鉄道の旅

列車の旅

【鉄路の青き異形】南海特急ラピートβでゆく関空への旅。道頓堀の熱気と近未来の風

本ページはプロモーションが含まれています取材:2014年1月鉄の街から海上の空へ。冬の大阪を走り抜ける,紺碧の弾丸冬の凍てつく風が,地下から這い上がる人の熱気と混ざり合う。2014年1月。大阪市営地下鉄御堂筋線のなんば駅に降り立った私は,吐き出す乗客の波に押されるようにして地上へと向かった。冬休みの旅を満喫している高校生の私は,大阪という巨大な都市の心臓部に足を踏み入れた高揚感に包まれていた。これから目指すのは,日本の美意識と近未来のデザインが融合した「南海電鉄の至宝」である。しかしその前に,まずは大阪の生命力が最も色濃く漂う,あの川沿いの盛り場へと歩みを進めることにした。御堂筋を北へ進み,戎橋(えびすばし)の上へ立つ。眼前に広がったのは、お馴染みの巨大なランナーの看板や,せわしなく明滅するネオンサイン,そして独特の調子で飛び交う関西弁の嵐。ここが「道頓堀」である。道頓堀の歴史は,江戸時代初期の慶長20年(1615年),安井道頓(やすいどうとん)らが私財を投じて開削した運河に始まる。かつては芝居小屋が立ち並び,天下の台所と呼ばれた大阪の食文化と娯楽の中心地として栄えてきた。冬の昼下がり...[続く]
列車の旅

【阪急今津線】マルーン色の電車に揺られて。映画『阪急電車』の舞台と,片道15分の小旅行

本ページはプロモーションが含まれています取材:2014年1月マルーン色の車両が運ぶ奇跡。映画『阪急電車』の舞台,今津線を往く冬の午後冬の柔らかな陽光が,マルーン色の車体に反射して美しくきらめいている。2014年1月。映画『阪急電車 片道15分の奇跡』の公開から3年近くが経とうとする冬下がり,私は阪急今津線の始発駅である宝塚駅のホームに立っていた。旅の自由を噛み締めている高校生の私を待っていたのは,マルーン色に気高く輝くお馴染みの車両である。映画の中で数々の温かい奇跡を生み出したあの路線を,自ら旅しファインダー越しにその息吹を感じてみたい。そんな淡い期待を胸に,昼下がりの穏やかな光の中,列車はゆっくりと動き出した。阪急今津線(北線)は,宝塚駅から西宮北口駅までの7.7キロメートルをわずか14分ほどで結ぶ,阪急電車の重要な支線である。大正10年(1921年)に西宝線として開業して以来,阪神間のベッドタウンを繋ぐ生活の足として愛され続けてきた。映画の原作となった有川浩の小説,そして映画そのものが描いたのは,この短い路線を行き交う人々の,ささやかで,けれど人生を少しだけ変えるような心の交流であ...[続く]
列車の旅

【阪急今津線】マルーン色の電車に揺られて。映画『阪急電車』の舞台と,片道15分の小旅行

本ページはプロモーションが含まれています取材:2014年1月マルーン色の車両が運ぶ奇跡。映画『阪急電車』の舞台,今津線を往く冬の午後冬の柔らかな陽光が,マルーン色の車体に反射して美しくきらめいている。2014年1月。映画『阪急電車 片道15分の奇跡』の公開から3年近くが経とうとする冬下がり,私は阪急今津線の始発駅である宝塚駅のホームに立っていた。旅の自由を噛み締めている高校生の私を待っていたのは,マルーン色に気高く輝くお馴染みの車両である。映画の中で数々の温かい奇跡を生み出したあの路線を,自ら旅しファインダー越しにその息吹を感じてみたい。そんな淡い期待を胸に,昼下がりの穏やかな光の中,列車はゆっくりと動き出した。阪急今津線(北線)は,宝塚駅から西宮北口駅までの7.7キロメートルをわずか14分ほどで結ぶ,阪急電車の重要な支線である。大正10年(1921年)に西宝線として開業して以来,阪神間のベッドタウンを繋ぐ生活の足として愛され続けてきた。映画の原作となった有川浩の小説,そして映画そのものが描いたのは,この短い路線を行き交う人々の,ささやかで,けれど人生を少しだけ変えるような心の交流であ...[続く]
列車の旅

