関東地方の旅

ベトナム縦断 2017夏

1.社会主義国ベトナム旅行をする前に必要なこと

今年もやって来ました夏休み。去年の海外はマレーシア・シンガポールを訪れ、鉄道で縦断の旅をしました。次もまた別の国に行きたいなあなんと考えていたところ、ベトナムで行われるとある企画が目につきました。大学生が参加しがちなとある海外インターンです。これから経済発展の見込めるベトナムの旧日本人街・ホイアンで2週間滞在、ビジネスについての知見を広げるためのものです。でもせっかくベトナムに行くのだからそれだけでは物足りない、ということで、海外インターンの前後で現地滞在して他の街も訪れよう!と思い立ちました。しかし、ベトナムを訪れるには見逃すことは許されない大事な点があります。それはビザの存在です。ベトナムの原則として、観光目的であっても入国には事前に滞在ビザの取得が必要となります。ただし日本を含む一部の国では一定期間内の観光目的であればビザが免除されます。日本の場合はそれが15日間であり、先ほどのインターンのプログラムも2週間でした。つまり、単純に前後で観光しようなどという安易な考えはビザを取得しなければ難しいのでした。他の都市の観光はしたい、でもビザを取得しなければそれは叶わない…私の下した結論...[続く]
北海道討ち入り 2017春

1.(o▽n)

マレーシア・シンガポールから帰国して数日、今度は雪の残る北の大地へ出発です。成田国際空港→新千歳空港 (NRT→CTS)台湾に行く時にも利用したバニラエアで北海道まで飛びます。北海道も、以前訪れたのは函館止まりでしたが、今回は北海道の中心、札幌まで直行です。以前の普通列車乗り継ぎの旅と比べると、飛行機とは何とも便利な乗り物だと実感します。新千歳空港に到着です。新千歳空港駅→新札幌駅ここからは、快速エアポートで一気に札幌市街地まで移動します。約1時間の乗車で新札幌駅に到着です。ここ新札幌は札幌市の中でも郊外に位置しますが、JRのほかに地下鉄も乗り入れる、交通拠点となっています。ちょうどいい時間でしたので、ここ新さっぽろで昼食に札幌ラーメンを食べることとしました。店内は昭和の雰囲気漂う装飾で、食事以外も楽しむことができました。新さっぽろ駅→南平岸駅続いて地下鉄に乗り換え、新さっぽろから大通で乗り換え、南平岸で下車します。南平岸、とある界隈ではとても有名な地名ですが、私も例に漏れずそこを訪れることにしました。平岸高台公園ここまで読まれた方であれば、これ以上の説明は不要でしょう。北海道テレビ社...[続く]
マレー半島縦断 2017冬

9.中国国際航空で東京へ

長かった旅も今日が最終日、あとは日本へ帰国するだけとなりました。Little India Station→Changi Airport Station日も完全に昇りきらない時間ですが、空港に向けMRTに乗車します。チャンギ・エアポート駅に到着です。空港敷地内の駅でもあり、多くの荷物を持った人々を裁くため広いホームが到着です。Singapore Changi Airport→北京首都国际机场 (SIN→PEK)ここシンガポールのチャンギ国際空港はアジアでも有数のハブ空港であるとともに、サービス水準・満足度も世界で最高水準を誇る空港です。ここから搭乗するのは往路と同じく中国国際航空です。機体の塗装は東海道新幹線を思わせます。約6時間のフライトで北京に到着です。北京首都国际机场→東京国際空港 (PEK→HND)今回の旅の最後のルート、北京から東京までの飛行機です。こうして見ると飛行距離も関係あるのか、機材の大きさも違うものだなあ、と実感します。夜になり羽田空港に到着、今回の旅もここで終了です。
マレー半島縦断 2017冬

