下町・浅草巡り 2014夏

3.水上バスで隅田川下り

浅草を改めて満喫した最後に、いつもとは違うルートで後にします。それは東京都観光汽船により運航されている東京クルーズです。こちらを利用して隅田川を下り、日の出桟橋まで行きます。浅草・吾妻橋最後に浅草らしい定番のフォトスポットから撮影です。左から墨田区役所・東京スカイツリー・アサヒグループ本社ビル・ビールの泡です。乗船する場所は隅田川に架かる吾妻橋からです。普段は足で踏み入れることのできない川の中心、水の上から見る風景はどのように広がるのでしょうか。現在地は赤い吾妻橋、奥に見える青い橋が駒形橋、その奥の緑の橋が厩橋、黃の橋が蔵前橋と隅田川に架かる色とりどりの橋を一気に眺めることができるのも、水上バスならではです。それでは,出発!水上バス「東京クルーズ」の旅船は発着場からまっすぐ川を下るのではなく、一度言問橋上流まで上り大きくUターンして出発していきました。まずは桜橋を撮影します。東京でここまで空が広いのは隅田川くらいでしょうか。言問橋下を通過(写真なし)乗船位置の吾妻橋よりも1つ上流にある、東武本線の橋梁です。最初に乗船した吾妻橋の下を渡ります。駒形橋です。厩橋です。蔵前橋です。一部改修工...[続く]
下町・浅草巡り 2014夏

2.東京一の観光地・浅草寺をゆったり散策

朝9時に成田空港に集合、浅草観光のためすぐ都内に折り返します。成田空港駅→押上駅朝は日暮里から東成田まで京成本線経由の普通列車で行きました。そんなに時間がかかるのは勘弁…ということで、スカイアクセス線のアクセス特急利用で戻ります。これで運賃は200円しか変わらないのですから、躊躇することなく所要時間の短い路線を選びます。アクセス特急はその名の通り、大きな荷物を持った空港利用者で混んでいましたが、途中停車駅の千葉ニュータウン等に在住する方々の日常の足としても広く使われているようです。東京スカイツリー押上駅で下車、地上に上がると、世界一高い自立式電波塔のスカイツリーがお目見えです。完成したのは2012年、現代の建築技術が結集されたに違いありません。しかも建築主は民間企業の東武鉄道であることもまた驚きです。このように近くからカメラで全体像を写すには多少離れた位置に移動しなければいけません。今日のメインは浅草です。せっかくの良い天気ですが、タワーに上がることはせずに1駅移動します。伝法院通東武浅草駅から降り、浅草寺方面へ向かう道は複数ありますが、一番賑わいと雰囲気のあるのがこの伝法院通でしょう...[続く]
下町・浅草巡り 2014夏

1.日本一短い鉄道と「元」成田空港駅

ある日、東京を観光することになり、特に浅草周辺の下町を巡ることとなりました。しかしその集合場所はなんと遠く離れた成田空港でした。一見すると意味不明なこの移動ですが、今後に向けての意味はあります。関東在住者が浅草に行くのに集合場所が成田空港というだけでも大変ですが、ただ空港へ行くだけではつまらないので、その近くにある生きた廃墟とでも呼ぶべき駅を訪問してきました。日暮里駅→宗吾参道駅出発はここ日暮里駅、京成本線に乗車します。乗車するのは5時49分発の成田空港行き、なんと普通列車です。日暮里から成田空港までのアクセスは特急が主流ですが、始発列車の時間帯のためそんな列車はまだ走っていなく…延々と各駅に停まる列車を使うしか手段はありません。乗車する成田空港行きがやって来ました。普通列車で成田空港へ行くととなったのも、空港での集合時間前に今回の寄り道をしておきたかったからです。荒川を渡ります。奥には東武線・JR線の橋が見えます。正確な一は忘れてしまいましたが、途中風車が車窓に見えました。日暮里から乗車した列車は成田空港行き、これから向かう場所も成田空港ですが、一旦ここ宗吾参道で列車を乗り換えます。...[続く]
みちのく小旅行 2014春

