関東地方の旅

初めてのマレーシア 2014秋

1.初めての国際線

とある旅行に参加することになり、高校生にして初めての海外旅行をすることになりました。初めての海外、せっかくならハワイやフランス…といきたいところですが、貧乏学生には手が届かず…行先は東南アジアのマレーシア、クアラ・ルンプールになりました。初めてづくしの旅、スタートです。出発地は関東の空の玄関口、成田空港です。前に芝山千代田、東成田を訪問した時以来です。成田国際空港→Lapangan Terbang Antarabangsa Kuala Lumpur (NRT→KUL)クアラルンプールまではエアアジア等のLCCも就航していますが、今回は豪華に日本航空を利用します。座席はもちろんエコノミー…搭乗時恒例の手荷物検査に加え、国際線では出国審査を受けます。パスポートを忘れてしまうと、ここで引き返すことになります。搭乗するのはJL723便、成田クアラルンプール線です。空港ターミナル、搭乗口から機内へのボーディングブリッジにさしかかると、ここからはもう後戻りできないのだ、とそういった感覚に襲われました。飛行機は定刻通り離陸、一路マレーシアを目指します。高度はぐんぐんと上昇、雲の上まで届きました。機内...[続く]
吾妻線・八ツ場ダムと温泉駅を巡る旅 2014夏

吾妻線・八ツ場ダムと温泉駅を巡る旅

前回の北陸旅行で余った18きっぷの旅、今日は吾妻線へ向かいます。この吾妻線の途中、川原湯温泉駅は、来月には線路付け替えが決定しています。その理由は八ツ場ダム建設です。現在駅が存在し、線路が通るルートはダムが完成するとダムの底に沈むこととなりますが、路線自体を廃止するわけにはいきません。今回はその川原湯温泉駅を訪れる旅です。大宮駅→高崎駅まずは吾妻線の走る群馬県を目指します。東京から高崎へは通常高崎線、または新幹線を利用する訳ですが、いつも同じルートでは変わりばえしません。そのため今回は別ルートである八高線に乗車します。そのため大宮駅から川越線に乗車、高麗川駅までやって来ました。ここ高麗川で川越線と八高線が接続します。八高線はその名の通り八王子と高崎を結ぶ路線ですが、列車の系統は八王子~高麗川と高麗川~高崎で分割され、八王子~高麗川の列車は川越線に乗り入れる運行形態をとっています。そのため大宮駅から高麗川経由で高崎まで来ようとすると、川越と高麗川の2回乗り換えをしないといけません。また、高麗川~高崎は電化されておらず、エンジン音の響く気動車に乗車することになります。そんなに遠くには来てい...[続く]
路面電車・北陸地方鉄道の旅 2014夏

9.直江津→東京 普通列車の旅

糸魚川方面から北陸本線に乗って直江津に到着しました。ここからはJR東日本になり、長野方面に向かいます。直江津駅→長野駅直江津からはJR東日本、会社が変わり乗車する車両も変化します。これから乗車する信越本線長野~直江津の区間は、北陸新幹線の開通によってJRから経営分離、軽井沢~篠ノ井を運営するしなの鉄道に移管されます。この区間は去年の旅でも訪れました。従って、今後青春18きっぷで乗車することも叶わなくなり、私がこうしてJRのうちに訪れるのも最後になるかもしれません。列車は定刻通り直江津を発車、上越地方の中心地高田方面へ向かい走り出します。途中停車した特徴のある駅がこちらです。一見すると何の変哲もありませんが、この先に線路は続いていません。これがスイッチバックを有する二本木駅です。この駅では列車の交換もありました。反対方向へ走る普通妙高号です。今回の旅で訪れたスイッチバック駅はこれで2駅目です。ホームの反対側に停車しているのは特急型車両、国鉄色です。列車は交換後に発車、長野方面への旅を続けます。終点長野に到着です。長野駅→松本駅長野駅は明るく開放的な造りです。ふとコンコースの案内板に目をや...[続く]
路面電車・北陸地方鉄道の旅 2014夏

