日間であり、先ほどのインターンのプログラムも2週間でした。つまり、単純に前後で観光しようなどという安易な考えはビザを取得しなければ難しいのでした。他の都市の観光はしたい、でもビザを取得しなければそれは叶わない…私の下した結論...[続く]
ベトナム縦断 2017夏

2.歩いて巡るハノイ観光 旧市街地編

ハノイの宿で一夜を明かし、朝から早速市内観光です。今回ハノイで泊まった宿はこちらでした。ここの宿にした理由は1つ、日本にある某ファミレスチェーンの名前に似た響きであったからです。今日の夜はハノイにはもう1泊せず、寝台列車でハノイを出発する予定です。たった1日ではありますが、ハノイを満喫すべく各所を巡ります。Tháp nước Hàng Đậuホテルから出てすぐ歩いた先の景色がこちら!ハンダウ給水塔と呼ばれる建物です。そして驚くのはその前の道を通る原付バイクの通行量の多さ!さすがベトナムというべき光景です。しばらくは見慣れない街並みを散策しながら歩きます。この道の両脇に駐輪された原付の多さが、ベトナムの原付の普及度と都市部の過密さを現しているようです。奥に見える史跡はÔ Quan Chưởngと呼ばれる城門跡です。非常に騒がしいここはハノイの旧市街地中心部で、昼間は常に人が行き交います。ここ市街地には、日本で事前に手配したベトナム統一鉄道の乗車券を購入した代理店がありました。日本語の通じる会社でしたので、無事にチケットを受け取り、ようやく長く続く旅の準備が整いました。Đền Ngọc S...[続く]
ベトナム縦断 2017夏

3.歩いて巡るハノイ観光 歴史編

Bảo tàng Lịch sử Quân sự Việt Nam続いて到着したのはこちらベトナム軍事歴史博物館です。こちらはMIG21と呼ばれる戦闘機この旅はベトナムをハノイからホーチミンへと全土を縦断する旅ですが、その裏テーマとして定めていたものの1つに、戦争があります。ベトナムで戦争といえばもちろん、冷戦の代理戦争として悪名高いベトナム戦争が連想されます。この軍事歴史博物館は、ベトナム戦争に限らずベトナムのこれまでの歴史の中での戦争についてが展示されています。入口を入ってすぐに旧ソ連製の戦車T54B型も展示されており、緊張感があります。館内には日本語での説明書きはなく、細かな説明を理解するにはベトナム語もしくは英語が読める必要があります。ただしそこまで難しい内容ではないので、おおまかな概要を把握するくらいであれば問題はないでしょう。この飛行機は冷戦当時の旧ソ連側陣営で普及していたIlyushin Il-14と呼ばれるモデルです。当時はプロペラ機だったのですね。機体上部には「ベトナム航空」の文字が書かれていることから、民間機であったことが予想されます。そして屋外の展示で一番目立つの...[続く]
ベトナム縦断 2017夏

4.ベトナム統一鉄道の旅 ハノイ→ダナン

昨夜にハノイ駅を出発、寝台車に乗車しました。眠りにつき、目が覚めると、Ga Hà Nội→Ga Đà Nẵng ベトナム統一鉄道フエ駅に到着していました。ここフエはベトナムの旧首都であり、グエン朝の都がおかれていた場所です。多くの観光客がここで下車し、フエ市街地に足を進めていたようです。私はここフエで下車せずに、次の停車駅ダナンまで引き続き乗車を続けます。日も出ておりようやく外の景色を眺めることができました。ベトナムの中でも人口の少ない地区を現在走っているようですが、イメージ通りの南国の景色が広がります。途中、行き違いのため運転停車をしました。ローカルな雰囲気漂う駅です。写真に写る車両は現在も使用されているのでしょうか。それでは、ここで車内を探検してみましょう。ベトナム統一鉄道の座席仕様は、4つの設備があります。ソフトスリーパーこちらが今回一晩を過ごした寝台車です。車両の片方に通路があり、各寝台は開放式二段寝台と、かつて日本国内でも多数運転されていた開放式B寝台車です。マットレスは睡眠をとるのには十分な設備であり、人にもよりますがこの設備であれば快適な旅になること間違いないでしょう。ち...[続く]

北海道討ち入り 2017春

北海道討ち入り 2017春

1.(o▽n)

マレーシア・シンガポールから帰国して数日、今度は雪の残る北の大地へ出発です。成田国際空港→新千歳空港 (NRT→CTS)台湾に行く時にも利用したバニラエアで北海道まで飛びます。北海道も、以前訪れたのは函館止まりでしたが、今回は北海道の中心、札幌まで直行です。以前の普通列車乗り継ぎの旅と比べると、飛行機とは何とも便利な乗り物だと実感します。新千歳空港に到着です。新千歳空港駅→新札幌駅ここからは、快速エアポートで一気に札幌市街地まで移動します。約1時間の乗車で新札幌駅に到着です。ここ新札幌は札幌市の中でも郊外に位置しますが、JRのほかに地下鉄も乗り入れる、交通拠点となっています。ちょうどいい時間でしたので、ここ新さっぽろで昼食に札幌ラーメンを食べることとしました。店内は昭和の雰囲気漂う装飾で、食事以外も楽しむことができました。新さっぽろ駅→南平岸駅続いて地下鉄に乗り換え、新さっぽろから大通で乗り換え、南平岸で下車します。南平岸、とある界隈ではとても有名な地名ですが、私も例に漏れずそこを訪れることにしました。平岸高台公園ここまで読まれた方であれば、これ以上の説明は不要でしょう。北海道テレビ社...[続く]
北海道討ち入り 2017春

2.小樽散策 昭和の面影を探して

中島公園駅→宮の沢駅宿のある中島公園から、今日も旅を始めます。地下鉄東西線に乗車、西の端である宮の沢駅に到着しました。ここ宮の沢駅が最寄りの観光スポットは、あの有名なお菓子の工場ですが、そこには目もくれずに今日もまた温泉に浸かります。やってきたのはこちらの日帰り温泉施設です。一見するとアクセスに難ありのようにも思えますが、宮の沢駅から無料送迎バスが出ているため、簡単にアクセスすることが可能です。ゆっくり温泉を楽しんでいると、時刻はお昼近くとなりました。次はまた施設の無料送迎バスに乗車、今度は小樽市中心部へと異動します。温泉施設を利用することにより、札幌から小樽を無料で移動することができました。三角市場続いて訪れたのは、小樽駅前すぐの市場、三角市場です。ここで北海道ならではの海鮮丼をいただきました。旧手宮線跡海鮮丼でお腹が膨れたところで、いよいよ街に繰り出します。こちらの雪で埋もれている道は、自動車や人の通常往来しない、廃線跡です。その名も国鉄手宮線と呼ばれ、観光スポットの1つに数えられています。小樽中心市街地の真ん中を縦に貫くように敷かれた線路は、かつて小樽の炭鉱から産出された石炭を運...[続く]
北海道討ち入り 2017春

3.札幌名所建築巡り

小樽駅→札幌駅前回小樽での散策を終え、札幌に戻ります。昭和初期の歴史的建造物が街のあちこちにある小樽ですが、駅もその例に漏れず昭和の雰囲気を漂わせています。照明もガス灯がモチーフでしょうか。小樽は札幌の衛星都市のような側面もあり、札幌までの区間は数多くの列車が発着しています。特に札幌から先、北海道の玄関口である新千歳空港行きの直通快速も頻繁に運転がされており、この区間の鉄道の重要性を物語っています。一方で、北海道新幹線が札幌まで延伸がされると札幌と反対方向、ニセコ方面の路線は廃止の検討がなされているとか。北の大地の厳しさを感じます。小樽築港から銭函は海沿いの線路を走ります。ここ石狩湾から、ロシアを越えどこまでも遠く行けてしまいそうな気がします。札幌駅まで戻ってきました。北海道庁赤れんが庁舎まず訪れるのは、昨日時間が遅く中の見学ができずに終わった旧北海道庁です。積もった雪とレンガの赤が良いコントラストに思います。赤のカーペットが優雅さを際立てます。当時の市長室や、応接室もしっかりと見学します。縦方向に吹き抜ける階段は何と美しいのでしょう。一通り内部を見終え、続いては札幌といえば!の名所に...[続く]
北海道討ち入り 2017春

4.函館の珍温泉地 水無海浜温泉へ

久しぶりの北海道討ち入り、昨日まで札幌・小樽を中心に旅をしてきました。今日からは大きく訪れる場所を変え、函館へ向かいます。札幌を今回の旅の目的地とすると、今日からの行程は帰り道にあたります。札幌駅→新函館北斗駅 スーパー北斗北の大地北海道はかなり大きな土地です。札幌→函館は特急に乗車して3時間以上かかります。発車してしばらく、千歳線に入ると雪の降り積もった山々を横目に、列車が進みます。千歳線は平らな土地を走るため、窓の外に広がる景色も果てしないように見えます。苫小牧を過ぎると、窓の外の景色も雪の平原から港町に変わります。春ではありますが、どこか荒々しさが漂う海です。窓の外から見える、頂上が雲に隠れた山は、北海道駒ヶ岳でしょうか。列車は室蘭から内浦湾をぐるっと周回、下車するのは、新幹線との接続駅、新函館北斗駅に到着です。新函館北斗駅→函館駅ここからは列車を乗り換え、函館まで向かいます。乗車するのは1番のりばから出発する、快速はこだてライナーです。この形式ははこだてライナー専用なのか、車体にロゴが印刷されています。これはかなり珍しいことでしょう。このはこだてライナーは北海道新幹線の開通した...[続く]