6.念願の寝台特急「あけぼの」に乗る

夜の秋田駅昨日の早朝上野を出発、常磐線・水郡線経由で仙台へ移動、仙台で一泊した後に仙台・松島を観光、普通列車で北上しました。盛岡からはスーパーこまちに乗車して秋田に到着、長い道のりでしたがそしてここ秋田からこの旅のメインである寝台特急に乗車します。高鳴る鼓動を抑え、改札を通りホームに降り立ちます。そして、汽笛を鳴らしながらやってきた列車は…やって来ました「あけぼの」!貴重な機関車牽引列車です。しっかりと撮影して記録しておきます。写真もしっかり撮影したところで、予約した寝台に乗り込みます。あけぼのB寝台今日確保した寝台はB寝台下段です。JRの寝台列車はシーツなどは自分で準備する方式で、JR柄の浴衣も寝間着として用意されています。ベッドの長さは日本人成人男性でも十分横になれるでしょう。あけぼのは二段式寝台で、上段へはハシゴで上がります。このハシゴは収納可能で、使用しないときはたたみ、窓から外の景色を楽しむことが可能です。客車内にはこのように所狭しと寝台が並んでいます。このように寝台付近を物珍しく見ていると列車は秋田を発車、車掌さんの検札も受け、寝るまでの時間少しの間だけ列車内を歩いてみまし...[続く]
みちのく小旅行 2014春

5.もうすぐお別れ E6系「スーパーこまち」に乗る

仙台駅からさらに北上します。今日の最終目的地は秋田駅です。ここまで来てこの旅の本来の目的を振り返ります。それは寝台特急「あけぼの」に乗ることで、その乗車ありきで旅は始まりました。すなわち、あけぼのに乗車する秋田駅までの道のりは極端な表現をすると前座に過ぎないわけです。ただその道のりで観光をしないと楽しくない!ということで主に仙台・松島で観光をしました。もっと見るべきスポットはあったのに…と後ろ髪を引かれながら、普通列車に乗り込みました。仙台駅→盛岡駅仙台から盛岡の間は新幹線であれば一瞬ですが、普通列車の旅、そうはいきません。途中一ノ関などで数回乗り換えを経て、盛岡に到着した頃にはもう日は落ちてしまいました。盛岡駅に到着、ここから秋田へ向かいますが、さすがに秋田まで普通列車で行くには間に合わない…ということで、やっと新幹線に乗車です。盛岡駅→秋田駅 スーパーこまち乗車する路線は秋田新幹線ですが、乗る列車は少し特殊です。18:26発のスーパーこまち17号に乗車です。「スーパーこまち?」と思われた方もいるかもしれません。秋田新幹線といえば「こまち」です。実際に次の19:24発は「こまち」43...[続く]
みちのく小旅行 2014春

4.再びの仙台市内巡り 大崎八幡宮

東北本線に乗って、仙台駅へと戻ってきました。仙台市営地下鉄東西線前の日訪れた時は気づきませんでしたが、駅前では仙台市営地下鉄東西線の工事が進められていました。開通が楽しみです。仙台駅からまたバスに乗車、昨日は仙台城にしか行けませんでしたので、他に気になる観光地を回ります。大崎八幡宮仙台駅からバスに揺られること十余分、大崎八幡宮に到着です。バス停を降りたすぐ隣にあるのが一の鳥居です。ここ大崎八幡宮は仙台でも由緒ある神宮であり、参道も立派に直線状に続いています。一の鳥居をくぐってまっすぐ進むとこちらが二の鳥居です。ここより先は石段が待ち構えます。またこの石段は大石段としても有名だそうです。二の鳥居すぐの大石段です。お年寄りにはつらそうな参道です。石段を登った先に見えるのが次の鳥居、三の鳥居です。ここまで登ると本殿もすぐそば…ではなく、長い道が続きます。参道をひたすら歩き続け、最後の門をくぐると本殿に到着です!短いようで長い参道です。これだけ長いと十分な威厳が感じられるものです。ここでお参りをし、今まで歩いてきた参道を戻り、バスに乗り市街地を散策します。乗車するのはこちらの変わった外観をして...[続く]
みちのく小旅行 2014春