【時をかける黄金の列車】「ジパング平泉2号」で行く,奥州平泉ノスタルジー紀行

本ページはプロモーションが含まれています取材:2013年7月序:日常を脱ぎ捨て,黄金の郷へ2013年7月。私は盛岡駅のホームに立っていた。ポケットのスマートフォンが,現代という日常の重みをちっぽけに主張している。しかし,今日私が向かうのは,ここからおよそ1000年も前の過去――奥州藤原氏が築き上げた,みちのくのユートピア,平泉である。日常の喧騒を切り裂くようにしてホームに入線してきたのは,漆黒の車体に金色のラインをまとった,どこか厳かな列車であった。JR東日本が誇る観光快速「ジパング平泉2号」。その名の通り,かつてマルコ・ポーロが東方見聞録で記した「黄金の国・ジパング」をコンセプトに,2012年のいわてデスティネーションキャンペーンに合わせてデビューしたばかりの485系リゾート列車である。若者にとって,列車の旅とは単なる移動手段に過ぎないことが多い。しかし,この「ジパング」は違った。一歩足を踏み入れた瞬間,そこはすでに平泉の序章として完成されていたのである。承:黒と金の動く城――ジパング平泉2号の衝撃乗車してまず驚かされるのは,1号車と4号車に設けられた展望車,そしてそこに並ぶ大画面の...[続く]
列車の旅

海の鳴る駅へ。廃線前夜の江差線をゆく,往復160キロの叙情旅【2013年7月・完全乗車記】

本ページはプロモーションが含まれています取材:2013年7月2013年の夏。高校生だった私は,1枚の切符を握りしめて函館駅のホームに立っていた。目的はひとつ。翌年春に部分廃線が決定していた,JR江差線(木古内〜江差間)の終点を見届けることである。鉄道ファンでなくとも,「廃線」という言葉には,どこか胸を締め付ける響きがある。歴史の荒波と過疎化の波に抗えず,やがて地図から消え去る鉄路。その最期の輝きをこの目に焼き付けたいという衝動は,多感な時期の私を北の大地へと駆り立てるに十分であった。旅情を誘うディーゼル音,車窓を濡らす海霧,そして終着駅に漂う静寂。13年7月のあの日,私が駆け抜けた江差線往復の旅路を,当時の空気感そのままに振り返りたい。函館駅から出発:日常から非日常への境界線お昼過ぎの函館駅は,観光客と地元客が入り混じり,独特の活気に満ちていた。しかし,私が乗り込んだ江差線直通の1両編成のキハ40形気動車(ディーゼルカー)の車内には,どこか寂しげな空気が流れていた。名残を惜しむように車窓を見つめる旅人たちもいれば,いつものように「日常」を過ごす人々もいる。定刻になり,列車はゆっくりと動...[続く]
タワー・展望台

【函館観光ルート】市電ガタゴト一人旅。朝市から五稜郭タワー,気品漂う旧函館区公会堂まで

本ページはプロモーションが含まれています取材:2013年7月北の鉄路ときしむ風。路面電車で往く,歴史と異国情緒の小旅行北の大地を包み込む雲は,どこまでも低く,そして重い。太平洋からの湿った風が津軽海峡を渡り,函館の街に灰色のヴェールをかけていた。2013年7月。私はこの歴史ある港町に立っていた。どこか愁いを帯びた曇天の空模様こそが,幕末から明治への激動を生き抜いた函館の記憶を呼び覚ます,最高の舞台装置であるかのように思えた。海峡の恵みと,目覚めぬ朝の活気旅の始まりは,五感を揺さぶる磯の香りと威勢のいい掛け声からだった。函館駅にほど近い「函館朝市」は,早朝から多くの観光客と地元の人々で賑わいを見せている。水槽の中で蠢く活イカ、山積みにされた毛蟹、網の上で弾けるホタテの香ばしい匂い。まだ幾分眠気の残る身体を引きずりながら,私は市場の一角にある食堂の暖簾をくぐった。注文したのは,小ぶりながらも艶やかに輝くイクラと,叩き立てのイカが載った丼である。2013年当時の函館周辺海域は,津軽海峡の複雑な潮流が育む絶好の漁場として知られ,とりわけ夏のマイカ(スルメイカ)は格別の味わいを誇っていた。口に運...[続く]
列車の旅

