2014-03

みちのく小旅行 2014春

6.念願の寝台特急「あけぼの」に乗る

夜の秋田駅昨日の早朝上野を出発、常磐線・水郡線経由で仙台へ移動、仙台で一泊した後に仙台・松島を観光、普通列車で北上しました。盛岡からはスーパーこまちに乗車して秋田に到着、長い道のりでしたがそしてここ秋田からこの旅のメインである寝台特急に乗車します。高鳴る鼓動を抑え、改札を通りホームに降り立ちます。そして、汽笛を鳴らしながらやってきた列車は…やって来ました「あけぼの」!貴重な機関車牽引列車です。しっかりと撮影して記録しておきます。写真もしっかり撮影したところで、予約した寝台に乗り込みます。あけぼのB寝台今日確保した寝台はB寝台下段です。JRの寝台列車はシーツなどは自分で準備する方式で、JR柄の浴衣も寝間着として用意されています。ベッドの長さは日本人成人男性でも十分横になれるでしょう。あけぼのは二段式寝台で、上段へはハシゴで上がります。このハシゴは収納可能で、使用しないときはたたみ、窓から外の景色を楽しむことが可能です。客車内にはこのように所狭しと寝台が並んでいます。このように寝台付近を物珍しく見ていると列車は秋田を発車、車掌さんの検札も受け、寝るまでの時間少しの間だけ列車内を歩いてみまし...[続く]
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5.もうすぐお別れ E6系「スーパーこまち」に乗る

仙台駅からさらに北上します。今日の最終目的地は秋田駅です。ここまで来てこの旅の本来の目的を振り返ります。それは寝台特急「あけぼの」に乗ることで、その乗車ありきで旅は始まりました。すなわち、あけぼのに乗車する秋田駅までの道のりは極端な表現をすると前座に過ぎないわけです。ただその道のりで観光をしないと楽しくない!ということで主に仙台・松島で観光をしました。もっと見るべきスポットはあったのに…と後ろ髪を引かれながら、普通列車に乗り込みました。仙台駅→盛岡駅仙台から盛岡の間は新幹線であれば一瞬ですが、普通列車の旅、そうはいきません。途中一ノ関などで数回乗り換えを経て、盛岡に到着した頃にはもう日は落ちてしまいました。盛岡駅に到着、ここから秋田へ向かいますが、さすがに秋田まで普通列車で行くには間に合わない…ということで、やっと新幹線に乗車です。盛岡駅→秋田駅 スーパーこまち乗車する路線は秋田新幹線ですが、乗る列車は少し特殊です。18:26発のスーパーこまち17号に乗車です。「スーパーこまち?」と思われた方もいるかもしれません。秋田新幹線といえば「こまち」です。実際に次の19:24発は「こまち」43...[続く]
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4.再びの仙台市内巡り 大崎八幡宮

東北本線に乗って、仙台駅へと戻ってきました。仙台市営地下鉄東西線前の日訪れた時は気づきませんでしたが、駅前では仙台市営地下鉄東西線の工事が進められていました。開通が楽しみです。仙台駅からまたバスに乗車、昨日は仙台城にしか行けませんでしたので、他に気になる観光地を回ります。大崎八幡宮仙台駅からバスに揺られること十余分、大崎八幡宮に到着です。バス停を降りたすぐ隣にあるのが一の鳥居です。ここ大崎八幡宮は仙台でも由緒ある神宮であり、参道も立派に直線状に続いています。一の鳥居をくぐってまっすぐ進むとこちらが二の鳥居です。ここより先は石段が待ち構えます。またこの石段は大石段としても有名だそうです。二の鳥居すぐの大石段です。お年寄りにはつらそうな参道です。石段を登った先に見えるのが次の鳥居、三の鳥居です。ここまで登ると本殿もすぐそば…ではなく、長い道が続きます。参道をひたすら歩き続け、最後の門をくぐると本殿に到着です!短いようで長い参道です。これだけ長いと十分な威厳が感じられるものです。ここでお参りをし、今まで歩いてきた参道を戻り、バスに乗り市街地を散策します。乗車するのはこちらの変わった外観をして...[続く]
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3.二つのルートで行く松島観光