マレー半島縦断 2017冬

マレー半島縦断 2017冬

1.日本から北京を経由してマレーシアへ

2016年は大学に入学、まだ慣れない大学生活を楽しみ、旅行もまずは国内が中心に動いていました。そして今度はいよいよまた国外に行こうと思い立ち、気がつけば安い航空券を探していました。ちょうど1年前の台湾以来の海外旅行の始まりです。東京国際空港→北京首都国际机场 (HND→PEK)飛行機で旅を始めるには、成田空港を利用することの多い私ですが、今日は珍しく羽田空港から出発する便を利用します。国内便の発着が多い羽田空港ですが、今回は国際線ターミナルから出発します。今回利用するのは日系の航空会社のマレーシア直行便ではなく、中国国際航空で一度北京へ、北京で便を乗り継ぎクアラルンプールへ向かいます。海外のキャリアを利用するのは今回が初です。やはり海外の会社であるだけあり、乗務員も日本人ではなく、また離陸前に流れる安全VTRが中国語メイン、また乗客がパンダである点が新鮮でした。そう時間もかからないうちに北京に到着です。これもまた初中国ではありますが、今回はトランジットのため入国はせず、制限エリア内で次のクアラルンプール行きを待ちます。北京首都国际机场→Lapangan Terbang Antaraba...[続く]
マレー半島縦断 2017冬

2.Rapid KLを利用してKL市内観光 KLCC

Stesen KLIA2→Stesen Sentral Kuala Lumpur空港敷地内の宿で一夜を明かし、翌朝はクアラルンプール国際空港とKL市内のターミナル駅KLセントラル駅を結ぶ空港アクセス鉄道、ERL(KLIA Ekspres)に乗車します。この鉄道は時速160km/hと京成スカイライナーと同じ最高速度、KL市内と空港をわずか約30分で結びます。車窓からは東南アジアらしい風景が広がります。しばらく走行、KL市内に入り終点のKLセントラル駅が近づくと、日本でもおなじみのショッピングモールイオンも現れます。日本のイオンのある風景との大きな違いは、ショッピングモールの背後に高層建築物が立ち並ぶ点でしょうか。終点KLセントラル駅に到着です。KLセントラルの駅構内を歩いて移動、KTM改札前までやってきました。ここは非常に多くの人々が行き交う、その名前の通りのKLの一大ターミナル駅です。Stesen KL Sentral→Stesen KLCCそれでは、続いて市内観光に出かけましょう。まず乗車するのはKL市内を縦横無尽に走るLRT、rapidKLです。中でも今回利用するのはクラナ・ジャヤ...[続く]
マレー半島縦断 2017冬

3.ヒンドゥー教の聖地 Batu Caves へ

Stesen Taman Tun Dr Ismail (TTDI)→Stesen Batu CavesTTDIの安宿で朝を迎え、雨が降る中旅を続けます。まずはTTDIから部分開業のMRTに乗車、未開業のKL中心部とは逆方向に進みSungai Bulohへ、そこからKTMコミューター(いわゆるマレー鉄道の近郊電車)に乗車します。朝の下り、さらに都心とは逆方向のため車内はガラガラでした。Sungai Bulohに到着です。Sungai Bulohは昨年開業したばかりの新駅ということもあり、コンコースも非常に綺麗です。利用率は…写真を見ての通り。今後路線が延長すれば利用者も増えることを期待したいです。ここからはKTMコミューターに乗車します。車内はこのように、日本の通勤電車とは雰囲気が大きく異なります。いかにも海外の電車、といった光景です。列車はゆっくりと進み、KL中心部にほど近いPutraに到着、ここからまた列車を乗り換え下り方面に乗車、乗り換えた終点が今日最初の目的地、Batu Cavesです。終点のBatu Cavesに到着です。終着駅でもあるため人はまばら、駅構内も広々としています。...[続く]
マレー半島縦断 2017冬

4.KLの伝統とランドマーク建築物を巡る

KTMB Keretapi Tanah Melayu BerhadKL駅から出て目の前、どこかアジアのようでありながらヨーロッパのような建築様式の建物はマレー鉄道本社ビルです。かつてはここからシンガポールまで至る鉄道をすべて一括管理していたのですね。Masjid NegaraKL駅から歩くこと数分、前回もマレーシアを観光した際に訪れたこのモスク、今回もしっかりと見物します。内部は撮影禁止となっています。私もイスラム文化への敬意を払い、カメラは鞄の中にしまっておくこととします。Muzium Tekstil Negara / Bangunan Sultan Abdul Samad手前(右側)の建物は国立繊維博物館です。マレー半島の伝統的衣装や織物の展示がなされており、なんと無料で見物することが可能です。そして奥(左側)の建物は旧英国植民地時代の連邦事務局です。Dataran Merdekaそんな伝統的建造物が並ぶ通りの向かいには、ムルデカ広場と呼ばれる、いわゆる独立記念公園があります。マレーシアが英国植民地から独立した8月31日には、マレーシア国旗が初めて掲げられた場所だとか。St Mar...[続く]

日光紅葉狩り 2016秋

日光紅葉狩り 2016秋

日光紅葉狩り

九州への大旅行を終え、次はどこに行こうかなんて考えている時、ふと大学の帰りに金券ショップを覗くと、東武鉄道の株主優待券が売られているのに気づきました。株主優待は、市場に上場している企業がその株を持っている株主に対し自社のサービス・製品を優待する制度で、株さえ買えば誰でもその恩恵を受けることができます。中でも鉄道会社では自社の路線の運賃割引、または区間を特定しない優待乗車証(乗車券)として発行されています。もちろん東武鉄道は東証一部上場企業ですので、こうした株主優待制度として自社の路線が片道であればどこまでも乗車が可能な乗車券(東武鉄道においては「電車全線優待乗車証」の名称)を株主向けに発行しています。そしてその株主優待券の処分は各株主の自由であるため、街中いたる場所に店を構える金券ショップにて換金、それが一般に販売されているケースが散見されます。そのため金券ショップへ足を運べば、私のような資本家でもないただの学生でも、株主優待制度の恩恵を受けることが可能という訳です。そういえば、こういった株主優待券を使ったことはないなあなんて思いながら、せっかくですのでよりお得な(乗車区間が長い)使い...[続く]

旅名人の九州旅 2016夏

旅名人の九州旅 2016夏

1.地獄の成田空港前泊

旅の始まりは、いつだって同じような気持ちになります。これから見知らぬ土地に行くわくわく感、起こる出来事への期待感、そして新しい出会い(?)…しかし、今回の旅に限っては少し違いました。なぜなら、行き先はこれまで幾度も訪れ縁あった九州。目隠しをしても道を歩けます。たぶん。そして何より憂鬱であったのが、九州福岡へ旅立つ飛行機が朝早いこと。Jetstar成田→福岡便のあまりの安さに惹かれ、なんと朝6時に成田を出発、福岡へはその2時間後の8時には着いてしまう便を予約してしましました。朝早くから活動できることは良いと捉えられるでしょうが、問題は自宅から成田空港へ朝5時台に到着する手段がないことです。札束を積んでタクシーを飛ばせば可能でしょうが、それではわざわざ安い早朝の便を予約した意味がなくなってしまいます。どうしようかと考えた結果、タイトルに行き着いた訳です。東京駅→成田空港駅東京都心から成田空港までのアクセス手段はいくつかありますが、今回は鉄道を利用することにしました。わざわざLCC早朝便を予約するくらいの貧乏性ですから、特急なんて甘えた列車は利用しません。帰宅時間で混み合う快速列車に揺られま...[続く]
旅名人の九州旅 2016夏

2.門司港レトロ旅

成田空港でほぼ完徹に近い状態で迎えた朝5時おはようございます成田空港→福岡空港 (NRT→FUK)夏休みに出る旅は日が長くて良いですね。眠たい目をこすりながら荷物検査を終え、搭乗を待ちます。機内ではほぼ寝ていました。どんどん明るくなってゆく空を眺める余裕なんてありませんでした。せっかく窓側の席を予約したのに。残念。福岡空港駅→博多駅飛行機でも気持ち程度の睡眠をとり、無事に定刻通り朝8時には福岡空港に到着しました。ここから九州の旅が始まりますが、まずはきっぷの手配をするため博多駅まで向かいます。福岡空港駅からわずか2駅、5分で九州の玄関口ともいえる、博多駅に到着です。市街地からこんな至近に空港があるなんて、何ともうらやましい限りです。今回主に使用するきっぷは、「旅名人の九州満喫きっぷ」です。JR九州・西鉄を含む九州内の全鉄道に乗り放題(※ただし新幹線・有料特急を除く)となる、非常に優秀なきっぷです。私のような貧乏旅行者にとっては非常にありがたく、また今回の旅のコンセプトはこちらのきっぷをとことん有効活用する、といったものになります。JR博多駅の券売機で無事購入、早速旅に出かけましょう。博...[続く]
旅名人の九州旅 2016夏