【時をかける黄金の列車】「ジパング平泉2号」で行く,奥州平泉ノスタルジー紀行

本ページはプロモーションが含まれています取材:2013年7月序:日常を脱ぎ捨て,黄金の郷へ2013年7月。私は盛岡駅のホームに立っていた。ポケットのスマートフォンが,現代という日常の重みをちっぽけに主張している。しかし,今日私が向かうのは,ここからおよそ1000年も前の過去――奥州藤原氏が築き上げた,みちのくのユートピア,平泉である。日常の喧騒を切り裂くようにしてホームに入線してきたのは,漆黒の車体に金色のラインをまとった,どこか厳かな列車であった。JR東日本が誇る観光快速「ジパング平泉2号」。その名の通り,かつてマルコ・ポーロが東方見聞録で記した「黄金の国・ジパング」をコンセプトに,2012年のいわてデスティネーションキャンペーンに合わせてデビューしたばかりの485系リゾート列車である。若者にとって,列車の旅とは単なる移動手段に過ぎないことが多い。しかし,この「ジパング」は違った。一歩足を踏み入れた瞬間,そこはすでに平泉の序章として完成されていたのである。承:黒と金の動く城――ジパング平泉2号の衝撃乗車してまず驚かされるのは,1号車と4号車に設けられた展望車,そしてそこに並ぶ大画面の...[続く]
列車の旅

【485系白鳥】津軽海峡を越える。青函トンネルに消えた,北東の鉄路の記憶

本ページはプロモーションが含まれています取材:2013年7月2013年7月。高校生だった私は,まとまった夏休みを利用して,1枚の切符を握りしめていた。目的地は北海道。しかし,今や誰もが選ぶであろう北海道新幹線は,この時まだ影も形もない。あったのは,青森と函館を結ぶ「特急白鳥」,そして青森と札幌を夜通し走る「急行はまなす」が最後の輝きを放っていた時代である。今回乗車したのは、国鉄時代からの伝統を色濃く残す485系3000番台・特急「白鳥23号」である。新幹線開業を数年後に控え,青函の鉄路が激変しようとしていたあの夏。本州の果てから海の向こうへと渡った,ある日の旅路をここに書き残しておきたい。本州の終着駅,青森駅の哀愁13時過ぎ。リゾートしらかみを降り,青森駅のホームに立つと,潮の香りが微かに鼻腔をくすぐった。かつて青函連絡船が就航していた時代,この駅は本州の文字通りの「終着駅」であり,北海道への「玄関口」であった。連絡船が廃止されて四半世紀が経った2013年現在でも,長く伸びたホームや,跨線橋の古びたコンクリートには、かつて数多の旅人が行き交った時代の哀愁がべっとりと張り付いている。不意...[続く]
列車の旅

【リゾートしらかみ】五能線の風に吹かれて。青と緑の幻想紀行

本ページはプロモーションが含まれています取材:2013年7月フェリーで秋田に到着,その続きのお話。緑の列車が運ぶ,夏の予感次に目指すのは,鉄道ファンの間で「一度は乗るべき路線」として必ず名が挙がる五能線。そして私を待っていたのは、橅(ぶな)の木々を思わせる鮮やかな緑色をまとった「リゾートしらかみ1号」である。2013年現在,この「橅編成」はリゾートしらかみの運行開始当初からの歴史を背負う,どこかノスタルジックな気品を漂わせた車両だ。キハ48形気動車を改造したその車体に一歩足を踏み入れると,大きな窓から差し込む夏の光が,旅の始まりを雄弁に告げていた。午前8時20分,列車は静かに秋田駅を滑り出した。能代駅の挑戦:ホームに響く歓声とバスケの街列車は奥羽本線を北上し,東能代駅からいよいよ五能線へと入る。最初のハイライトは,すぐに訪れた。バスケの街として全国にその名を知られる能代市の中心駅,能代駅である。ここでは「リゾートしらかみ1号」の乗客のために,10分間の停車時間が設けられている。ホームに降り立つと,そこには本物のバスケットゴールが設置されていた。「シュートが決まれば,記念品を差し上げます...[続く]
駅巡り

