10.和洋の入り交じる幕末の長崎を巡る

長かった旅も今日が最終日となりました。今日は朝から長崎市内を観光、観光を一通り終えたら特急かもめで博多・福岡へ、夜の飛行機で東京まで戻ります。

まずは初めて訪れた長崎がどんな街から知ることから始めましょう。

長崎駅前電停→蛍茶屋電停

長崎といえば街中に張り巡らされた路面電車網です。昨日はレンタカーを使い旅をしてきましたが、今日は路面電車で市内観光をメインに予定しています。
まずは蛍茶屋を目指します。

8.初のドライブ旅 天草編
いよいよ今日が初の車旅となりました。ちょうど1か月前に自動車免許を取得したばかり、初心者マークが手離せない新人ドライバーですが、果たして無事故で旅を終えることはできるのでしょうか。今日の行程は、宿のあった熊本市内から、宇土半島を進みそのまま天草へ、天草下島の鬼池港からカーフェリーに乗船、長崎県の南島原にある口之津へ渡ります。そのまま雲仙の山を自動車で上り、温泉を満喫した後、今日の目的地であり初めて訪れる長崎市内までのロングドライブです。熊本→三角まずはホテルからは電車で熊本駅に移動、熊本駅前のレンタカー屋さんにて今日のお供であるレンタカーを借ります。たどたどしくチェックインを済ませ、恐る恐る熊本駅前のレンタカー屋さんの敷地から、緊張感を持ちながら左右を確認、車を発進させます。しばらくしたら交通量の多く緊張感の抜けない熊本市内を抜け、隣の宇土市から宇土半島を天草方面に伸びる、国道57号に出ます。国道沿いの途中のコンビニに休憩がてら立ち寄った際、目の前に広がっていたのは有明海でした。干潟で有名な有明海ですが、この目で見るのは初めてです。しばしの休憩を終え、引き続き同じ国道57号を走ります。...[続く]
9.初のドライブ旅 雲仙編
初のドライブ旅、鬼池港からフェリーに乗船します。鬼池港鬼池港は国道324号に隣接しており、また有明海の内側に面する位置にあります。こちらが鬼池のフェリーターミナルです。今回は熊本市内からここまで一緒に旅をしたレンタカーも連れて乗船します。自動車を船に乗せるのは初めてのため、念のため余裕をもって到着、早めにチェックインをしておきました。鬼池港の周辺を10分程度散策していると、まもなく乗船の案内が流れ、車に戻ります。最後に、鬼池港そばの天草四郎像を見上げて熊本県を離れます。島鉄フェリー 鬼池港→口之津港レンタカーを車両甲板に停車させ、荷物を持って客室に移動します。しばらくするといよいよ出港の時刻となりました。有明海の両端の入口を結ぶように、フェリーは海を横断します。潮の流れは穏やかでした。このフェリーは乗船時間は約30分ほどで、そう長くはありません。そのため、しばらく進むと対岸の長崎県は雲仙岳もくっきりと見えるようになりました。客室から景色を撮影したり、船内を散策したりして時間を過ごしていると、まもなく口之津港に到着です。長いようで短い船旅でした。船は無事に口之津港に到着、みなさん順序よく...[続く]

蛍茶屋電停は昨日レンタカーで通過した日見バイパスに位置しています。
すぐ目の前にそびえ立つ山と山肌に建てられた住宅が長崎らしさ全開です。

蛍茶屋電停→正覚寺下電停

続いては朝夕限定の運転系統である4系統で、正覚寺下へ向かいます。正覚寺下の特徴は、何と言っても電停そのものです。

それが、こちら

線路が敷いてある場所、そこは

川の上に架かっているのです。
ここ正覚寺下電停は玉帯川上に位置しており、小さなホームからは川面を望むことができます。

この小さな玉帯川は市電の走る思案橋通りの下を暗渠として流れています。

思っていたよりも良い雰囲気の街でしたので、今度は市電ではなく街中を歩いてみることにします。

めがね橋

正覚寺下電停からしばらく山の際の道を歩くこと数分

良い雰囲気です。

長崎といえば、で挙げる人が一番多いであろう、めがね橋です。
このめがね橋は江戸時代に造られた、日本最古の石橋と言われています。

めがね橋の架かる中島川は流れが穏やかで鯉も泳いでいます。

このまま中島川沿いを上流に歩いていきます。

川沿いといえば柳の木、昔ながらの雰囲気を残しています。

龍馬通り

長崎には、日本で最も有名な歴史上の人物といえば?の質問で名前が挙がるであろう、坂本龍馬の名前を冠した坂があります。

この坂道は先ほどの中島川から高台にある亀山社中までを結ぶ通りです。
かつて幕末の偉人たちはこの通りを思案を巡らせながら歩いたのでしょうか。

正覚寺下から30分程度の短い時間ではありましたが、新大工町に歩いて到着です。

新大工町電停→石橋電停

続いて向かうのは長崎の山手とも言える地区に最も近い電停、石橋です。

わずか15分ほどで終点、石橋に到着です。

グラバー園

石橋電停からまず訪れたかったのはグラバー園です。

ここグラバー園内に保存されている旧グラバー住宅は、この旅で訪れた大牟田・天草と同じく明治日本の産業革命遺産の1つとして世界遺産に認定されています。
幕末に日本が開国して以降、ここ長崎には外国から多数の商人が集い居留地として賑わいました。そんな商人の1人、トーマス・グラバーの名前を冠したグラバー園には合計9棟の歴史的建造物があり、建築好きであればきっと楽しむことのできる場所です。