1.座席夜行ムーンライトながらで目指す北陸

高校2年生の夏休み、18きっぷを使い、新幹線が開通目前に迫った北陸を訪れることにしました。北陸地方を18きっぷで旅するには、滋賀県の米原から新潟県の直江津までを結ぶ北陸本線をメインルートとして動くケースがほとんどです。しかし新幹線が開通すると、平行区間となる金沢~直江津の区間は第3セクターとしてJRから経営分離、今後18きっぷで旅をすることはできなくなります。さらに新幹線開通によって沿線の風景もきっと様変わりすること間違いありません。前々から訪れてみたかった北陸と、富山県の町おこしの中心として確固たる地位を築いた路面電車に乗車する旅です。新宿駅→小田原駅今回は旅の最初にムーンライトながらに乗車します。この列車は東京~大垣を結ぶ座席夜行列車で、以前乗車したあけぼのとは異なり寝台ではなく、夜行バスのように座席で一夜を過ごす列車です。また今回メインで活用する青春18きっぷは、JR全線普通・快速列車に乗車できますが、特急列車は利用できません。その分1日あたり2,380円という破格で旅ができます。また1日(回)あたりの有効期間は、使用期間中の任意の1日午前0時~翌日0時まで有効ですから、賢い使い...[続く]
下町・浅草巡り 2014夏

3.水上バスで隅田川下り

浅草を改めて満喫した最後に、いつもとは違うルートで後にします。それは東京都観光汽船により運航されている東京クルーズです。こちらを利用して隅田川を下り、日の出桟橋まで行きます。浅草・吾妻橋最後に浅草らしい定番のフォトスポットから撮影です。左から墨田区役所・東京スカイツリー・アサヒグループ本社ビル・ビールの泡です。乗船する場所は隅田川に架かる吾妻橋からです。普段は足で踏み入れることのできない川の中心、水の上から見る風景はどのように広がるのでしょうか。現在地は赤い吾妻橋、奥に見える青い橋が駒形橋、その奥の緑の橋が厩橋、黃の橋が蔵前橋と隅田川に架かる色とりどりの橋を一気に眺めることができるのも、水上バスならではです。それでは,出発!水上バス「東京クルーズ」の旅船は発着場からまっすぐ川を下るのではなく、一度言問橋上流まで上り大きくUターンして出発していきました。まずは桜橋を撮影します。東京でここまで空が広いのは隅田川くらいでしょうか。言問橋下を通過(写真なし)乗船位置の吾妻橋よりも1つ上流にある、東武本線の橋梁です。最初に乗船した吾妻橋の下を渡ります。駒形橋です。厩橋です。蔵前橋です。一部改修工...[続く]
下町・浅草巡り 2014夏

2.東京一の観光地・浅草寺をゆったり散策

朝9時に成田空港に集合、浅草観光のためすぐ都内に折り返します。成田空港駅→押上駅朝は日暮里から東成田まで京成本線経由の普通列車で行きました。そんなに時間がかかるのは勘弁…ということで、スカイアクセス線のアクセス特急利用で戻ります。これで運賃は200円しか変わらないのですから、躊躇することなく所要時間の短い路線を選びます。アクセス特急はその名の通り、大きな荷物を持った空港利用者で混んでいましたが、途中停車駅の千葉ニュータウン等に在住する方々の日常の足としても広く使われているようです。東京スカイツリー押上駅で下車、地上に上がると、世界一高い自立式電波塔のスカイツリーがお目見えです。完成したのは2012年、現代の建築技術が結集されたに違いありません。しかも建築主は民間企業の東武鉄道であることもまた驚きです。このように近くからカメラで全体像を写すには多少離れた位置に移動しなければいけません。今日のメインは浅草です。せっかくの良い天気ですが、タワーに上がることはせずに1駅移動します。伝法院通東武浅草駅から降り、浅草寺方面へ向かう道は複数ありますが、一番賑わいと雰囲気のあるのがこの伝法院通でしょう...[続く]
下町・浅草巡り 2014夏