【駅旅】消えゆく地上駅・脇野田。北陸新幹線開業前夜,変わりゆく信越本線の記憶を歩く

本ページはプロモーションが含まれています取材:2013年7月2015年春の足音と、消えゆく「日常」2013年 7月。夏の瑞々しい青葉が,どこか湿気を含んだ風に揺れている。いま,鉄道ファンの熱い視線が注がれている場所がある。2015年春に開業を控えた北陸新幹線(長野〜金沢間)の沿線だ。新しい時代の幕開けは,同時に,古き良き景色の終焉を意味する。新幹線がもたらす「速さ」と引き換えに,私たちは何を失ってしまうのだろう。そんな感傷に背中を押され,私は列車に乗り込んだ。目指すは,信越本線の小さな木造駅舎――「脇野田(わきのだ)駅」。新幹線「上越妙高駅」の建設に伴い,ルートごと移設され,その姿を消すことが決まっている駅だ。直江津から普通列車に揺られ,最後は今や貴重となった国鉄型特急車両で走る「快速くびき野」で新潟へ。変わりゆく新潟の鉄路の「今」を焼き付ける,短い旅の記録をお届けする。直江津駅から始まる旅。交差する過去と未来旅の始まりは,かつて日本海側の交通の要衝として栄えた直江津(なおえつ)駅。信越本線と北陸本線が交わるこの巨大なターミナル駅も,新幹線が開業すれば,並行在来線としてJRから第三セク...[続く]
列車の旅

【鈍行の奇跡】超特急が駆ける鉄路を,あえて普通列車でゆく。ほくほく線で出会った里山とアートの記憶

本ページはプロモーションが含まれています取材:2013年7月韋駄天たちの高架線を,揺られながらゆく。小雨の魚沼盆地に響く,1両編成の鼓動夏の雨は,すべてを濃い緑へと変えていく。2013年7月。小雨がアスファルトを静かに濡らす昼下がり,私はJR上越線の新幹線停車駅,越後湯沢駅を訪れていた。夏休みの旅に出た高校生の私は,ある「特別なローカル線」へ乗車するためにこの地を訪れた。目指すは,北越急行ほくほく線。首都圏と北陸地方を最短距離で結ぶため,平成9年(1997年)に開業した高規格地方鉄道である。当時のほくほく線といえば,JR西日本の特急「はくたか」が最高時速160キロメートルという,在来線国内最高速度で駆け抜ける大動脈としてその名を轟かせていた。新幹線並みの高架線と一直線のトンネル群。そんな韋駄天たちが主役の鉄路を,あえて2両や1両編成の「普通列車」でのんびりと旅する。それこそが,効率と速さを求める現代において,贅沢で少しばかりへそ曲がりな,高校生の私なりの冒険であった。乗車した115系の普通列車は,越後湯沢駅を滑らかに発車した。上越線の線路をしばらく進み,やがて列車は,ほくほく線の実質的...[続く]
駅巡り

【日本一のモグラ駅 土合駅】静寂と異世界情緒をめぐる旅

本ページはプロモーションが含まれています取材:2013年7月「本当に、この下に駅があるの?」高校1年生の夏休み。とある友人に旅に出ようと勧められるがままに,群馬県の水上駅から下り列車に乗り込んだ私たちを待っていたのは,想像を絶する「日常の終わり」だった。今回は北海道&東日本パスを利用,「日本一のモグラ駅」として名高いJR上越線・土合(どあい)駅の訪問記をお届けする。ネットの噂や写真だけでは決して伝わらない,あの地下深くの静寂と,這い上がる者だけが味わえる達成感。16歳の夏の記憶を,そのままここに書き残したい。旅の始まり:水上発,深い緑の奥へ2013年7月。梅雨が明けたばかりにもかかわらず,どこか晴れない関東地方は、うだるような暑さに包まれていた。高崎駅から115系電車に揺られて1時間,乗換駅である水上駅に到着する。ここから先,新潟方面へと向かう普通列車は,1日にわずか5往復(※定期列車)しか存在しない。まさに秘境の入り口だ。水上駅のホームに滑り込んできた3両編成の115系。モーターの重々しい唸り声を上げながら,列車は利根川の上流に沿って山を登っていく。車窓を流れる湯桧曽(ゆびそ)の山々...[続く]
路面電車

