近畿世界遺産巡り 2016夏

近畿世界遺産巡り 2016夏

1.夜行バスで目指すは奈良・橿原神宮

春に大学に進学し、大学生活にも慣れた頃、8月の夏休みになりました。せっかくの長期休み、どこかへ旅行したいな…そう思ったのが始まりでした。バスタ新宿→京都鴨川十条午後9時、バスタ新宿に降り立ちました。ここから夜行バスに乗車し、近畿を目指します。今日乗るのは3列夜行バス、無事に寝られると良いのだが…関東→近畿で夜行バスを使用、移動したことは何度もありますが、新宿発の便を利用するのは今回が初めてです。以前の夜行バスの記事はこちら途中石川・駿河湾沼津・岡崎に停車し休憩、順調に西を目指します。翌朝、バスは時刻通り 朝6時前に京都に到着しました。十条駅→京都駅今回使用した便の京都到着は京都駅前ではなく、少し市街地から離れた十条です。そのため、一度京都駅に出て近鉄の始発に乗ります。京都駅→橿原神宮前駅京都駅にてスルッとKANSAI 3dayチケットを交換、早速近鉄に乗り込み移動を開始します。始発でしたので無事に座ることができました。混む時間帯でもなかったので竹田から乗車してもよかったかも…列車は橿原神宮前に到着しました。ここ橿原神宮前は、西大寺・阿倍野橋・吉野方面へと路線が分岐する近鉄の主要ターミナ...[続く]
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2.飛鳥時代の歴史に触れる旅

畝傍御陵前駅→飛鳥駅早朝の橿原神宮と神武天皇畝傍山東北陵を訪れ、次は歴史ある奈良の街でも、その名前を耳にする機会の多い街、飛鳥を訪れます。ここ飛鳥には、歴史の教科書でも名前をよく見る遺跡や古墳の数々があります。飛鳥駅に到着、駅前でレンタサイクルを借り、遺跡巡りに出発!天武天皇・持統天皇 檜隈大内陵まず訪れたのは、天武天皇・持統天皇陵です。壬申の乱の後、時期は異なりますが夫婦で即位した天皇です。日本の歴史に与えた影響はとても大きなものですが、その後もこうして現在まで夫婦で葬られているのは、なんだか心が温まるものです。高松塚古墳続いて訪れたのは、高松塚古墳です。この古墳は内部の壁画が有名で、歴史の教科書でもおなじみです。しかしながら被葬者は不明で、藤原京の時代に造られた、という事実のみが判明しています。古墳の隣には高松塚壁画館があり、古墳内部の復元模写が展示されています。せっかくなので内部もじっくり見学、壁画を眺めることができました。飛鳥宮跡続いては、ここ飛鳥の地に都があった遺跡である飛鳥宮跡です。推古天皇から持統天皇までのおよそ100年の間、ここで日本の政治が執り行われました。また、政変...[続く]
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3.京都の新観光名所・京都鉄道博物館を訪れる

次は、この春オープンしたばかりの注目の施設、京都鉄道博物館を訪れます。京都鉄道博物館正面入口に到着しました。こちらでチケットを購入、早速中に入ります。このように新幹線と国鉄型車両が並んでいる風景も、博物館ならではです。左から500系新幹線 583系電車 489系電車です。この1800形蒸気機関車は、以前は大阪の交通博物館での展示がなされていましたが、京都鉄道博物館が開業するにあたりこちらに移設されました。100系新幹線です。100系といえば2階建て車両ですが、残念ながら展示はなされていませんでした。館内には車両展示の他に鉄道の歴史や技術についての展示はもちろん、巨大なジオラマまでありました。あえてその写真を撮影し紹介することはしませんが、丸1日あっても足りないレベルの展示量ではないでしょうか。運転シミュレーターは残念ながら整理券配布も終了していたため、屋外に出てみます。京都鉄道博物館からは東寺も見えます。少しの間撮影をしてみます。先ほど新幹線現役を引退した車両を見たばかりですが、現役のN700Aを眺めます。サンダーバードです。少し眺める方向を変えると、京都駅から出発した嵯峨野線と京都タ...[続く]
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4.白鷺城! 世界遺産 姫路城観光