1.日本から北京を経由してマレーシアへ

2016年は大学に入学、まだ慣れない大学生活を楽しみ、旅行もまずは国内が中心に動いていました。そして今度はいよいよまた国外に行こうと思い立ち、気がつけば安い航空券を探していました。ちょうど1年前の台湾以来の海外旅行の始まりです。東京国際空港→北京首都国际机场 (HND→PEK)飛行機で旅を始めるには、成田空港を利用することの多い私ですが、今日は珍しく羽田空港から出発する便を利用します。国内便の発着が多い羽田空港ですが、今回は国際線ターミナルから出発します。今回利用するのは日系の航空会社のマレーシア直行便ではなく、中国国際航空で一度北京へ、北京で便を乗り継ぎクアラルンプールへ向かいます。海外のキャリアを利用するのは今回が初です。やはり海外の会社であるだけあり、乗務員も日本人ではなく、また離陸前に流れる安全VTRが中国語メイン、また乗客がパンダである点が新鮮でした。そう時間もかからないうちに北京に到着です。これもまた初中国ではありますが、今回はトランジットのため入国はせず、制限エリア内で次のクアラルンプール行きを待ちます。北京首都国际机场→Lapangan Terbang Antaraba...[続く]
日光紅葉狩り 2016秋

日光紅葉狩り

九州への大旅行を終え、次はどこに行こうかなんて考えている時、ふと大学の帰りに金券ショップを覗くと、東武鉄道の株主優待券が売られているのに気づきました。株主優待は、市場に上場している企業がその株を持っている株主に対し自社のサービス・製品を優待する制度で、株さえ買えば誰でもその恩恵を受けることができます。中でも鉄道会社では自社の路線の運賃割引、または区間を特定しない優待乗車証(乗車券)として発行されています。もちろん東武鉄道は東証一部上場企業ですので、こうした株主優待制度として自社の路線が片道であればどこまでも乗車が可能な乗車券(東武鉄道においては「電車全線優待乗車証」の名称)を株主向けに発行しています。そしてその株主優待券の処分は各株主の自由であるため、街中いたる場所に店を構える金券ショップにて換金、それが一般に販売されているケースが散見されます。そのため金券ショップへ足を運べば、私のような資本家でもないただの学生でも、株主優待制度の恩恵を受けることが可能という訳です。そういえば、こういった株主優待券を使ったことはないなあなんて思いながら、せっかくですのでよりお得な(乗車区間が長い)使い...[続く]
旅名人の九州旅 2016夏

11.平和の街 長崎を巡る

長崎観光も後編となりました。出島長崎といえば出島!ということで訪れたのはこちらへえ…出島ってこんなに小さいのか…という冗談も挟みつつ、こちらが本物の出島内部です。出島の中にミニ出島があるという入子構造になっています。残念ながら(?)建物のほとんどは復元によるものだそうですが、かつてここ出島が日本から世界へとつながる拠点であったことは感慨深いものです。旧出島神学校そんなかつて出島として整備された人工島の角に位置しているのがこの旧出島神学校です。そして今撮影している場所、学校の左右に伸びる道は江戸時代は海であったというのだから驚きです。商人としてやって来たのは祖国から離れた遠い異国の地、それも文化もまったく異なり、現代のような自由も保障されていない中、最後に頼るのは神という当時の外国商人の人々に思いをはせることのできる場所です。築町電停→赤迫電停再び路面電車に乗車、目指すのは終点赤迫電停です。ただ特にすることもないので折り返し赤迫電停→松山町電停途中の松山町で下車、長崎に来たら絶対訪れておきたい場所へ平和公園電停から通りを渡り、到着したのは平和公園です。噴水の手前に石に刻まれている言葉が、...[続く]
旅名人の九州旅 2016夏