ゲストハウスで一夜を過ごし、朝から仙石線に乗車して松島方面へ進みます。苦竹駅→高城町駅列車は高城町に到着です。仙石線はその名前の通り、この先石巻まで路線は延びています。しかし先の震災の影響で、現在もなおこの先は不通区間となっております。駅名標もこのように簡易的に補修されているだけであり、早く次の駅の案内が再開してほしいものです。線路はこの先まで続いていますが、そこへ向かう列車はありません。列車で1駅乗り折り返し、松島海岸駅松島観光の起点である松島海岸駅に到着です。駅舎も趣のある装いです。この駅は東北の駅百選のうちの1つです。松島海岸 旅の始まりにはふさわしい駅です。日本三景 松島海岸沿いは公園として整備され、観光のルートには最適です。駅から少し歩くと、松島の島々がお出迎えです。島巡りの観光船が発着する桟橋もすぐ近くです。このフェリーに乗ると1時間程度で松島の島々を眺めることができ、陸からは望めない景色も楽しめます。ただ今回は時間の関係上乗ることはしません。こちらは観瀾亭で、お茶屋です。外から建物を眺めるだけでも雰囲気を感じられ満足です。隣には波の浸食で変形した岩も。自然の力とはなんと強...[続く]
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2.仙台観光 仙台城と利府支線

普通列車で仙台に到着、今日はもう残る時間は観光に使います。仙台は去年も訪れてはいるものの、ゆっくりと観光はできずにほぼ通過してしまったので、今回その分じっくり各所を訪れます。仙台駅から路線バスに乗りまずやって来たのは、こちら。仙台城跡青葉城跡です。ここにはあの仙台といえばまず挙がる、伊達政宗公像、そして仙台市街地を一望できる展望台もあります。残念ながら天守は現存しないため、往年の青葉城の様子を体感することは叶いません。それではまず市内一望から建設中のビルもいくつか見え、仙台が現在も発展を続ける都市だということがわかります。ふと景色を眺めてみると??巨大な大仏のようなものが…なんだこれは…不思議なものを発見してしまいました。後になって調べてみると、これは仙台大観音であることがわかりました。これは事前に知っておけばよかった!知っていたのなら、近くまで行って見上げることもした(かも)。気を取り直して、仙台といえば…そう、かつての仙台藩領主である伊達政宗です。独眼流ともして知られている彼の名は、日本人なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。私は彼の歴史について語れることは少ないですが、こう...[続く]
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1.常磐路を下り 仙台へ

時は2014年3月、ある寝台特急の廃止が近づいていました。その列車の名前は「あけぼの」。東京は上野から高崎・長岡を経由、そのまま日本海沿いを青森まで毎日運転される寝台特急です。対東京東北の寝台特急は、他には「北斗星」「カシオペア」のJR東日本の看板ともいえる豪華列車が他にも運転されていますが、昔ながらの風格を残す、庶民が一般利用する目的の寝台特急はこの「あけぼの」を残すのみとなってしまいました。今回の旅の動機は単純明快、「あけぼのに乗りたい」ただそれだけです。そんな思いを心に持ちながら、ひたすら最後に乗れるチャンスはないかどうか探ってみました。ある日のこと、するとなんと!3月4日の上り寝台に空席があるではありませんか!幸運なことにその日は高校は休み、これは行かない手はありません。空席を確認したその日にみどりの窓口に駆け込み、寝台券を確保しました。あの「あけぼの」に乗れる、心躍る思いで過ごしながら、旅の出発その日になりました。上野駅→水戸駅上野駅から、まずは常磐線に乗り出発です。この先水戸方面まで乗車するのも初めてであり、前回の夏の旅行とはまた違うルートで東北方面を目指してみましょう。列...[続く]