1.日本一短い鉄道と「元」成田空港駅

ある日、東京を観光することになり、特に浅草周辺の下町を巡ることとなりました。しかしその集合場所はなんと遠く離れた成田空港でした。一見すると意味不明なこの移動ですが、今後に向けての意味はあります。関東在住者が浅草に行くのに集合場所が成田空港というだけでも大変ですが、ただ空港へ行くだけではつまらないので、その近くにある生きた廃墟とでも呼ぶべき駅を訪問してきました。日暮里駅→宗吾参道駅出発はここ日暮里駅、京成本線に乗車します。乗車するのは5時49分発の成田空港行き、なんと普通列車です。日暮里から成田空港までのアクセスは特急が主流ですが、始発列車の時間帯のためそんな列車はまだ走っていなく…延々と各駅に停まる列車を使うしか手段はありません。乗車する成田空港行きがやって来ました。普通列車で成田空港へ行くととなったのも、空港での集合時間前に今回の寄り道をしておきたかったからです。荒川を渡ります。奥には東武線・JR線の橋が見えます。正確な一は忘れてしまいましたが、途中風車が車窓に見えました。日暮里から乗車した列車は成田空港行き、これから向かう場所も成田空港ですが、一旦ここ宗吾参道で列車を乗り換えます。...[続く]
みちのく小旅行 2014春

6.念願の寝台特急「あけぼの」に乗る

夜の秋田駅昨日の早朝上野を出発、常磐線・水郡線経由で仙台へ移動、仙台で一泊した後に仙台・松島を観光、普通列車で北上しました。盛岡からはスーパーこまちに乗車して秋田に到着、長い道のりでしたがそしてここ秋田からこの旅のメインである寝台特急に乗車します。高鳴る鼓動を抑え、改札を通りホームに降り立ちます。そして、汽笛を鳴らしながらやってきた列車は…やって来ました「あけぼの」!貴重な機関車牽引列車です。しっかりと撮影して記録しておきます。写真もしっかり撮影したところで、予約した寝台に乗り込みます。あけぼのB寝台今日確保した寝台はB寝台下段です。JRの寝台列車はシーツなどは自分で準備する方式で、JR柄の浴衣も寝間着として用意されています。ベッドの長さは日本人成人男性でも十分横になれるでしょう。あけぼのは二段式寝台で、上段へはハシゴで上がります。このハシゴは収納可能で、使用しないときはたたみ、窓から外の景色を楽しむことが可能です。客車内にはこのように所狭しと寝台が並んでいます。このように寝台付近を物珍しく見ていると列車は秋田を発車、車掌さんの検札も受け、寝るまでの時間少しの間だけ列車内を歩いてみまし...[続く]
みちのく小旅行 2014春

1.常磐路を下り 仙台へ

時は2014年3月、ある寝台特急の廃止が近づいていました。その列車の名前は「あけぼの」。東京は上野から高崎・長岡を経由、そのまま日本海沿いを青森まで毎日運転される寝台特急です。対東京東北の寝台特急は、他には「北斗星」「カシオペア」のJR東日本の看板ともいえる豪華列車が他にも運転されていますが、昔ながらの風格を残す、庶民が一般利用する目的の寝台特急はこの「あけぼの」を残すのみとなってしまいました。今回の旅の動機は単純明快、「あけぼのに乗りたい」ただそれだけです。そんな思いを心に持ちながら、ひたすら最後に乗れるチャンスはないかどうか探ってみました。ある日のこと、するとなんと!3月4日の上り寝台に空席があるではありませんか!幸運なことにその日は高校は休み、これは行かない手はありません。空席を確認したその日にみどりの窓口に駆け込み、寝台券を確保しました。あの「あけぼの」に乗れる、心躍る思いで過ごしながら、旅の出発その日になりました。上野駅→水戸駅上野駅から、まずは常磐線に乗り出発です。この先水戸方面まで乗車するのも初めてであり、前回の夏の旅行とはまた違うルートで東北方面を目指してみましょう。列...[続く]
近畿三都ものがたり 2014冬