3.福岡でただ鉄道に乗るだけの乗り鉄の旅

旦過市場で昼食を終え、再び旅を続けます。市場から歩くこと約10分、少し迷いながら到着したのは小倉城日本全国の城を回るのも楽しみの1つではありますが、ここ小倉城は19世紀に火災で焼失、昭和になって再建された復元天守。天守の内部も現存天守のような期待も持てなかったので今回はスルーすることに。西小倉駅→香椎駅小倉駅の最寄り駅でもある西小倉駅から、再び列車に乗ります。ふとホームの案内板に目をやると、「回送」の文字が。何がやって来るのかと胸を躍らせながらホームで待っていると…?JR九州のD&S列車の1つ、「海幸山幸」が!この列車は宮崎地区のローカル線で普段運用されており、ここ北九州地区でお目にかかることは稀だと思われます。当然私も今日の日までこの列車を直接目にしたことはありませんでした。偶然とはいえ、貴重な遭遇だったのではないでしょうか。荒尾行きの列車に乗車、目指すは再び福岡市内に位置する香椎駅です。ここ香椎駅から乗り換えるのは、ローカル風情漂う香椎線!ではなく、JR香椎駅から目と鼻の先に位置する、西鉄香椎駅から伸びる西鉄新宮線です。西鉄香椎駅→西鉄新宮駅終点の新宮駅に到着です。かつて線路はここ...[続く]
旅名人の九州旅 2016夏

4.西鉄で行く太宰府天満宮の旅

福岡のビジネスホテルで一夜を明かし、今日もまた九州の旅を進めることにします。西鉄福岡(天神)駅→太宰府駅西鉄の都心側の起点である福岡(天神)駅は、福岡の伝統的市街地の天神地区のど真ん中に位置しています。元々は現在の福岡・天神地区も古くは博多と呼ばれていた地域の一部でしたが、江戸時代初期に黒田官兵衛がこの地を統治するにあたり、城(現在の舞鶴公園)および城下町(大名・天神)を新たに整備しました。その際に「福岡」と街を名付けたことに始まります。それ依頼、福岡中心部を流れる那珂川を挟んで博多と福岡と呼ばれるようになりました。ゆえに城下町の中心部に始発駅を設置した西鉄の駅は福岡(天神)と呼ばれ、郊外に日本各地と路線をつなげる必要もあった国鉄が設置した駅は博多と呼ばれることになりました。博多駅と博多港を一直線に結ぶ通りは「大博通り」と呼ばれ、国内・海外に行くことができる博多港も同じく伝統的な博多地区に位置しています。今日の旅はまさしく福岡から始まります。昨日は同じ西鉄でも、独立路線である貝塚線に乗車しましたが、今日は念願の西鉄の本線系統に初めて乗車します。特急に乗車し、まず向かうは福岡県といえばこ...[続く]

近畿世界遺産巡り 2016夏

近畿世界遺産巡り 2016夏

1.夜行バスで目指すは奈良・橿原神宮

春に大学に進学し、大学生活にも慣れた頃、8月の夏休みになりました。せっかくの長期休み、どこかへ旅行したいな…そう思ったのが始まりでした。バスタ新宿→京都鴨川十条午後9時、バスタ新宿に降り立ちました。ここから夜行バスに乗車し、近畿を目指します。今日乗るのは3列夜行バス、無事に寝られると良いのだが…関東→近畿で夜行バスを使用、移動したことは何度もありますが、新宿発の便を利用するのは今回が初めてです。以前の夜行バスの記事はこちら途中石川・駿河湾沼津・岡崎に停車し休憩、順調に西を目指します。翌朝、バスは時刻通り 朝6時前に京都に到着しました。十条駅→京都駅今回使用した便の京都到着は京都駅前ではなく、少し市街地から離れた十条です。そのため、一度京都駅に出て近鉄の始発に乗ります。京都駅→橿原神宮前駅京都駅にてスルッとKANSAI 3dayチケットを交換、早速近鉄に乗り込み移動を開始します。始発でしたので無事に座ることができました。混む時間帯でもなかったので竹田から乗車してもよかったかも…列車は橿原神宮前に到着しました。ここ橿原神宮前は、西大寺・阿倍野橋・吉野方面へと路線が分岐する近鉄の主要ターミナ...[続く]
近畿世界遺産巡り 2016夏

2.飛鳥時代の歴史に触れる旅

畝傍御陵前駅→飛鳥駅早朝の橿原神宮と神武天皇畝傍山東北陵を訪れ、次は歴史ある奈良の街でも、その名前を耳にする機会の多い街、飛鳥を訪れます。ここ飛鳥には、歴史の教科書でも名前をよく見る遺跡や古墳の数々があります。飛鳥駅に到着、駅前でレンタサイクルを借り、遺跡巡りに出発!天武天皇・持統天皇 檜隈大内陵まず訪れたのは、天武天皇・持統天皇陵です。壬申の乱の後、時期は異なりますが夫婦で即位した天皇です。日本の歴史に与えた影響はとても大きなものですが、その後もこうして現在まで夫婦で葬られているのは、なんだか心が温まるものです。高松塚古墳続いて訪れたのは、高松塚古墳です。この古墳は内部の壁画が有名で、歴史の教科書でもおなじみです。しかしながら被葬者は不明で、藤原京の時代に造られた、という事実のみが判明しています。古墳の隣には高松塚壁画館があり、古墳内部の復元模写が展示されています。せっかくなので内部もじっくり見学、壁画を眺めることができました。飛鳥宮跡続いては、ここ飛鳥の地に都があった遺跡である飛鳥宮跡です。推古天皇から持統天皇までのおよそ100年の間、ここで日本の政治が執り行われました。また、政変...[続く]
近畿世界遺産巡り 2016夏

3.京都の新観光名所・京都鉄道博物館を訪れる

次は、この春オープンしたばかりの注目の施設、京都鉄道博物館を訪れます。京都鉄道博物館正面入口に到着しました。こちらでチケットを購入、早速中に入ります。このように新幹線と国鉄型車両が並んでいる風景も、博物館ならではです。左から500系新幹線 583系電車 489系電車です。この1800形蒸気機関車は、以前は大阪の交通博物館での展示がなされていましたが、京都鉄道博物館が開業するにあたりこちらに移設されました。100系新幹線です。100系といえば2階建て車両ですが、残念ながら展示はなされていませんでした。館内には車両展示の他に鉄道の歴史や技術についての展示はもちろん、巨大なジオラマまでありました。あえてその写真を撮影し紹介することはしませんが、丸1日あっても足りないレベルの展示量ではないでしょうか。運転シミュレーターは残念ながら整理券配布も終了していたため、屋外に出てみます。京都鉄道博物館からは東寺も見えます。少しの間撮影をしてみます。先ほど新幹線現役を引退した車両を見たばかりですが、現役のN700Aを眺めます。サンダーバードです。少し眺める方向を変えると、京都駅から出発した嵯峨野線と京都タ...[続く]
近畿世界遺産巡り 2016夏

4.白鷺城! 世界遺産 姫路城観光

神戸の宿で一夜を明かし、朝を迎えました。新開地駅→山陽姫路駅今回使用しているのはスルッとKANSAI 3dayチケットです。JR以外の私鉄であれば乗り放題のため、今日も私鉄を使って移動をします。最初に乗るのは、私も初乗車の山陽電車です。途中、須磨付近では海岸沿いを走行、JRと併走します。途中舞子付近では世界最長の吊橋である明石海峡大橋も車窓から望めました。列車は終点の姫路に到着しました。駅から目の前の大通りをまっすぐ歩くこと約20分、到着しましたいよいよ!世界遺産 姫路城白い壁が特徴のお城!世界文化遺産であり、国宝でもある姫路城です!早速、中に入ってみましょう。世界遺産 姫路城と大きく彫られた石もありました。チケットを購入、天守へ上ります。天守内部には江戸時代の姫路城下町を再現した模型があり、その規模の巨大さには目を見張るものがあります。天守から姫路駅方向を眺めます。西を眺めます。右に見える山は男山で、姫路城の鎮守社として、歴代城主が信仰したとされています。天守はこのあたりで満足、下りて城郭の内を少し散策してみます。すると気になるスポットが!お菊井戸お菊井戸?お菊はあの怪談話で有名な皿...[続く]

