長かった旅も今日が最終日となりました。今日は朝から長崎市内を観光、観光を一通り終えたら特急かもめで博多・福岡へ、夜の飛行機で東京まで戻ります。
まずは初めて訪れた長崎がどんな街から知ることから始めましょう。
長崎駅前電停→蛍茶屋電停
長崎といえば街中に張り巡らされた路面電車網です。昨日はレンタカーを使い旅をしてきましたが、今日は路面電車で市内観光をメインに予定しています。
まずは蛍茶屋を目指します。
蛍茶屋電停は昨日レンタカーで通過した日見バイパスに位置しています。
すぐ目の前にそびえ立つ山と山肌に建てられた住宅が長崎らしさ全開です。
蛍茶屋電停→正覚寺下電停
続いては朝夕限定の運転系統である4系統で、正覚寺下へ向かいます。正覚寺下の特徴は、何と言っても電停そのものです。
それが、こちら
線路が敷いてある場所、そこは
川の上に架かっているのです。
ここ正覚寺下電停は玉帯川上に位置しており、小さなホームからは川面を望むことができます。
この小さな玉帯川は市電の走る思案橋通りの下を暗渠として流れています。
思っていたよりも良い雰囲気の街でしたので、今度は市電ではなく街中を歩いてみることにします。
めがね橋
正覚寺下電停からしばらく山の際の道を歩くこと数分
良い雰囲気です。
長崎といえば、で挙げる人が一番多いであろう、めがね橋です。
このめがね橋は江戸時代に造られた、日本最古の石橋と言われています。
めがね橋の架かる中島川は流れが穏やかで鯉も泳いでいます。
このまま中島川沿いを上流に歩いていきます。
川沿いといえば柳の木、昔ながらの雰囲気を残しています。
龍馬通り
長崎には、日本で最も有名な歴史上の人物といえば?の質問で名前が挙がるであろう、坂本龍馬の名前を冠した坂があります。
この坂道は先ほどの中島川から高台にある亀山社中までを結ぶ通りです。
かつて幕末の偉人たちはこの通りを思案を巡らせながら歩いたのでしょうか。
正覚寺下から30分程度の短い時間ではありましたが、新大工町に歩いて到着です。
新大工町電停→石橋電停
続いて向かうのは長崎の山手とも言える地区に最も近い電停、石橋です。
わずか15分ほどで終点、石橋に到着です。
グラバー園
石橋電停からまず訪れたかったのはグラバー園です。
ここグラバー園内に保存されている旧グラバー住宅は、この旅で訪れた大牟田・天草と同じく明治日本の産業革命遺産の1つとして世界遺産に認定されています。
幕末に日本が開国して以降、ここ長崎には外国から多数の商人が集い居留地として賑わいました。そんな商人の1人、トーマス・グラバーの名前を冠したグラバー園には合計9棟の歴史的建造物があり、建築好きであればきっと楽しむことのできる場所です。
電停からこちらへは珍しい斜行エレベーターを利用します。
エレベーターを上まで上がった先に見える景色がこちら
海と山の距離が近いこのような景色も長崎ならではです。
長崎はネコの町でもあります。
人間が近づいても驚き逃げる様子はありません。
グラバー園内には多数の洋館が建ち並び、庭園内を散策して飽きることはありません。
時間がなくわずか1時間での駆け足での散策となったため、本来であれば各建造物の内部までじっくりと見学したかったところではありますが外観を撮影するだけに留めました。
旧ウォーカー住宅
ウォーカー商会を設立したロバート・N・ウォーカーの次男、ロバート二世の旧邸です。
旧リンガー住宅
グラバー商会に勤め、ホーム・リンガー商会を設立したフレデリック・リンガーの旧邸です。
旧オルト住宅
オルト商会を設立し、製茶業を営んでいたウィリアム・ジョン・オルトの旧邸です。
旧スチイル記念学校
スチイル記念学校の校舎です。
旧グラバー住宅
スコットランド出身の商人トーマス・グラバーがかつて居住した、現存する日本最古の木造洋風建築です。
そして旧グラバー住宅のすぐそばの広場の石畳には
なんとハート型の石という遊び心も。
園内を一周したところで山を下り、次の場所へ
旧長崎英国領事館
レンガ造の美しいこの建物はかつて英国領事館として使用されていました。
オランダ坂
雰囲気のいいただの坂、オランダ坂です。さすが日本三大がっかり名所にも数えられるだけあります。
以前高知のはりまや橋に訪れ、ここで2か所目です。
残るがっかり名所は札幌の時計台、いつかは訪れて全制覇したいものです。
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