9.直江津→東京 普通列車の旅

糸魚川方面から北陸本線に乗って直江津に到着しました。ここからはJR東日本になり、長野方面に向かいます。直江津駅→長野駅直江津からはJR東日本、会社が変わり乗車する車両も変化します。これから乗車する信越本線長野~直江津の区間は、北陸新幹線の開通によってJRから経営分離、軽井沢~篠ノ井を運営するしなの鉄道に移管されます。この区間は去年の旅でも訪れました。従って、今後青春18きっぷで乗車することも叶わなくなり、私がこうしてJRのうちに訪れるのも最後になるかもしれません。列車は定刻通り直江津を発車、上越地方の中心地高田方面へ向かい走り出します。途中停車した特徴のある駅がこちらです。一見すると何の変哲もありませんが、この先に線路は続いていません。これがスイッチバックを有する二本木駅です。この駅では列車の交換もありました。反対方向へ走る普通妙高号です。今回の旅で訪れたスイッチバック駅はこれで2駅目です。ホームの反対側に停車しているのは特急型車両、国鉄色です。列車は交換後に発車、長野方面への旅を続けます。終点長野に到着です。長野駅→松本駅長野駅は明るく開放的な造りです。ふとコンコースの案内板に目をや...[続く]
路面電車

8.トンネル駅 筒石駅とジオパーク巡り

富山駅→筒石駅富山駅からは北陸本線に乗車、直江津方面へ移動します。これで富山とはお別れです。昨日地鉄から眺めた車窓の、ミラージュランドを今日はJRから眺めました。地鉄からの車窓はこちらで記事にしています。富山地鉄の西魚津駅をJRから眺めました。線形も速度もJRの方が上で長距離輸送にはJRの方が向いていますが、近い距離に駅が配置され、県内に路線網を築いている地鉄とでうまく棲み分けをしているように思えます。列車は親不知付近を走行しています。ここ親不知は日本海にそびえる断崖絶壁地帯で、交通の難所でもありました。それが土木技術の進展により、海上に道路が建設されること、鉄道の長大トンネルで現在のように安全に通行ができるようになりました。糸魚川付近では建設中の北陸新幹線の高架も!ここを18きっぷで旅ができるのも、新幹線開通までの限られた期間になりました。糸魚川を過ぎ、列車は長いトンネルに入り…筒石漁港散策筒石駅に到着です。ここ筒石駅はトンネルの中に位置している駅です。トンネル駅は以前に訪れた上越線の土合駅に続き2駅目です。ただ土合駅と異なるのは、筒石駅は上下線両方がトンネル内にある点です。しかしト...[続く]
路面電車

7.絶景ローカル線 氷見線の旅

北陸の旅、最終日です。今日はまず高岡へ向かい、氷見線に乗車した後、18きっぷを利用し帰宅します。富山駅→氷見駅北陸本線 金沢行きに乗車します。高岡では氷見線に乗り換えです。氷見線の車両は忍者ハットリくんがラッピングされています。これは作者が高岡出身であることにちなんでいるようです。昨日の万葉線のドラえもん列車も同じ理由です。その様子はこちらからどうぞ。車内にはボックスシートが並び、空いています。途中の越中国分を出ると、線路は海沿いを走ります。このように、窓を開けると潮の香りが車内に流れてきます。富山湾にある女岩です。とても美しく、富山を代表する景観の1つではないでしょうか。富山湾の美しい景色を眺め、列車は終点の氷見に到着しました。氷見線の終点はここ氷見駅ですが、線路はその先まで少し伸びています。その昔氷見線が羽咋までの延伸計画もあったとか。雨晴駅氷見から折り返し列車に乗車、雨晴駅で下車しました。「雨晴」素敵な駅名です。駅自体もローカル線らしい雰囲気を醸し出しています。駅舎の内側には、このようにここ雨晴海岸で撮影された写真の数々が飾られています。冬には積雪した立山も眺めることができ、まさ...[続く]
路面電車