2.門司港レトロ旅

成田空港でほぼ完徹に近い状態で迎えた朝5時おはようございます成田空港→福岡空港 (NRT→FUK)夏休みに出る旅は日が長くて良いですね。眠たい目をこすりながら荷物検査を終え、搭乗を待ちます。機内ではほぼ寝ていました。どんどん明るくなってゆく空を眺める余裕なんてありませんでした。せっかく窓側の席を予約したのに。残念。福岡空港駅→博多駅飛行機でも気持ち程度の睡眠をとり、無事に定刻通り朝8時には福岡空港に到着しました。ここから九州の旅が始まりますが、まずはきっぷの手配をするため博多駅まで向かいます。福岡空港駅からわずか2駅、5分で九州の玄関口ともいえる、博多駅に到着です。市街地からこんな至近に空港があるなんて、何ともうらやましい限りです。今回主に使用するきっぷは、「旅名人の九州満喫きっぷ」です。JR九州・西鉄を含む九州内の全鉄道に乗り放題(※ただし新幹線・有料特急を除く)となる、非常に優秀なきっぷです。私のような貧乏旅行者にとっては非常にありがたく、また今回の旅のコンセプトはこちらのきっぷをとことん有効活用する、といったものになります。JR博多駅の券売機で無事購入、早速旅に出かけましょう。博...[続く]
旅名人の九州旅 2016夏

1.地獄の成田空港前泊

旅の始まりは、いつだって同じような気持ちになります。これから見知らぬ土地に行くわくわく感、起こる出来事への期待感、そして新しい出会い(?)…しかし、今回の旅に限っては少し違いました。なぜなら、行き先はこれまで幾度も訪れ縁あった九州。目隠しをしても道を歩けます。たぶん。そして何より憂鬱であったのが、九州福岡へ旅立つ飛行機が朝早いこと。Jetstar成田→福岡便のあまりの安さに惹かれ、なんと朝6時に成田を出発、福岡へはその2時間後の8時には着いてしまう便を予約してしましました。朝早くから活動できることは良いと捉えられるでしょうが、問題は自宅から成田空港へ朝5時台に到着する手段がないことです。札束を積んでタクシーを飛ばせば可能でしょうが、それではわざわざ安い早朝の便を予約した意味がなくなってしまいます。どうしようかと考えた結果、タイトルに行き着いた訳です。東京駅→成田空港駅東京都心から成田空港までのアクセス手段はいくつかありますが、今回は鉄道を利用することにしました。わざわざLCC早朝便を予約するくらいの貧乏性ですから、特急なんて甘えた列車は利用しません。帰宅時間で混み合う快速列車に揺られま...[続く]
近畿世界遺産巡り 2016夏

1.夜行バスで目指すは奈良・橿原神宮

春に大学に進学し、大学生活にも慣れた頃、8月の夏休みになりました。せっかくの長期休み、どこかへ旅行したいな…そう思ったのが始まりでした。バスタ新宿→京都鴨川十条午後9時、バスタ新宿に降り立ちました。ここから夜行バスに乗車し、近畿を目指します。今日乗るのは3列夜行バス、無事に寝られると良いのだが…関東→近畿で夜行バスを使用、移動したことは何度もありますが、新宿発の便を利用するのは今回が初めてです。以前の夜行バスの記事はこちら途中石川・駿河湾沼津・岡崎に停車し休憩、順調に西を目指します。翌朝、バスは時刻通り 朝6時前に京都に到着しました。十条駅→京都駅今回使用した便の京都到着は京都駅前ではなく、少し市街地から離れた十条です。そのため、一度京都駅に出て近鉄の始発に乗ります。京都駅→橿原神宮前駅京都駅にてスルッとKANSAI 3dayチケットを交換、早速近鉄に乗り込み移動を開始します。始発でしたので無事に座ることができました。混む時間帯でもなかったので竹田から乗車してもよかったかも…列車は橿原神宮前に到着しました。ここ橿原神宮前は、西大寺・阿倍野橋・吉野方面へと路線が分岐する近鉄の主要ターミナ...[続く]
常磐線浜通りの旅 2016春