3.二つのルートで行く松島観光

ゲストハウスで一夜を過ごし、朝から仙石線に乗車して松島方面へ進みます。苦竹駅→高城町駅列車は高城町に到着です。仙石線はその名前の通り、この先石巻まで路線は延びています。しかし先の震災の影響で、現在もなおこの先は不通区間となっております。駅名標もこのように簡易的に補修されているだけであり、早く次の駅の案内が再開してほしいものです。線路はこの先まで続いていますが、そこへ向かう列車はありません。列車で1駅乗り折り返し、松島海岸駅松島観光の起点である松島海岸駅に到着です。駅舎も趣のある装いです。この駅は東北の駅百選のうちの1つです。松島海岸 旅の始まりにはふさわしい駅です。日本三景 松島海岸沿いは公園として整備され、観光のルートには最適です。駅から少し歩くと、松島の島々がお出迎えです。島巡りの観光船が発着する桟橋もすぐ近くです。このフェリーに乗ると1時間程度で松島の島々を眺めることができ、陸からは望めない景色も楽しめます。ただ今回は時間の関係上乗ることはしません。こちらは観瀾亭で、お茶屋です。外から建物を眺めるだけでも雰囲気を感じられ満足です。隣には波の浸食で変形した岩も。自然の力とはなんと強...[続く]
みちのく小旅行 2014春

2.仙台観光 仙台城と利府支線

普通列車で仙台に到着、今日はもう残る時間は観光に使います。仙台は去年も訪れてはいるものの、ゆっくりと観光はできずにほぼ通過してしまったので、今回その分じっくり各所を訪れます。仙台駅から路線バスに乗りまずやって来たのは、こちら。仙台城跡青葉城跡です。ここにはあの仙台といえばまず挙がる、伊達政宗公像、そして仙台市街地を一望できる展望台もあります。残念ながら天守は現存しないため、往年の青葉城の様子を体感することは叶いません。それではまず市内一望から建設中のビルもいくつか見え、仙台が現在も発展を続ける都市だということがわかります。ふと景色を眺めてみると??巨大な大仏のようなものが…なんだこれは…不思議なものを発見してしまいました。後になって調べてみると、これは仙台大観音であることがわかりました。これは事前に知っておけばよかった!知っていたのなら、近くまで行って見上げることもした(かも)。気を取り直して、仙台といえば…そう、かつての仙台藩領主である伊達政宗です。独眼流ともして知られている彼の名は、日本人なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。私は彼の歴史について語れることは少ないですが、こう...[続く]
みちのく小旅行 2014春

1.常磐路を下り 仙台へ

時は2014年3月、ある寝台特急の廃止が近づいていました。その列車の名前は「あけぼの」。東京は上野から高崎・長岡を経由、そのまま日本海沿いを青森まで毎日運転される寝台特急です。対東京東北の寝台特急は、他には「北斗星」「カシオペア」のJR東日本の看板ともいえる豪華列車が他にも運転されていますが、昔ながらの風格を残す、庶民が一般利用する目的の寝台特急はこの「あけぼの」を残すのみとなってしまいました。今回の旅の動機は単純明快、「あけぼのに乗りたい」ただそれだけです。そんな思いを心に持ちながら、ひたすら最後に乗れるチャンスはないかどうか探ってみました。ある日のこと、するとなんと!3月4日の上り寝台に空席があるではありませんか!幸運なことにその日は高校は休み、これは行かない手はありません。空席を確認したその日にみどりの窓口に駆け込み、寝台券を確保しました。あの「あけぼの」に乗れる、心躍る思いで過ごしながら、旅の出発その日になりました。上野駅→水戸駅上野駅から、まずは常磐線に乗り出発です。この先水戸方面まで乗車するのも初めてであり、前回の夏の旅行とはまた違うルートで東北方面を目指してみましょう。列...[続く]
近畿三都ものがたり 2014冬