6.最強路面電車 富山ライトレール・富山地鉄市内線に乗る

富山駅北からライトレールに乗車します。富山駅北→岩瀬浜富山駅の市街地と反対方向、富山駅北からは富山ライトレールに乗車します。この富山ライトレールは元JR富山港線で、北陸本線と同じく富山駅から発着していました。しかし利用者数の減少、運用効率の悪さなどから廃止、バス転換するには沿線が発達し過ぎてしまったため、LRT転換されることとなりました。その際富山駅に近い区間は路面電車に転換され、将来的に数mの延伸をして南側の富山地鉄市内線と直通運転をする計画があります。ここからLRTに乗車します。富山ライトレールの車両は七色でそれぞれ異なります。今回乗車するのは紫色です。終点の岩瀬浜に到着です。ここ岩瀬浜ではフィーダーバスに接続して地域の交通機関の一部を担っています。電停から少し歩くと、浜と電停につく通りの海岸があります。海水浴場となっているため、大々的に撮影するのは憚られますが、富山湾・日本海が一望できます。岩瀬浜→南富山駅電停に戻ると、次に乗車するのは赤色の車両でした。こちらに乗車、再び富山駅北に到着、電鉄富山駅に移動して富山地鉄に乗り換えです。南富山駅→大学前地鉄の南富山駅で下車、ここからは市...[続く]
路面電車

5.元京阪特急・ダブルデッカーエキスプレスで行く宇奈月温泉

電鉄富山駅→宇奈月温泉駅 特急うなづき号午前中は富山地方鉄道の主に木造駅舎を巡りました。午後一番に今度は宇奈月温泉へ向かいます。乗車するのは元京阪電車で先ほども乗車した形式ですが、特急に用いられるのは旧京阪特急色をそのまま残したカラーリングで、編成中には京阪特急の目玉でもある2階建て車両も連結されています。また先頭部には京阪特急のシンボルである鳩マークも掲出されており、この車両の京阪特急時代を知っている私からするとたまらない演出です。時代祭のイラストも京阪特急時代のそのものです。元ダブルデッカーのこの車両は、富山地鉄ではダブルデッカーエキスプレスの愛称で親しまれています。しかしこの車両に乗車するには現在使用している地鉄フリー乗車券の他座席指定券が必要なようで、今回は購入せず普通車自由席に乗車することにしました。着席はしませんでしたが、車内の写真を撮影です。列車は田園風景の中を快調に走っていきます。途中西魚津付近では車窓に観覧車が! ミラージュランドというテーマパークのようです。終点の宇奈月温泉に到着です。地鉄の線路はここで終点ですが、この先黒部川沿いには黒部峡谷鉄道が走っています。この...[続く]
路面電車

4.全国的にも珍しい 富山地鉄レトロ木造駅巡り

富山駅近くのホテルで一夜を明かし、朝から富山地鉄に乗車します。電鉄富山駅→立山駅乗車するのは朝の快速急行立山行きです。急行列車とはあるものの、地鉄では特別料金なしで乗車ができます。また地方私鉄にしては珍しい種別名ではないでしょうか。眠たい目をこすりながら、列車は富山駅を出発しました。市街地を抜けてすぐにはこのように、一面の田園風景が広がります。しばらく走るとこのように渓谷を進む風景に変わります。そして立山線は常願寺川に平行して路線を延ばし、終点の立山に到着しました。ここ立山は、途中黒部を経由し長野県信濃大町までの立山黒部アルペンルートの起点の駅でもあります。全国でここだけとなったトロリーバスも見られますが、今回は時間と費用の関係でカット。ここで朝食に立山そばを食べます。その後は折り返し列車まで時間があるため、駅周辺を少し散歩してみます。こちらは立山駅から岩峅寺方面の線路を撮影した写真です。右が本線ですが、急カーブかつ急勾配の様子がここからも見てわかります。やって来た上り列車に乗車します。この車両は元京阪特急です。横江駅まずは横江駅を訪れます。木造の駅舎がよい味を出しています。ホームは1...[続く]
路面電車