9.ラピート・スカイアクセス 西と東の空港アクセス線

道頓堀を散策した後、いよいよ大阪を旅立ちます。今日残る行程は、南海で関西空港まで行き、初搭乗となるLCCで成田空港、そして帰宅というものです。歴史を感じさせる外観の高島屋です。これから乗車する南海の難波駅は百貨店と一体となった造りです。難波駅→関西空港駅 南海特急ラピート前々から気になって乗ってみたかった列車の特急ラピートです。この斬新なデザインは現在でも古さを感じさせなく新車でも通用するのではないでしょうか。車内もこの通り、楕円形を基本のデザインとしています。1995年ブルーリボン賞受賞車両です。駅にて551豚饅を確保、ガラガラの車内によい匂いを充満させてしまいました。列車は定刻通り難波を発車、この列車はベータなので途中何駅かに停車します。りんくうタウンを過ぎると車窓に見えてくるのはおお…これが関西空港のターミナルか、と思っているとすぐに空港島内の終点、関西空港駅に到着です。関西国際空港改札の外に出ると、JRと南海の改札口が並んでおりました。一見仲良く並んでいそうですが、両社は空港輸送でライバル関係にあります。自分で手配したのは初めての飛行機、ワクワクさせます。乗るのはもちろん国内線...[続く]
近畿三都ものがたり 2014冬

1.3列夜行バス 京阪神ドリームさいたま号に乗る

夏休みは北へ行った。冬休みはどこへ行こうか。せっかくなら違う方向、西に行ってみようか。年明けだから初詣もかねて、神社仏閣の多い地域は…夜の所沢駅年が明け、会社や学校が始まってすぐの3連休、また旅に出ます。土曜の夜からスタートです。旅の出発点はここ、所沢です。夜のスタートということで目的地までは夜行バスで行く訳ですが、その出発点となります。東阪間を結ぶ夜行バスは数多く設定されているのですが、学割があることや自宅の場所などを検討し最終的にバスの乗車場所として選びました。所沢は駅舎がリニューアルされ、開放感あふれる駅に生まれ変わっていました。今回乗車するバスの京阪神ドリームさいたま号の乗車口は東口にあるので移動します、がその前に今回の旅行で主に使うスルッとKANSAI 2dayチケットを購入する必要があります。このきっぷは有効エリア内では買うことができず、エリア外の事前販売のみです。バスに乗ってしまうと京都まで途中降りて買うことはできませんので、ここ所沢のコンビニで支払いまで済ませておきましょう。京阪神ドリームさいたま号 所沢駅→京都駅バスがやってきました。乗務員さんが降りて預け荷物をトラン...[続く]
普通列車で行く函館 2013夏

12.函館→東京 鈍行の旅 完結編

中尊寺を観光し、残るはひたすら列車に乗り東京に戻るのみです。※本当に列車を乗り継ぎ東京まで戻るだけの内容です。平泉駅→一ノ関駅普通列車に乗り、一ノ関まで乗ります。車体には平泉の世界遺産登録記念ラッピングがされていました。列車は一ノ関に到着です。ここでは乗り継ぎに時間があるので、食料を調達します。18きっぷで旅をするときもそうですが、乗り継ぎ時間を有効活用してできる時に食料調達をしておくことは重要です。なぜなら次に休憩ができるのが数時間後というケースもあり得るからです。一ノ関駅→仙台駅仙台までもまた普通列車です。途中小牛田で乗り換え、仙台までの所要時間は約100分です。仙台に到着です。仙台駅→福島駅 快速仙台シティラビット仙台からは快速です。ここでやっと進行方向の座席に座ることができましたので、睡眠に充てます。福島に到着です。福島駅→黒磯駅一ノ関から毎回違うタイプの車両に乗ることができ、楽しいものですが列車に乗るだけの移動というものはどうしても飽きてしまうものです。黒磯駅はもう東京近郊ともいえるでしょうか。ここまで来るとすっかり日も暮れてしまいました。黒磯駅→宇都宮駅列車の帯の色も東京近...[続く]