常磐線浜通りの旅 2016春

常磐線浜通りの旅 2016春

1.海の見える駅と温泉街

高校生活最後の旅、青春18きっぷを使用し常磐線方面の旅に出ます。北千住駅→取手駅早朝の常磐線各駅停車に乗車、取手で下車します。常磐緩行線は日中時間帯は我孫子止まりとなるため、各駅停車で取手まで乗車できる機会は、あまり常磐線に乗車しない私にとっては貴重な機会です。取手駅は初めて下車しましたので、周囲を散策してみます。特段これといって特筆すべきことはありません。取手駅→日立駅取手から先は青い常磐線に乗車、茨城の奥地を目指します。途中水戸で乗り換え、列車に揺られること計2時間、到着したのは日立駅です。海の見える駅 日立日立駅の特徴、それは駅舎からガラス越しに太平洋を望める点です。改札から市街地側の出口までは少し距離があるため、動く歩道も設置されています。駅前広場より中央口を望みます。日立はその名前の通り、日立製作所の起源となった鉱山がある街です。そして現在も同社の工場が存在、街には欠かせない企業となっています。駅から市街地中心部へ続く道の途中にある日立ショッピングセンターの脇は、このように歩行者専用道として整備されています。それでは、駅の反対口に出て、海を眺めてみましょう。海岸口を降り1階に...[続く]
常磐線浜通りの旅 2016春

2.海の見える神社と竜田駅

夜明け市場まず駅を出てすぐ訪れたのは、復興飲食店街「夜明け市場」です。ここは東日本大震災の影響により営業ができなくなった飲食店オーナーなどをはじめ、いわきの復興を願う人々が集い完成した場所です。昼間という時間もあり、そこまで賑わっている様子ではありませんでしたが、また訪れたときにはここでいわきならではの食事を味わってみたいものです。いわき駅→四ツ倉駅2駅だけ列車に乗車、海を見に行きます。四ツ倉駅に到着です。雰囲気のある木造駅舎です。ここからまず道の駅よつくら港の方向へ歩き、国道6号沿いに海を眺めます。四ツ倉→徒歩一部区間では2016年現在も工事がされているようです。護岸工事の可能性もありますが、アスファルトの途切れた道もあるので新たに街が作られているのでしょうか。滝ノ御前稲荷大明神少し歩くと、滝ノ御前稲荷大明神と名前のある神社にたどり着きました。こちらも震災後に再建されたのでしょうか。背後は波風に常にさらされており、気づいたらいつ浸食されてもおかしくなさそうです。蟹洗の磯と呼ばれる地点から太平洋と水平線を眺めます。江之網の磯江之網の磯です。地層がよく見えます。トンネルを抜けると弁天島弁...[続く]

台湾卒業旅行 2016春

台湾卒業旅行 2016春

1.LCCで行く台湾・台北

高校生活も終わりを告げた頃、せっかくなので卒業を記念した旅をすることになりました。どこに行こうかと悩んだ末、国内未踏の地、九州なんかがいいなあと思っていた頃、ふとテレビに目をやるとある場所が写りました。九份そうだ、せっかくなら台湾にしよう、そう思い立ったのがきっかけでした。成田国際空港→臺灣桃園國際機場 (NRT→TPE)今回は前に海外に行ったときとは違い、貧乏学生旅です。そのため成田空港から搭乗するのはLCCのバニラエアとなりました。以前に成田空港から国際線を利用し、マレーシアに行ったときの記事です。また、LCC搭乗記はこちらからマレーシアを目指したときはおよそ8時間の搭乗でしたが、台湾は近いですね。3時間ほどで到着です。LCCの国際線ということで窮屈にも感じていましたが、3時間であればそこまで大変に感じることはありませんでした。朝成田を出発して、昼前には異国の地、臺灣桃園國際機場に到着です。臺灣桃園國際機場から台北市内へはバスで向かいます。バスに揺られること数十分、臺北車站 (Taipei Station)台北市の中心地に近い代表駅、臺北車站に到着です。荘厳な造りをしています。早速...[続く]
台湾卒業旅行 2016春

2.台北観光 國立故宮博物院・九份老街

昨夜は溶けるほど温泉に浸かり、今朝は早めにスタートです。新北投車站→士林車站台北捷運(MRT)淡水信義線に乗車、台北の都心手前の士林で下車します。士林からはバスに乗り換えます。國立故宮博物院 (National Palace Museum)午前中はこちらの中を見学します。この博物院は台湾だけでなく中華民国の歴史的美術品も保存されており、収蔵物をじっくり見ようとすると1日では足りないでしょう。中を撮影することはしませんでしたが、有名な白菜も見ることができました。士林車站→瑞芳車站博物院で昼食を済ませ、来たときと同様バスで士林に戻り、台北捷運に乗り換えです。台北の玄関口である台北車站から台鉄に乗り換えて次に目指すのは、台湾を訪れたいと思うきっかけとなった九份老街です。あの有名な景色を一度自分の目で見てみたい、そんな気持ちだけが理由で海外までやって来たのです。瑞芳の駅前はどこか日本のようであり、異国の地でもあるような景色です。ここから九份まではまたバスに揺られます。そしていよいよ!九份老街 (Jiufen Old Street) 昼間の眺望見よこの景色!到着した直後は周囲が霧に覆われており、...[続く]
台湾卒業旅行 2016春

3.恋人の聖地と台北101

台湾卒業旅行の最終日となりました。新北投車站→関渡車站2泊した北投溫泉ともこれでお別れです。明るい街並みを眺めると、どこか日本の景色のようです。新北投車站から再び台北捷運に乗車、昨日までの都心方向とは逆に乗車し関渡車站にて下車します。北投關渡宮この關渡宮は台湾北部では最古の媽祖廟で、現在まで300年以上の歴史があります。屋根上の装飾が非常に華やかです。境内にはこのようにランタンが数多く飾られ、雰囲気を醸し出しています。ここ関渡からはレンタサイクルを使用し、淡水河沿いのサイクリングを楽しみます。しかしレンタサイクルを借りる手続き中、なんと自転車の使用中は店員にパスポートを預けるよう指示が!当然のことながらパスポートは海外旅行中の命にも等しい存在、ましてや見ず知らずの他人に預けるなど捨てたも同然の行為です。しかし使用中は預けないと自転車を借りられない…少し迷った結果、私のパスポートを預け、返却中に返してもらうことを願うばかりになりました。淡水河 (Tamsui River)ここ淡水河は、台北市、新北市を流れる大きな川で、おそらく市民の生活を支える水に間違いありません。途中川幅が狭い場所では...[続く]
台湾卒業旅行 2016春

4.士林夜市と台湾高鐵

信義地区の散策を終え、台湾最後の夜を過ごします。台北101/世貿車站→剣潭車站台北捷運で再び移動、下車するのは劍潭車站です。ここに台北で最大の夜市である士林夜市がありますので訪れます。士林夜市 (Shilin Night Market)食べ物はもちろん、現地のお土産などの屋台が建ち並びます。時間は午後7時、夜市が最も賑わう時間帯です。じっくりと散歩しながら、食べ歩きも楽しみましょう。こちらは士林慈諴宮です。夜市の中心部に位置する大きな寺院で、たくさんの人を集めます。左右に提灯が飾られ、情緒があります。台湾といえばタピオカ、かき氷といったいかにも観光客向けの屋台も人気です。お腹も減っていますので、こちらの屋台で夕食にすることにしました。剣潭車站→台北車站いよいよ台北を離れる時間がやって来ました。最後の淡水信義線に乗車、臺北車站に移動です。台北車站→桃園車站最初到着した日は桃園國際機場から台北市内まではバスで移動しましたが、せっかくなら行きとは違う方法で、台湾高鐵に乗ってみましょう。台湾高鐵は台湾の第一都市である台北から、桃園國際機場の最寄り駅である桃園車站、台湾中部の都市である台中、南部...[続く]

四国グルメ手帖 2015春

四国グルメ手帖 2015春

1.【浜松餃子】普通列車で下る東海道

長い休み、次はどこに行こうかと考えたとき,ふと今まで四国には縁がなかったことに気づきました。せっかくなので今回は学生限定春休み四国フリーきっぷを利用、四国を旅することにしました。なんとこのきっぷ、特急列車の自由席には乗り放題なのです。普通列車の本数が少ない路線が多い四国を旅するにはありがたい制度です。またこのきっぷに限らず、JR四国からは特急乗り放題のフリーきっぷが数多く発売されています。また別の機会に活用することになるでしょう。四国までの往復の手段は、毎度おなじみ青春18きっぷです。それでは、学生らしい学割きっぷと18きっぷを活用した旅行のスタートです。東京駅→熱海駅初日は東海道本線を下り、三ノ宮が目的地です。何も考えず列車を乗り継いでもいいのですが、今日は少し時間に余裕があります。せっかくなので寄り道もしてみましょう。伊東線 黒船電車熱海駅に到着すると伊東線ホームに、見慣れない列車がいました。この車両は伊豆急行で運転されている黒船電車で、今日は普通列車として運転されているようです。JRの伊東線内であれば普通列車扱いのこの列車にも追加料金なしで乗車できます。せっかくなので寄り道、いけ...[続く]
四国グルメ手帖 2015春