神戸の宿で一夜を明かし、朝を迎えました。新開地駅→山陽姫路駅今回使用しているのはスルッとKANSAI 3dayチケットです。JR以外の私鉄であれば乗り放題のため、今日も私鉄を使って移動をします。最初に乗るのは、私も初乗車の山陽電車です。途中、須磨付近では海岸沿いを走行、JRと併走します。途中舞子付近では世界最長の吊橋である明石海峡大橋も車窓から望めました。列車は終点の姫路に到着しました。駅から目の前の大通りをまっすぐ歩くこと約20分、到着しましたいよいよ!世界遺産 姫路城白い壁が特徴のお城!世界文化遺産であり、国宝でもある姫路城です!早速、中に入ってみましょう。世界遺産 姫路城と大きく彫られた石もありました。チケットを購入、天守へ上ります。天守内部には江戸時代の姫路城下町を再現した模型があり、その規模の巨大さには目を見張るものがあります。天守から姫路駅方向を眺めます。西を眺めます。右に見える山は男山で、姫路城の鎮守社として、歴代城主が信仰したとされています。天守はこのあたりで満足、下りて城郭の内を少し散策してみます。すると気になるスポットが!お菊井戸お菊井戸?お菊はあの怪談話で有名な皿...[続く]
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5.フリーきっぷを有効活用 阪急阪神の支線に乗車

舞子にあるインド料理屋にて昼食を済ませ、旅を続けます。学園都市駅→西神中央駅地下鉄に乗車、まずは終点の西神中央まで乗車します。終点の西神中央に到着です。ここは神戸市西区の中央で、山中を切り開いたニュータウンです。駅前には住宅のほか商業施設やホテルも集積しており、かなり賑わっています。西神中央駅→甲陽園駅駅前を少し散策したら、すぐに折り返して阪急線に乗車します。地下鉄で三宮まで戻ってきました。ここからは阪急神戸線です。途中の夙川で下車、甲陽線に乗り換えです。支線区では3両編成が活躍しているようです。夙川の駅は、神戸線と甲陽線を連絡するため構内に急カーブがあるのが特徴です。終点の甲陽園に到着です。静かな駅でした。甲陽園駅→伊丹駅再び折り返し、夙川まで戻ってきました。夙川から塚口で飛び乗った列車、なんと最新鋭の1000系でした!これは感動!塚口からは伊丹線に乗車します。同じ支線ですが先ほどの甲陽線とは違い、こちらはJR宝塚線と併走しており、ライバル関係にもあります。終点の伊丹に到着です。この駅は先の震災で大きく被災しましたが、奇跡てきな復興を果たしたことで有名です。伊丹駅→武庫川駅阪急神戸線...[続く]
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6.夕暮れの有馬温泉散策

新開地駅→有馬温泉駅今日二度目の新開地駅です。二度目の新開地駅からは、湊川方面に乗車します。初めての神戸電鉄です。到着したのは関西の奥座敷、有馬温泉です。有馬温泉先ほどまでいた西宮は六甲山の麓、大阪湾に面した街でした。一方、今いる有馬は西宮から六甲の山を越えた反対側で、標高も高く直線距離では近いですがまったく別の様相です。日はすっかり暮れ、どこか昔の雰囲気が漂います。と思いきや、すぐそばの湯けむり広場は観光地の様相です。太閤橋から有馬川を眺めます。夏休みの今日はここで露店もあり、小さな夏祭りのようでした。親水公園を通り、反対側から眺めます。とても賑わっているようです。有馬温泉の撮影スポット、ねねの像もしっかりカメラに収めます。山の街、有馬。散策するのは少し疲れますが楽しい街並みです。有馬に来たら温泉に入らねければ!ということで、日帰り入浴のできる温泉、金の湯にやって来ました。ここで一風呂浴びることにします。有馬温泉駅→新長田駅温泉ですっきりしたので、宿に戻ります。時刻は夜9時近くになり、駅の人もまばらでした。この車両の乗客は私一人だけです。有馬温泉から乗った列車は1駅先の有馬口止まりだ...[続く]
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7.神戸から私鉄を乗り継ぎ目指すは京都