9.ラピート・スカイアクセス 西と東の空港アクセス線

道頓堀を散策した後、いよいよ大阪を旅立ちます。今日残る行程は、南海で関西空港まで行き、初搭乗となるLCCで成田空港、そして帰宅というものです。歴史を感じさせる外観の高島屋です。これから乗車する南海の難波駅は百貨店と一体となった造りです。難波駅→関西空港駅 南海特急ラピート前々から気になって乗ってみたかった列車の特急ラピートです。この斬新なデザインは現在でも古さを感じさせなく新車でも通用するのではないでしょうか。車内もこの通り、楕円形を基本のデザインとしています。1995年ブルーリボン賞受賞車両です。駅にて551豚饅を確保、ガラガラの車内によい匂いを充満させてしまいました。列車は定刻通り難波を発車、この列車はベータなので途中何駅かに停車します。りんくうタウンを過ぎると車窓に見えてくるのはおお…これが関西空港のターミナルか、と思っているとすぐに空港島内の終点、関西空港駅に到着です。関西国際空港改札の外に出ると、JRと南海の改札口が並んでおりました。一見仲良く並んでいそうですが、両社は空港輸送でライバル関係にあります。自分で手配したのは初めての飛行機、ワクワクさせます。乗るのはもちろん国内線...[続く]
近畿三都ものがたり 2014冬

8.私鉄特急乗り比べで楽しむ 京都大阪観光

近鉄と地下鉄を乗り継ぎ、梅田に到着しました。阪急特急 梅田駅→河原町駅ここ梅田駅は頭端式ホームが、計9線並ぶ非常に見応えのある駅です。日本一の駅と呼んでも違和感はないのではないでしょうか。やってきた列車を撮影します。ずらりと並ぶ線路に、一列に真横になって同じマルーン色の列車が走ってきます。なんと優雅で美しい景色でしょうか。ここ梅田から十三までは三複線となり、京都線・宝塚線・神戸線が平行しています。元々は阪急京都線は阪急によって建設されたものではなく、途中から阪急に経営が移った経緯があります。そのため以前は京都線十三~梅田は宝塚線に乗り入れる形を採っていましたが、戦後に宝塚線を複々線化する形で京都線が独立しました。そのため京都線には中津駅がなく、普通列車も通過するのです。1号線に入線してきた特急に乗車します。本来であれば京とれいんに乗車する予定でしたが、今朝の寝坊でそれも叶わず…阪急で現在走る転換クロスシートの車両は京都線の特急のみに使用され、京阪間のJR・京阪との競争がいかに激しいかが実感されます。列車に乗り込み、無事座席を確保したところで列車は発車します。梅田を発車し、列車は淀川を通...[続く]
近畿三都ものがたり 2014冬

7.DEEPと絶景の生駒山

神戸のゲストハウスで一夜を明かし、朝起きると!…なんと寝坊。とはいえ1日のスケジュールすべてが乱れるほどではなかったので、落ち着いて準備をして宿を後にします。三宮駅→生駒駅昨日は宝塚から阪急で神戸までやって来ました。せっかく多数の私鉄が競合する関西、せっかくなので違う路線を利用して移動してみましょう。阪神電車に乗り込み、三宮を後にします。さようなら神戸三宮を出てしばらくは地下を走りますが、地上高架に出るとまるで路地裏のようなルートを颯爽と駆け抜けます。久しぶりに乗っていて楽しいと感じた次第です。列車はそのまま尼崎からなんば線に入り、難波で近鉄へ直通、奈良線の石切を過ぎたあたりで大阪の平野を眺めることができました。この石切付近の車窓は私の中でもお気に入りの場所です。そうしている内に列車は生駒トンネルに入り、トンネルを抜けるとそこは生駒で下車します。生駒ケーブル 鳥居前駅→宝山寺駅近鉄生駒駅のすぐ横、生駒ケーブルの鳥居前駅に到着です。これから登る生駒山の頂上には生駒山上遊園地があり、麓のケーブルカー駅からもその世界感を体感することができます。これから乗るケーブルカーの車両はというと、これは...[続く]