3.路面電車富山市内環状線・ローカル線高山本線

万葉線に乗り、高岡に戻ってきました。駅のホームで次の富山方面の列車を待っているとなんとトワイライトエクスプレス!日本最長の走るホテルで、私の憧れの列車でもあります。高岡ではそんなに停車せず、発車していきました。この列車、今度の北海道新幹線の開通により青函トンネルが通行できなくなることに従い、運行の廃止が決定しています。一度は乗ってみたかったのですが、残念ながら縁はなさそうです。いくら願っても叶わない夢です。高岡駅→富山駅次の富山行きの列車に乗車し、北陸LRTの中心地、富山市へ向かいます。短い時間でしたが、終点の富山に到着です。富山地鉄環状線 富山駅前→富山駅前富山駅に到着後、ホテルのチェックインと地鉄のフリー乗車券を購入しました。そして早速最先端の路面電車を体験してみましょう。こちらは南富山駅前行きです。乗るのはこちらではなく低床車両のLRT セントラムです。こちらが走る環状線は、その名の通り富山市内を環状運転する日本で唯一の路面電車路線です。早速乗り込み、市街地の車窓を楽しみます。先ほど乗車した万葉線とは異なり、高速で走ることはしませんが一定の需要が見込めそうな区間を走ります。途中の...[続く]
路面電車

2.万葉線で巡る高岡の街

座席夜行ムーンライトながら号で小田原から大垣まで乗車、大垣から普通列車を乗り継ぎ武生、越前武生からは福井鉄道に乗車し福井駅までやって来ました。福井駅→金沢駅福井駅からJR北陸本線へ復帰、引き続き北陸の旅を再開します。今回は18きっぷでの旅のため、金沢へは普通列車に乗車します。ここ福井から金沢までの間はしばらくは引き続きJRによる運営がなされる予定ですが、北陸新幹線が金沢以南の開業となった時にはどうなるでしょうか。沿線はこのように田園風景が広がります。列車は終点の金沢へ到着しました。金沢駅 おもてなしドーム日本で最も美しい駅、そのうちの一つに東京駅や京都駅が挙げられますが、ここ金沢駅も負けてはいません。念願のおもてなしドーム写真撮影が叶いました。金沢の玄関口にはふさわしい門です。このように噴水でも私の金沢訪問を歓迎してくれています。ちょうど時間が12:34でした。今回の旅では金沢を中心的に観光することはせず、これまでの道のりをまた進み、富山へ向かいます。金沢駅→高岡駅金沢からはまた普通列車に乗車です。富山行きの列車に乗り込みましたが、下車するのは終点の富山ではなく、その1つ前の大きな街、...[続く]
路面電車

1.座席夜行ムーンライトながらで目指す北陸

高校2年生の夏休み、18きっぷを使い、新幹線が開通目前に迫った北陸を訪れることにしました。北陸地方を18きっぷで旅するには、滋賀県の米原から新潟県の直江津までを結ぶ北陸本線をメインルートとして動くケースがほとんどです。しかし新幹線が開通すると、平行区間となる金沢~直江津の区間は第3セクターとしてJRから経営分離、今後18きっぷで旅をすることはできなくなります。さらに新幹線開通によって沿線の風景もきっと様変わりすること間違いありません。前々から訪れてみたかった北陸と、富山県の町おこしの中心として確固たる地位を築いた路面電車に乗車する旅です。新宿駅→小田原駅今回は旅の最初にムーンライトながらに乗車します。この列車は東京~大垣を結ぶ座席夜行列車で、以前乗車したあけぼのとは異なり寝台ではなく、夜行バスのように座席で一夜を過ごす列車です。また今回メインで活用する青春18きっぷは、JR全線普通・快速列車に乗車できますが、特急列車は利用できません。その分1日あたり2,380円という破格で旅ができます。また1日(回)あたりの有効期間は、使用期間中の任意の1日午前0時~翌日0時まで有効ですから、賢い使い...[続く]
鉄道の旅