2.【神戸そばめし】三都途中下車とジャンボフェリー

普通列車をひたすら乗り継ぎ、京都に到着しました。浜松から一度も途中下車していませんので、休憩も兼ねて一度下車します。京都駅京都駅に降り立った人々が必ず目にする、正面にそびえ立つ京都タワーを眺めます。京都駅名物(?)の0番のりばを階段から撮影します。これだけ写真を撮れれば、京都は満足です。京都駅→大阪駅次に乗車する新快速は大阪行きです。終点大阪駅に到着しました。今までじっくりと眺めたことのない大阪駅を歩いてみます。2011年にリニューアルした駅です。空間の使い方が贅沢です。フロアを上がりました。近未来都市を思わせる構造です。さらに上ると、屋上庭園に到着です。イルミネーションが輝いています。大阪駅→三ノ宮駅また新快速に乗車、一路神戸を目指しますがその前に環状線のりばで、引退までのカウントダウンが始まった201系を見ておきます。今日の最終目的地は三ノ宮ですが、その前に新長田で食事と入浴を済ませます。新快速に乗車、一度三ノ宮を通過し神戸で下車、普通に乗り換えです。新長田で神戸名物のお好み焼きとそばめしを食べ、近くの銭湯で汗を流します。今回訪れた店青森は、神戸そばめし発祥の店といわれています。三...[続く]
四国グルメ手帖 2015春

3.【讃岐うどん】特急うずしお・いしづちに乗る

ジャンボフェリーの歌で目を覚まし、まもなく高松東港一度乗船したら忘れない、そのジャンボフェリーの歌はこちらからうどん県高松東港に定刻通り到着、ここから高松駅に移動、四国の旅を開始するわけですが、この港は高松駅からはとても歩けないほど離れているため、ありがたいことに無料シャトルバスがあるためそちらに乗車します。まだ夜明け前ですが、旅人たちが高松駅前に降り立ちました。ここで今回使うメインのきっぷ「若者限定春休み四国フリーきっぷ」を購入しました。今日の目的地は松山で、松山行き特急の発車時刻まではまだ余裕があります。そこで早速ですが寄り道をすることに。高松駅→栗林公園北口駅 讃岐うどん高徳線に乗車して、下車したのが栗林公園北口駅です。線路下に稲荷神社の鳥居がある、珍しい駅です。ここ栗林公園北口駅で下車したのは、うどん県名物の朝うどんを食べるためです。早朝であれば打ちたての新鮮なうどんが食べられます。そのため早朝にもかかわらず観光客・地元住民で店はそこそこの混雑をしていました。うどん県の小規模のうどん店、製麺所にありがちなセルフ方式の店ですが、かけうどん1杯でも十分味を楽しむことができるのが本場...[続く]
四国グルメ手帖 2015春

4.伊予鉄松山市内線編 ダイヤモンドクロス・坊っちゃん列車

今朝高松を出発、特急いしづちでJR松山駅に到着しました。ここから今日1日は松山市内観光です。JR松山駅前→大手町駅前松山駅から1つ隣の電停で下車、大手町に到着です。ここ松山の大手町駅は全国的にも珍しい特徴のある駅で、それは伊予鉄の郊外電車と市内電車が平面交差する、ダイヤモンドクロスです。異なる路線が直角に平面交差すること自体珍しいのですが(通常であれば立体交差の形をとる)、それがさらに路面電車となると全国でもここだけです。しかも路面電車が電車を待つために踏切待ちをする、全国で唯一と断言できる光景がここで見られます。1点注釈を加えると、ダイヤモンドクロス自体は2015年現在、この後訪れる高知と名古屋に存在します。西堀端→南堀端大手町駅のダイヤモンドクロスを見学した後、隣の西堀端まで歩きます。その後また1区間だけ乗車、南堀端で下車した後、折り返して今度は市内線のローカル線区間でもある、松山城の西側を走る本町線に乗車します。南堀端→本町六丁目南堀端で乗客が入れ替わり、本町方面へ乗車するのは我々だけとなってしまいました。おかげでゆっくり車内の写真を撮ることができました。木の床が雰囲気を演出して...[続く]

初めてのマレーシア 2014秋

初めてのマレーシア 2014秋

1.初めての国際線

とある旅行に参加することになり、高校生にして初めての海外旅行をすることになりました。初めての海外、せっかくならハワイやフランス…といきたいところですが、貧乏学生には手が届かず…行先は東南アジアのマレーシア、クアラ・ルンプールになりました。初めてづくしの旅、スタートです。出発地は関東の空の玄関口、成田空港です。前に芝山千代田、東成田を訪問した時以来です。成田国際空港→Lapangan Terbang Antarabangsa Kuala Lumpur (NRT→KUL)クアラルンプールまではエアアジア等のLCCも就航していますが、今回は豪華に日本航空を利用します。座席はもちろんエコノミー…搭乗時恒例の手荷物検査に加え、国際線では出国審査を受けます。パスポートを忘れてしまうと、ここで引き返すことになります。搭乗するのはJL723便、成田クアラルンプール線です。空港ターミナル、搭乗口から機内へのボーディングブリッジにさしかかると、ここからはもう後戻りできないのだ、とそういった感覚に襲われました。飛行機は定刻通り離陸、一路マレーシアを目指します。高度はぐんぐんと上昇、雲の上まで届きました。機内...[続く]
初めてのマレーシア 2014秋

2.初めてのモスク

国際線で1日のほとんどを飛行機の中で過ごす初めての経験をしたその翌日、ホテルからバスに乗車しマレーシアならではの施設を見学しに行きます。今回宿泊したホテルは中心街からは離れていましたが、バス移動であればそんなことは関係ありません。マレーシア国鉄本社 (KTMB HQ)今回は鉄道は利用しませんが、マレーシア国鉄本社を眺めます。本社はクアラルンプール駅横に位置していますが、東京のターミナル駅と異なり、ターミナル駅周辺にもかかわらず高層ビルや市街地が形成されている様子はありませんでした。中心市街地にはKLセントラルからは地下鉄などの都市交通で移動することになります。建物も旧植民地時代の建物でしょうか、イスラム文化の様式も見られ、風格があります。マスジッド・ネガラ (Masjid Negara)ここはクアラルンプール最大級のモスク、つまりイスラム祈りの場です。もちろん神聖な場所であるため中の撮影は禁止、また女性は観光の際身体を覆う服装をする必要があります。クアラルンプールの中でもメジャーな観光地なため、平日にもかかわらず人が多く訪れていました。モスク自体は、マレーシアがイスラム文化圏であるため...[続く]
初めてのマレーシア 2014秋

3.初めてのKL市内散策

昨日はずっと曇り空でしたが、今日はよく晴れています。天気のよい今日はいよいよKL市内散策です。ベルジャヤタイムズスクエア (Berjaya Times Square)旅の始まりはここ、クアラルンプールの中心地に近いショッピングモール、ベルジャヤタイムズスクエアです。とはいうものの買い物はせず、すぐ近くのモノレール駅から移動を始めます。Imbi駅→Pasar Seni駅初めての海外の鉄道!自動改札も日本のものとは違いゆっくりです。これがKLモノレールです。日本と同じ左側通行です。途中のBukit Nanas駅に到着です。ここで路線を乗り換えます。連絡通路から見るクアラルンプールの町並みも、どこか日本とは違うように思えます。連絡通路を渡り、Dang Wangi駅に到着です。ここからはRapid KLと呼ばれる地下鉄のような路線に乗車します。この路線はゆりかもめのような無人運転のようで、最前の窓からはこうして前面展望を楽しむことができます。地下区間を走る列車からの風景は、まるで近未来へ旅したように一瞬思えました。地上に出ると、目の前には高層ビルが並ぶ摩天楼が姿を見せました。マレーシアは現在途...[続く]
初めてのマレーシア 2014秋

4.初めてのマラッカ

マレーシア旅行最終日、今日はクアラルンプールを離れ、マレーシアの古都であるマラッカを訪れます。ここマラッカはその昔大航海時代、香辛料貿易の中継地として、アジアとヨーロッパの人々が交流した場所でもあります。その後は一時列強の支配を受けることになる等、世界史上でも重要な役割を果たすこととなります。クアラルンプールからは高速バスで移動、数時間でマラッカに到着です。セント・フランシス・ザビエル教会 (Gereja St. Francis Xavier / Church of St. Francis Xavier)まず訪れたのはこの教会、その名にあるザビエルは日本にキリスト教を伝来させ、また種子島に鉄砲を持ち込んだ人物、そしてあの肖像画でも有名なポルトガル人です。マラッカキリスト教会 (Christ Church Melaka)赤い外観が特徴の教会です。こちらは英国国教会、つまりプロテスタントです。キリスト教の本拠地から遠く離れたここマレーシアの地でも英国国教会が街のシンボルとして鎮座しているのは、その昔ここマレーシアがかつての世界覇権国であった英国の植民地であったためです。しかしここマラッカ周...[続く]

