小樽駅→札幌駅
前回小樽での散策を終え、札幌に戻ります。
昭和初期の歴史的建造物が街のあちこちにある小樽ですが、駅もその例に漏れず昭和の雰囲気を漂わせています。
照明もガス灯がモチーフでしょうか。
小樽は札幌の衛星都市のような側面もあり、札幌までの区間は数多くの列車が発着しています。
特に札幌から先、北海道の玄関口である新千歳空港行きの直通快速も頻繁に運転がされており、この区間の鉄道の重要性を物語っています。一方で、北海道新幹線が札幌まで延伸がされると札幌と反対方向、ニセコ方面の路線は廃止の検討がなされているとか。北の大地の厳しさを感じます。
小樽築港から銭函は海沿いの線路を走ります。ここ石狩湾から、ロシアを越えどこまでも遠く行けてしまいそうな気がします。
札幌駅まで戻ってきました。
北海道庁赤れんが庁舎
まず訪れるのは、昨日時間が遅く中の見学ができずに終わった旧北海道庁です。
積もった雪とレンガの赤が良いコントラストに思います。
赤のカーペットが優雅さを際立てます。
当時の市長室や、
応接室もしっかりと見学します。
縦方向に吹き抜ける階段は何と美しいのでしょう。
一通り内部を見終え、続いては札幌といえば!の名所に向かいます。
札幌市時計台
誰が言ったいか、日本三大がっかり名所にも数えられている札幌市時計台です。
高知のはりまや橋、長崎のオランダ坂に続き、これで全制覇完了です。
内部に入ると、
どこか講堂のようです。それもそのはず、この時計台はランドマークとして造られた建物ではなく、元々は旧札幌農学校の演武場として建設されたからです。学校の施設であったので、華美な装飾などはなく、目的を達成するための最低限の造りだったということです。
そして札幌が都市として発展するに伴い、元々北2条の中心地にあった農学校は移転、演武場のみがこの地に残され、時計台として現在も親しまれているというわけです。
さっぽろテレビ塔
時計台を訪れた後、次に本日2度目の温泉に浸かり、すっかり日も暮れた頃にテレビ塔を訪れます。
札幌の中心部を東西に貫く大通公園、南北に流れる創成川がちょうど交差する、まさに地理上の札幌の中心部にテレビ塔はあります。
それでは、早速上ってみましょう。
テレビ塔から西を眺めます。
奥に見える山の光は大倉山でしょうか。
続いて創成川を眺めます。このテレビ塔から創成川を挟んで向かいにある建物は北海道電力、そして大通を挟んだ斜向かいにはバスセンターと、名実ともに札幌の人々の生活を支える中心地であることは否定できないでしょう。
最後に、札幌のグルメといえばこちらも外せない、スープカレーを堪能して本日は終了です。
コメント