1.海の見える駅と温泉街

高校生活最後の旅、青春18きっぷを使用し常磐線方面の旅に出ます。北千住駅→取手駅早朝の常磐線各駅停車に乗車、取手で下車します。常磐緩行線は日中時間帯は我孫子止まりとなるため、各駅停車で取手まで乗車できる機会は、あまり常磐線に乗車しない私にとっては貴重な機会です。取手駅は初めて下車しましたので、周囲を散策してみます。特段これといって特筆すべきことはありません。取手駅→日立駅取手から先は青い常磐線に乗車、茨城の奥地を目指します。途中水戸で乗り換え、列車に揺られること計2時間、到着したのは日立駅です。海の見える駅 日立日立駅の特徴、それは駅舎からガラス越しに太平洋を望める点です。改札から市街地側の出口までは少し距離があるため、動く歩道も設置されています。駅前広場より中央口を望みます。日立はその名前の通り、日立製作所の起源となった鉱山がある街です。そして現在も同社の工場が存在、街には欠かせない企業となっています。駅から市街地中心部へ続く道の途中にある日立ショッピングセンターの脇は、このように歩行者専用道として整備されています。それでは、駅の反対口に出て、海を眺めてみましょう。海岸口を降り1階に...[続く]
四国グルメ手帖 2015春

8.高知→東京 普通列車の旅

四国の旅も最終日になりました。今日は1日かけて帰宅するのみです。四国まで来た時と同様、本州では青春18きっぷを使用します。往路の記事はこちらから高知駅→児島駅 (6)特急南風高知の始発列車でもある南風岡山行きに乗車します。ちなみに列車は3両編成、後ろの車両はこのようにアンパンマン列車となっています。このような装飾は、アンパンマンの作者のやなせたかし氏が現在の高知県香美市に縁があることによるものです。そして列車は走り、宇多津から瀬戸大橋線に入ります。さよなら四国先頭部にやって来ました。列車の一番前から瀬戸大橋を走行する景色が楽しめます。瀬戸に浮かぶ島々です。初めての瀬戸大橋、一瞬たりとも飽きることはありませんでした。児島に到着、岡山まで特急だとあと1駅ですが、ここで途中下車します。児島駅→岡山駅 快速マリンライナー四国から瀬戸大橋線を通り本州に入って最初の駅、児島で一度下車したのは、今回使用している若者限定春休み四国フリーきっぷの有効エリアがここ児島までであり、岡山まで乗り越すと別途料金が必要になるためであり、さらに今日使用する青春18きっぷの入鋏をするためでもあります。児島駅の改札はデ...[続く]
四国グルメ手帖 2015春

1.【浜松餃子】普通列車で下る東海道

長い休み、次はどこに行こうかと考えたとき,ふと今まで四国には縁がなかったことに気づきました。せっかくなので今回は学生限定春休み四国フリーきっぷを利用、四国を旅することにしました。なんとこのきっぷ、特急列車の自由席には乗り放題なのです。普通列車の本数が少ない路線が多い四国を旅するにはありがたい制度です。またこのきっぷに限らず、JR四国からは特急乗り放題のフリーきっぷが数多く発売されています。また別の機会に活用することになるでしょう。四国までの往復の手段は、毎度おなじみ青春18きっぷです。それでは、学生らしい学割きっぷと18きっぷを活用した旅行のスタートです。東京駅→熱海駅初日は東海道本線を下り、三ノ宮が目的地です。何も考えず列車を乗り継いでもいいのですが、今日は少し時間に余裕があります。せっかくなので寄り道もしてみましょう。伊東線 黒船電車熱海駅に到着すると伊東線ホームに、見慣れない列車がいました。この車両は伊豆急行で運転されている黒船電車で、今日は普通列車として運転されているようです。JRの伊東線内であれば普通列車扱いのこの列車にも追加料金なしで乗車できます。せっかくなので寄り道、いけ...[続く]