吾妻線・八ツ場ダムと温泉駅を巡る旅 2014夏

吾妻線・八ツ場ダムと温泉駅を巡る旅 2014夏

吾妻線・八ツ場ダムと温泉駅を巡る旅

前回の北陸旅行で余った18きっぷの旅、今日は吾妻線へ向かいます。この吾妻線の途中、川原湯温泉駅は、来月には線路付け替えが決定しています。その理由は八ツ場ダム建設です。現在駅が存在し、線路が通るルートはダムが完成するとダムの底に沈むこととなりますが、路線自体を廃止するわけにはいきません。今回はその川原湯温泉駅を訪れる旅です。大宮駅→高崎駅まずは吾妻線の走る群馬県を目指します。東京から高崎へは通常高崎線、または新幹線を利用する訳ですが、いつも同じルートでは変わりばえしません。そのため今回は別ルートである八高線に乗車します。そのため大宮駅から川越線に乗車、高麗川駅までやって来ました。ここ高麗川で川越線と八高線が接続します。八高線はその名の通り八王子と高崎を結ぶ路線ですが、列車の系統は八王子~高麗川と高麗川~高崎で分割され、八王子~高麗川の列車は川越線に乗り入れる運行形態をとっています。そのため大宮駅から高麗川経由で高崎まで来ようとすると、川越と高麗川の2回乗り換えをしないといけません。また、高麗川~高崎は電化されておらず、エンジン音の響く気動車に乗車することになります。そんなに遠くには来てい...[続く]

路面電車・北陸地方鉄道の旅 2014夏

路面電車・北陸地方鉄道の旅 2014夏

1.座席夜行ムーンライトながらで目指す北陸

高校2年生の夏休み、18きっぷを使い、新幹線が開通目前に迫った北陸を訪れることにしました。北陸地方を18きっぷで旅するには、滋賀県の米原から新潟県の直江津までを結ぶ北陸本線をメインルートとして動くケースがほとんどです。しかし新幹線が開通すると、平行区間となる金沢~直江津の区間は第3セクターとしてJRから経営分離、今後18きっぷで旅をすることはできなくなります。さらに新幹線開通によって沿線の風景もきっと様変わりすること間違いありません。前々から訪れてみたかった北陸と、富山県の町おこしの中心として確固たる地位を築いた路面電車に乗車する旅です。新宿駅→小田原駅今回は旅の最初にムーンライトながらに乗車します。この列車は東京~大垣を結ぶ座席夜行列車で、以前乗車したあけぼのとは異なり寝台ではなく、夜行バスのように座席で一夜を過ごす列車です。また今回メインで活用する青春18きっぷは、JR全線普通・快速列車に乗車できますが、特急列車は利用できません。その分1日あたり2,380円という破格で旅ができます。また1日(回)あたりの有効期間は、使用期間中の任意の1日午前0時~翌日0時まで有効ですから、賢い使い...[続く]
路面電車・北陸地方鉄道の旅 2014夏

2.万葉線で巡る高岡の街

座席夜行ムーンライトながら号で小田原から大垣まで乗車、大垣から普通列車を乗り継ぎ武生、越前武生からは福井鉄道に乗車し福井駅までやって来ました。福井駅→金沢駅福井駅からJR北陸本線へ復帰、引き続き北陸の旅を再開します。今回は18きっぷでの旅のため、金沢へは普通列車に乗車します。ここ福井から金沢までの間はしばらくは引き続きJRによる運営がなされる予定ですが、北陸新幹線が金沢以南の開業となった時にはどうなるでしょうか。沿線はこのように田園風景が広がります。列車は終点の金沢へ到着しました。金沢駅 おもてなしドーム日本で最も美しい駅、そのうちの一つに東京駅や京都駅が挙げられますが、ここ金沢駅も負けてはいません。念願のおもてなしドーム写真撮影が叶いました。金沢の玄関口にはふさわしい門です。このように噴水でも私の金沢訪問を歓迎してくれています。ちょうど時間が12:34でした。今回の旅では金沢を中心的に観光することはせず、これまでの道のりをまた進み、富山へ向かいます。金沢駅→高岡駅金沢からはまた普通列車に乗車です。富山行きの列車に乗り込みましたが、下車するのは終点の富山ではなく、その1つ前の大きな街、...[続く]
路面電車・北陸地方鉄道の旅 2014夏

3.路面電車富山市内環状線・ローカル線高山本線

万葉線に乗り、高岡に戻ってきました。駅のホームで次の富山方面の列車を待っているとなんとトワイライトエクスプレス!日本最長の走るホテルで、私の憧れの列車でもあります。高岡ではそんなに停車せず、発車していきました。この列車、今度の北海道新幹線の開通により青函トンネルが通行できなくなることに従い、運行の廃止が決定しています。一度は乗ってみたかったのですが、残念ながら縁はなさそうです。いくら願っても叶わない夢です。高岡駅→富山駅次の富山行きの列車に乗車し、北陸LRTの中心地、富山市へ向かいます。短い時間でしたが、終点の富山に到着です。富山地鉄環状線 富山駅前→富山駅前富山駅に到着後、ホテルのチェックインと地鉄のフリー乗車券を購入しました。そして早速最先端の路面電車を体験してみましょう。こちらは南富山駅前行きです。乗るのはこちらではなく低床車両のLRT セントラムです。こちらが走る環状線は、その名の通り富山市内を環状運転する日本で唯一の路面電車路線です。早速乗り込み、市街地の車窓を楽しみます。先ほど乗車した万葉線とは異なり、高速で走ることはしませんが一定の需要が見込めそうな区間を走ります。途中の...[続く]
路面電車・北陸地方鉄道の旅 2014夏

4.全国的にも珍しい 富山地鉄レトロ木造駅巡り

富山駅近くのホテルで一夜を明かし、朝から富山地鉄に乗車します。電鉄富山駅→立山駅乗車するのは朝の快速急行立山行きです。急行列車とはあるものの、地鉄では特別料金なしで乗車ができます。また地方私鉄にしては珍しい種別名ではないでしょうか。眠たい目をこすりながら、列車は富山駅を出発しました。市街地を抜けてすぐにはこのように、一面の田園風景が広がります。しばらく走るとこのように渓谷を進む風景に変わります。そして立山線は常願寺川に平行して路線を延ばし、終点の立山に到着しました。ここ立山は、途中黒部を経由し長野県信濃大町までの立山黒部アルペンルートの起点の駅でもあります。全国でここだけとなったトロリーバスも見られますが、今回は時間と費用の関係でカット。ここで朝食に立山そばを食べます。その後は折り返し列車まで時間があるため、駅周辺を少し散歩してみます。こちらは立山駅から岩峅寺方面の線路を撮影した写真です。右が本線ですが、急カーブかつ急勾配の様子がここからも見てわかります。やって来た上り列車に乗車します。この車両は元京阪特急です。横江駅まずは横江駅を訪れます。木造の駅舎がよい味を出しています。ホームは1...[続く]

下町・浅草巡り 2014夏

下町・浅草巡り 2014夏

1.日本一短い鉄道と「元」成田空港駅

ある日、東京を観光することになり、特に浅草周辺の下町を巡ることとなりました。しかしその集合場所はなんと遠く離れた成田空港でした。一見すると意味不明なこの移動ですが、今後に向けての意味はあります。関東在住者が浅草に行くのに集合場所が成田空港というだけでも大変ですが、ただ空港へ行くだけではつまらないので、その近くにある生きた廃墟とでも呼ぶべき駅を訪問してきました。日暮里駅→宗吾参道駅出発はここ日暮里駅、京成本線に乗車します。乗車するのは5時49分発の成田空港行き、なんと普通列車です。日暮里から成田空港までのアクセスは特急が主流ですが、始発列車の時間帯のためそんな列車はまだ走っていなく…延々と各駅に停まる列車を使うしか手段はありません。乗車する成田空港行きがやって来ました。普通列車で成田空港へ行くととなったのも、空港での集合時間前に今回の寄り道をしておきたかったからです。荒川を渡ります。奥には東武線・JR線の橋が見えます。正確な一は忘れてしまいましたが、途中風車が車窓に見えました。日暮里から乗車した列車は成田空港行き、これから向かう場所も成田空港ですが、一旦ここ宗吾参道で列車を乗り換えます。...[続く]
下町・浅草巡り 2014夏