5.熊本の鉄道を駆使し市内を巡る
天神から西鉄を乗り継ぎ、太宰府を経由して大牟田までやって来ました。その大牟田からまた旅を続けます。大牟田駅→上熊本駅ここ大牟田は、かつて三井三池炭鉱が存在、石炭資源の街として栄えた歴史があり、それは2015年に明治日本の産業革命遺産として世界遺産にも認定されました。江戸時代から採掘の行われていた歴史のある炭鉱ですが、エネルギー政策の転換により閉山となりその歴史に終止符を打ちました。また、県境をまたいだ熊本県荒尾市とも関係が深く、同一の都市圏を形成しています。裏を返せば、一体的な市街地に県境が引かれている事例は数少ないということです。ここで採掘された石炭は、日本各地の近代化に大きな貢献を果たしました。その歴史が少しではありますが駅でも感じることができます。大牟田までは西鉄で移動してきましたが、ここから先熊本県内にはJRのみが路線を伸ばしています。普通列車で各駅に停車し、熊本駅の1つ手前、上熊本駅に到着です。上熊本駅→御代志駅ここ上熊本駅には、JRの他に熊本市電・熊本電鉄が乗り入れるターミナルとなっています。各路線の駅は隣接しており、乗り換えに不便することはないでしょう。そんな上熊本駅から...[続く]

電停からこちらへは珍しい斜行エレベーターを利用します。
エレベーターを上まで上がった先に見える景色がこちら

海と山の距離が近いこのような景色も長崎ならではです。

長崎はネコの町でもあります。

人間が近づいても驚き逃げる様子はありません。

グラバー園内には多数の洋館が建ち並び、庭園内を散策して飽きることはありません。

時間がなくわずか1時間での駆け足での散策となったため、本来であれば各建造物の内部までじっくりと見学したかったところではありますが外観を撮影するだけに留めました。

旧ウォーカー住宅

ウォーカー商会を設立したロバート・N・ウォーカーの次男、ロバート二世の旧邸です。

旧リンガー住宅

グラバー商会に勤め、ホーム・リンガー商会を設立したフレデリック・リンガーの旧邸です。

旧オルト住宅

オルト商会を設立し、製茶業を営んでいたウィリアム・ジョン・オルトの旧邸です。

旧スチイル記念学校

スチイル記念学校の校舎です。

旧グラバー住宅

スコットランド出身の商人トーマス・グラバーがかつて居住した、現存する日本最古の木造洋風建築です。
そして旧グラバー住宅のすぐそばの広場の石畳には

なんとハート型の石という遊び心も。

園内を一周したところで山を下り、次の場所へ

旧長崎英国領事館

レンガ造の美しいこの建物はかつて英国領事館として使用されていました。

オランダ坂

雰囲気のいいただの坂、オランダ坂です。さすが日本三大がっかり名所にも数えられるだけあります。
以前高知のはりまや橋に訪れ、ここで2か所目です。

7.【鍋焼きラーメン】がっかり名所を巡る高知観光
寝坊のおかげで当初予定より遅れること3時間、高知駅に到着です。早速市内に繰り出しましょう。高知駅前→高知城前高知市内も、松山と同様に路面電車が交通の一角を担っています。路線は2系統、高知駅↔桟橋通を南北に結ぶ路線と、伊野↔ごめんを東西に結ぶ路線が、途中のはりまや橋で交差する形です。はりまや橋で乗り換え、早速到着したのが高知城あいにくの曇天ですが高知城に到着です。雨でありながら入場には行列が作られています。さすが現存天守です。内部も当時のままです。金煌びやかな襖?高知城全体の模型も展示されていました。そして階段を上っていくと天守の最上階に到着です。それでは、天守に登る醍醐味である景色を堪能しましょう。…天気がよければなあきっとまた天気の良い日に訪れたいと強く心に刻みました。消化不良のまま路面電車に再度乗り込み、次の目的地を目指します。龍馬の生まれたまち記念館上町一丁目で下車、訪れたのは龍馬の生まれたまち記念館です。龍馬さんと乙女さんです。中の詳しい様子まで書き記すことはできませんが、幕末の偉人坂本龍馬が高知の人々にどれだけ愛されているのかが伝わる記念館でした。日本三大がっかり名所 はりま...[続く]

残るがっかり名所は札幌の時計台、いつかは訪れて全制覇したいものです。

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