3.水上バスで隅田川下り

浅草を改めて満喫した最後に、いつもとは違うルートで後にします。それは東京都観光汽船により運航されている東京クルーズです。こちらを利用して隅田川を下り、日の出桟橋まで行きます。浅草・吾妻橋最後に浅草らしい定番のフォトスポットから撮影です。左から墨田区役所・東京スカイツリー・アサヒグループ本社ビル・ビールの泡です。乗船する場所は隅田川に架かる吾妻橋からです。普段は足で踏み入れることのできない川の中心、水の上から見る風景はどのように広がるのでしょうか。現在地は赤い吾妻橋、奥に見える青い橋が駒形橋、その奥の緑の橋が厩橋、黃の橋が蔵前橋と隅田川に架かる色とりどりの橋を一気に眺めることができるのも、水上バスならではです。それでは,出発!水上バス「東京クルーズ」の旅船は発着場からまっすぐ川を下るのではなく、一度言問橋上流まで上り大きくUターンして出発していきました。まずは桜橋を撮影します。東京でここまで空が広いのは隅田川くらいでしょうか。言問橋下を通過(写真なし)乗船位置の吾妻橋よりも1つ上流にある、東武本線の橋梁です。最初に乗船した吾妻橋の下を渡ります。駒形橋です。厩橋です。蔵前橋です。一部改修工...[続く]
鉄道の旅

2.東京一の観光地・浅草寺をゆったり散策

朝9時に成田空港に集合、浅草観光のためすぐ都内に折り返します。成田空港駅→押上駅朝は日暮里から東成田まで京成本線経由の普通列車で行きました。そんなに時間がかかるのは勘弁…ということで、スカイアクセス線のアクセス特急利用で戻ります。これで運賃は200円しか変わらないのですから、躊躇することなく所要時間の短い路線を選びます。アクセス特急はその名の通り、大きな荷物を持った空港利用者で混んでいましたが、途中停車駅の千葉ニュータウン等に在住する方々の日常の足としても広く使われているようです。東京スカイツリー押上駅で下車、地上に上がると、世界一高い自立式電波塔のスカイツリーがお目見えです。完成したのは2012年、現代の建築技術が結集されたに違いありません。しかも建築主は民間企業の東武鉄道であることもまた驚きです。このように近くからカメラで全体像を写すには多少離れた位置に移動しなければいけません。今日のメインは浅草です。せっかくの良い天気ですが、タワーに上がることはせずに1駅移動します。伝法院通東武浅草駅から降り、浅草寺方面へ向かう道は複数ありますが、一番賑わいと雰囲気のあるのがこの伝法院通でしょう...[続く]
鉄道の旅

1.日本一短い鉄道と「元」成田空港駅

ある日、東京を観光することになり、特に浅草周辺の下町を巡ることとなりました。しかしその集合場所はなんと遠く離れた成田空港でした。一見すると意味不明なこの移動ですが、今後に向けての意味はあります。関東在住者が浅草に行くのに集合場所が成田空港というだけでも大変ですが、ただ空港へ行くだけではつまらないので、その近くにある生きた廃墟とでも呼ぶべき駅を訪問してきました。日暮里駅→宗吾参道駅出発はここ日暮里駅、京成本線に乗車します。乗車するのは5時49分発の成田空港行き、なんと普通列車です。日暮里から成田空港までのアクセスは特急が主流ですが、始発列車の時間帯のためそんな列車はまだ走っていなく…延々と各駅に停まる列車を使うしか手段はありません。乗車する成田空港行きがやって来ました。普通列車で成田空港へ行くととなったのも、空港での集合時間前に今回の寄り道をしておきたかったからです。荒川を渡ります。奥には東武線・JR線の橋が見えます。正確な一は忘れてしまいましたが、途中風車が車窓に見えました。日暮里から乗車した列車は成田空港行き、これから向かう場所も成田空港ですが、一旦ここ宗吾参道で列車を乗り換えます。...[続く]