2.東京一の観光地・浅草寺をゆったり散策

朝9時に成田空港に集合、浅草観光のためすぐ都内に折り返します。成田空港駅→押上駅朝は日暮里から東成田まで京成本線経由の普通列車で行きました。そんなに時間がかかるのは勘弁…ということで、スカイアクセス線のアクセス特急利用で戻ります。これで運賃は200円しか変わらないのですから、躊躇することなく所要時間の短い路線を選びます。アクセス特急はその名の通り、大きな荷物を持った空港利用者で混んでいましたが、途中停車駅の千葉ニュータウン等に在住する方々の日常の足としても広く使われているようです。東京スカイツリー押上駅で下車、地上に上がると、世界一高い自立式電波塔のスカイツリーがお目見えです。完成したのは2012年、現代の建築技術が結集されたに違いありません。しかも建築主は民間企業の東武鉄道であることもまた驚きです。このように近くからカメラで全体像を写すには多少離れた位置に移動しなければいけません。今日のメインは浅草です。せっかくの良い天気ですが、タワーに上がることはせずに1駅移動します。伝法院通東武浅草駅から降り、浅草寺方面へ向かう道は複数ありますが、一番賑わいと雰囲気のあるのがこの伝法院通でしょう...[続く]
下町・浅草巡り 2014夏

3.水上バスで隅田川下り

浅草を改めて満喫した最後に、いつもとは違うルートで後にします。それは東京都観光汽船により運航されている東京クルーズです。こちらを利用して隅田川を下り、日の出桟橋まで行きます。浅草・吾妻橋最後に浅草らしい定番のフォトスポットから撮影です。左から墨田区役所・東京スカイツリー・アサヒグループ本社ビル・ビールの泡です。乗船する場所は隅田川に架かる吾妻橋からです。普段は足で踏み入れることのできない川の中心、水の上から見る風景はどのように広がるのでしょうか。現在地は赤い吾妻橋、奥に見える青い橋が駒形橋、その奥の緑の橋が厩橋、黃の橋が蔵前橋と隅田川に架かる色とりどりの橋を一気に眺めることができるのも、水上バスならではです。それでは,出発!水上バス「東京クルーズ」の旅船は発着場からまっすぐ川を下るのではなく、一度言問橋上流まで上り大きくUターンして出発していきました。まずは桜橋を撮影します。東京でここまで空が広いのは隅田川くらいでしょうか。言問橋下を通過(写真なし)乗船位置の吾妻橋よりも1つ上流にある、東武本線の橋梁です。最初に乗船した吾妻橋の下を渡ります。駒形橋です。厩橋です。蔵前橋です。一部改修工...[続く]

みちのく小旅行 2014春

みちのく小旅行 2014春

1.常磐路を下り 仙台へ

時は2014年3月、ある寝台特急の廃止が近づいていました。その列車の名前は「あけぼの」。東京は上野から高崎・長岡を経由、そのまま日本海沿いを青森まで毎日運転される寝台特急です。対東京東北の寝台特急は、他には「北斗星」「カシオペア」のJR東日本の看板ともいえる豪華列車が他にも運転されていますが、昔ながらの風格を残す、庶民が一般利用する目的の寝台特急はこの「あけぼの」を残すのみとなってしまいました。今回の旅の動機は単純明快、「あけぼのに乗りたい」ただそれだけです。そんな思いを心に持ちながら、ひたすら最後に乗れるチャンスはないかどうか探ってみました。ある日のこと、するとなんと!3月4日の上り寝台に空席があるではありませんか!幸運なことにその日は高校は休み、これは行かない手はありません。空席を確認したその日にみどりの窓口に駆け込み、寝台券を確保しました。あの「あけぼの」に乗れる、心躍る思いで過ごしながら、旅の出発その日になりました。上野駅→水戸駅上野駅から、まずは常磐線に乗り出発です。この先水戸方面まで乗車するのも初めてであり、前回の夏の旅行とはまた違うルートで東北方面を目指してみましょう。列...[続く]
みちのく小旅行 2014春

2.仙台観光 仙台城と利府支線

普通列車で仙台に到着、今日はもう残る時間は観光に使います。仙台は去年も訪れてはいるものの、ゆっくりと観光はできずにほぼ通過してしまったので、今回その分じっくり各所を訪れます。仙台駅から路線バスに乗りまずやって来たのは、こちら。仙台城跡青葉城跡です。ここにはあの仙台といえばまず挙がる、伊達政宗公像、そして仙台市街地を一望できる展望台もあります。残念ながら天守は現存しないため、往年の青葉城の様子を体感することは叶いません。それではまず市内一望から建設中のビルもいくつか見え、仙台が現在も発展を続ける都市だということがわかります。ふと景色を眺めてみると??巨大な大仏のようなものが…なんだこれは…不思議なものを発見してしまいました。後になって調べてみると、これは仙台大観音であることがわかりました。これは事前に知っておけばよかった!知っていたのなら、近くまで行って見上げることもした(かも)。気を取り直して、仙台といえば…そう、かつての仙台藩領主である伊達政宗です。独眼流ともして知られている彼の名は、日本人なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。私は彼の歴史について語れることは少ないですが、こう...[続く]
みちのく小旅行 2014春

3.二つのルートで行く松島観光

ゲストハウスで一夜を過ごし、朝から仙石線に乗車して松島方面へ進みます。苦竹駅→高城町駅列車は高城町に到着です。仙石線はその名前の通り、この先石巻まで路線は延びています。しかし先の震災の影響で、現在もなおこの先は不通区間となっております。駅名標もこのように簡易的に補修されているだけであり、早く次の駅の案内が再開してほしいものです。線路はこの先まで続いていますが、そこへ向かう列車はありません。列車で1駅乗り折り返し、松島海岸駅松島観光の起点である松島海岸駅に到着です。駅舎も趣のある装いです。この駅は東北の駅百選のうちの1つです。松島海岸 旅の始まりにはふさわしい駅です。日本三景 松島海岸沿いは公園として整備され、観光のルートには最適です。駅から少し歩くと、松島の島々がお出迎えです。島巡りの観光船が発着する桟橋もすぐ近くです。このフェリーに乗ると1時間程度で松島の島々を眺めることができ、陸からは望めない景色も楽しめます。ただ今回は時間の関係上乗ることはしません。こちらは観瀾亭で、お茶屋です。外から建物を眺めるだけでも雰囲気を感じられ満足です。隣には波の浸食で変形した岩も。自然の力とはなんと強...[続く]
みちのく小旅行 2014春

4.再びの仙台市内巡り 大崎八幡宮

東北本線に乗って、仙台駅へと戻ってきました。仙台市営地下鉄東西線前の日訪れた時は気づきませんでしたが、駅前では仙台市営地下鉄東西線の工事が進められていました。開通が楽しみです。仙台駅からまたバスに乗車、昨日は仙台城にしか行けませんでしたので、他に気になる観光地を回ります。大崎八幡宮仙台駅からバスに揺られること十余分、大崎八幡宮に到着です。バス停を降りたすぐ隣にあるのが一の鳥居です。ここ大崎八幡宮は仙台でも由緒ある神宮であり、参道も立派に直線状に続いています。一の鳥居をくぐってまっすぐ進むとこちらが二の鳥居です。ここより先は石段が待ち構えます。またこの石段は大石段としても有名だそうです。二の鳥居すぐの大石段です。お年寄りにはつらそうな参道です。石段を登った先に見えるのが次の鳥居、三の鳥居です。ここまで登ると本殿もすぐそば…ではなく、長い道が続きます。参道をひたすら歩き続け、最後の門をくぐると本殿に到着です!短いようで長い参道です。これだけ長いと十分な威厳が感じられるものです。ここでお参りをし、今まで歩いてきた参道を戻り、バスに乗り市街地を散策します。乗車するのはこちらの変わった外観をして...[続く]

近畿三都ものがたり 2014冬

近畿三都ものがたり 2014冬

1.3列夜行バス 京阪神ドリームさいたま号に乗る

夏休みは北へ行った。冬休みはどこへ行こうか。せっかくなら違う方向、西に行ってみようか。年明けだから初詣もかねて、神社仏閣の多い地域は…夜の所沢駅年が明け、会社や学校が始まってすぐの3連休、また旅に出ます。土曜の夜からスタートです。旅の出発点はここ、所沢です。夜のスタートということで目的地までは夜行バスで行く訳ですが、その出発点となります。東阪間を結ぶ夜行バスは数多く設定されているのですが、学割があることや自宅の場所などを検討し最終的にバスの乗車場所として選びました。所沢は駅舎がリニューアルされ、開放感あふれる駅に生まれ変わっていました。今回乗車するバスの京阪神ドリームさいたま号の乗車口は東口にあるので移動します、がその前に今回の旅行で主に使うスルッとKANSAI 2dayチケットを購入する必要があります。このきっぷは有効エリア内では買うことができず、エリア外の事前販売のみです。バスに乗ってしまうと京都まで途中降りて買うことはできませんので、ここ所沢のコンビニで支払いまで済ませておきましょう。京阪神ドリームさいたま号 所沢駅→京都駅バスがやってきました。乗務員さんが降りて預け荷物をトラン...[続く]
近畿三都ものがたり 2014冬

2.駆け足で巡る京都観光 伏見稲荷・南禅寺編

前日夜に夜行バスで関東を出発し、早朝の京都駅に到着しました。朝食をとり、早速観光開始です。七条駅→伏見稲荷駅七条駅からは京阪電車に乗ります。京阪電車は京都市内は現在地下路線となっています。東京や大阪といった大都市の地下鉄はたいてい地上の出口から長い階段を降り、複雑なコンコースを通りさらにエスカレーターで降り深い位置にあるホームに至るケースが多いですが、ここ七条駅の場合は単純明快、階段を降りたらすぐ改札、ホームです。なんと便利な構造なのでしょう。やってきた準急列車に乗り、伏見稲荷駅を目指します。伏見稲荷駅は伏見稲荷大社を意識した色使いの駅で、見ていて非常に美しいです。駅舎もまるで神社の一部のようです。早朝の伏見稲荷大社参拝伏見稲荷駅から降りて道をまっすぐ進みます。参道の途中では屋台がずらりと並んでいますが、朝早いためどこも準備中でした。伏見稲荷大社本殿です。正月らしく賀正の旗が誇らしげに掲げられています。神社の本体はこちらですが、伏見稲荷といえば有名な千本鳥居!早速行きましょう。この道一本に規則正しく並ぶ鳥居、圧巻です。画面越しでも神秘的な雰囲気が伝わってきます。途中、このように分岐の道...[続く]
近畿三都ものがたり 2014冬

3.駆け足で巡る京都観光 石清水八幡宮編

京阪電車で伏見稲荷、南禅寺を観光し、次に向かうは八幡市です。蹴上駅→八幡市駅蹴上から地下鉄に乗り、三条で京阪電車に乗り換えです。三条からは特急に乗車します。今回は中書島までの乗車ということ、混んでいたためダブルデッカーには乗車しませんでした。中書島に到着です。ここ伏見は坂本龍馬や日本酒でも有名な土地です。今回は時間の都合上残念ながら下車はせず、接続の普通に乗り換え先を急ぎます。京阪電車の車内には成田山新勝寺のお守りが飾られています。成田といえば成田空港、千葉県に存在する寺院ですが、ここ遠く離れた京阪の沿線、寝屋川市にもその別院(成田山不動尊)が存在します。この成田山不動尊は日本で初めて交通安全の専用祈願所を設けられたそうで、京阪も沿線の交通輸送が安全に行われることを祈願しているそうです。その歴史を受け継いで現在も京阪電車の車内に飾られているとのことです。八幡市にて下車します。男山ケーブル駅舎はシンプルでコンパクトです。この駅舎のすぐ脇に男山ケーブルの駅があります。こちらも今回の2dayパスで乗ることができます。年始であることもあり車内は非常に混雑していましたがなんとか着席、男山山上に到...[続く]
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4.新幹線0系と太陽の塔 モノレールで行く公園巡り

京阪電車に乗り門真市に到着、ここからは大阪モノレールに乗り換えです。門真市駅→摂津駅この大阪モノレールは門真市から大阪空港までを結ぶ、日本で一番長いモノレール線だそうです。モノレールは普通の鉄道よりも建設に用地が少なく、また建設費も高めのため、行政の都市計画と一体で整備されることが多いようです。車内もこのように遠くまで見渡せる作りとなっています。途中車窓を眺めていると…鳥飼車両基地・新幹線公園一面にこちらを向いて並んでいる新幹線!そう、大阪モノレールの摂津~南摂津ではJR東海の鳥飼車両基地があり、時間帯によってはこのように所狭しと並んでいる姿が見られます。また、車庫のすぐ隣には初代新幹線0系が保存されている新幹線公園もあります。せっかくですのでモノレールを下車、じっくり見てみましょう。モノレール摂津駅にて下車、線路沿いを歩くこと約15分…到着!初代新幹線0系です!現代の新幹線とは全く異なるデザインです。そしてこの新幹線公園、曜日と時間帯によっては自由に中に入ることができます。車内に入りました。大きな窓、ゆったりとした座席、どれも今では味わえないものです。客室だけではなく、この車両は運転...[続く]

普通列車で行く函館 2013夏

普通列車で行く函館 2013夏

1.上越国境のトンネル駅に降り立つ

春から無事に高校に進学、新生活に慣れた頃、初めてやってくる夏休み。中学生のときより予算、行動の自由が増えたこともあり、早速旅に出ることにしました。行先はどうしよう。せっかく高校生になったのだから、初めて行く場所がいい。そうだ、北海道まで行ってみよう。と考えたったのが今回の旅の始まりでした。少しは行動の幅が広がったとはいえ、相変わらずできることや予算には限りがあります。今回利用するのは北海道&東日本パスで、JR東日本・JR北海道の全線の普通列車が乗り放題となる大変お得なきっぷです。しかも有効期間は7日間、北海道まで行って帰ってくるには十分な期間です。同様に普通列車乗り放題の有名なきっぷとしては青春18きっぷがありますが、大きく異なる点は有効期間と、北海道&東日本パスでは元JR東日本の路線である青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道と北越急行に乗車できることです。東京と北海道方面のメインルートである東北本線は途中の盛岡までで、その先青森までは青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道と管轄が異なります。そのため、今回は青春18きっぷではなく旅をする上で支障の少ない北海道&東日本パスを選んだのです。きっぷ一...[続く]
普通列車で行く函館 2013夏

2.ほくほく線で現代アートを楽しむ

越後湯沢で駅そばを食べ、午後も旅は続きます。越後湯沢駅→六日町駅 ここから乗るのは引き続き上越線、ではなくほくほく線です。今回使っている北海道&東日本パスはなんとJRだけではなく一部第三セクターにも乗車できます。とはいいつつ、途中の六日町まではJRの車両に乗ることになりました。この六日町から第三セクター、ほくほく線に乗り換えます。ほくほく線といえば北陸方面と越後湯沢を結ぶ特急はくたかで有名です。この特急が存在することにより、東京~北陸のメインルートとしてこの路線が機能しています。ただ、今後の北陸新幹線開業による影響がどうなるか…ほくほく線は本来、旧国鉄の路線として開業するはずでした。ただ国鉄末期の財政難によって建設が中断、そのまま分割民営化を迎えました。そして赤字ロカール線として誕生する運命となることが予想されました。しかし幸運にも長大トンネルが高速運転に対応できることが判明、高架線も新幹線と同等の設備で整備することで特急の高速運転に対応、結果として現在のはくたかの運転経路となりました。六日町駅→まつだい駅今回はフリーきっぷの都合ではくたかには乗車できませんが、せっかくなので途中下車の...[続く]
普通列車で行く函館 2013夏

3.乗り得列車で新潟横断

ほくほく線に乗り直江津に到着しました。ここで次は柏崎方面の列車に乗り換え…はせずに、寄り道をします。直江津駅→脇野田駅これまでの駅とは違い、脇野田駅はあまり耳にしたことのない方も多いと思います。ここ脇野田駅は近い将来脇野田駅ではなくなります。この一文だけでは理解が難しいと思われますが、端的に事実をお伝えすると、北陸新幹線が開業すると名前が上越妙高駅と変更される予定です。上越妙高駅=脇野田駅こちらが現在建設中の新幹線駅です。手前の盛土の土地が将来ロータリーになるのでしょうか。一方、現役の信越線の駅舎はかなり古いようです。新幹線が開通すると駅自体が新幹線の駅に寄せられ、部分的に廃線となってしまうようです。それだけでなく、脇野田駅のある信越線(長野~直江津)は北陸新幹線の開業後、平行在来線としてJRから経営分離される予定となります。そのため全国区のフリーきっぷをしての旅行はしづらくなりますが、地域密着型の鉄道として地元利用者に愛される運営がなされることを願います。私個人的には味のあって好みな駅舎です。脇野田駅→新潟駅 快速くびき野脇野田からは一気に新潟へ!乗る列車は快速くびき野です。この列車...[続く]
普通列車で行く函館 2013夏

4.新日本海フェリーで過ごす豪華な一夜

新潟に到着したときは既に日が暮れてしまっていましたが、まだこの日の旅は終わりません。今晩は新潟には泊まらず、夜行フェリーで移動します。新潟駅→新潟フェリーターミナル簡単に夕食を済ませ、新潟駅万代口の特徴的なバスターミナルに驚きつつ、バスでフェリーターミナルへ移動します。バスに乗車中、実は怪しい男たちに話しかけられるハプニングが発生!一瞬心身の安全が脅かされました。結局は何事もなく無事にフェリーターミナルへ到着したわけではありますが…今日乗船するのは秋田・苫小牧行きです。今回の旅の最終目的地は北海道ですが、一気に苫小牧までは乗らず、途中の秋田で下船します。旅客待合ターミナルで、乗船までまだかまだかと胸を高鳴らせながら、飲み物の調達などをします。そしていよいよ乗船開始のアナウンスが響きます。新日本海フェリーあざれあ長距離フェリーに乗ると「旅」をしている気分になります。もう夜で乗船したらすぐに眠りたい時間ではありますが、鼓動は高まるばかりです。今回乗るフェリーの愛称はあざれあ。短い時間ではありますが、よろしくお願いします。豪華客船などほど遠い貧乏学生、寝台も下位ランクです。(正確な記憶は曖昧...[続く]