神戸の宿を後にして、今日からは京都編に移ります。高速神戸駅→北千里駅朝の高速神戸駅から、阪急神戸線の特急に乗車、京都方面へ向かいます。今回の旅で使用しているスルッとKANSAI 3dayチケットも、最終日を迎えました。列車は終点の1つ前、十三に到着、そこからは京都線に乗り換えです。京都線も淡路で乗り換え、今度は千里方面に乗り換えです。終点の北千里に到着です。特にすることもないのですぐに折り返します。北千里駅→嵐山駅折り返しは梅田行きでした。降りるのは次の山田駅です。山田からは大阪モノレールに乗車します。路線は高速道路沿いの高い位置を走るため、車窓は開けていて面白い路線です。京都線との乗り換え駅である南茨木でモノレールとはお別れ、再び阪急の旅に移ります。途中駅で快速急行に乗り換え、京都へ急ぎます。快速急行も途中の桂で下車、ここからはローカル線の雰囲気の漂う嵐山線に乗り換えです。乗車する車両は、元京都線特急専用車であった6300系です。車体側面の2ドアが特徴です。ふかふかのクロスシートに揺られ、終点の嵐山に到着です。駅舎も京都らしい風格漂うデザインです。嵐山駅→北野白梅町駅阪急嵐山駅からバ...[続く]
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8.定番の京都観光 伏見稲荷・清水寺編

京都駅から奈良線に乗車、稲荷駅で下車して伏見稲荷大社に到着しました。伏見稲荷大社以前訪れたときは早朝だったため人も少なかったですが、今回はお昼で夏休みシーズン。今回は人混みの中の参拝となりました。二番鳥居を抜け、門を撮影します。左右に鎮座するのは狛犬ではなく、きつねです。外拝殿と本殿です。千本鳥居で有名な神社ですが、本殿もこうして威厳のあるものです。もちろん、伏見稲荷といえば、の千本鳥居も見物しました。以前訪れた時は気づきませんでしたが、一本一本に奉納の文字が書かれているのですね。清水寺伏見稲荷を後にして、京阪電車で清水五条まで移動しました。近くで昼食を済ませ、続いて京都観光の定番である清水寺を参拝します。清水寺まで行く途中、清水坂を歩きながら散策します。京名物のお土産屋が多数並んでいますが、お金を使わないよう気をつけながら清水寺まで向かいます。仁王門を抜け、鐘楼と三重塔を眺めます。青い空と緑、そして朱色が良いコントラストになっています。途中で市街地を一望する地点にやって来ました。先ほどまで居た京都駅・京都タワーも見えます。こちらも清水寺の名所である音羽の滝です。滝をズームします。3本...[続く]
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9.定番の京都観光 金閣・北野天満宮編

今回の旅の最終日、またもや定番の京都観光をして帰路につきます。鹿苑寺(金閣)バスで鹿苑寺に到着しました。参拝料を支払い、中に入ります。鹿苑寺の個人的な1つの特徴は、参拝時にお札のようなものがいただけることです。金閣を撮影します。私はここまで「金閣寺」ではなく「鹿苑寺」と表記してきましたが、このお寺の正式な呼称は「鹿苑寺」で、いわゆる金閣とは鹿苑寺の一施設である「鹿苑寺舎利殿」のことを指します。金閣が金色であるのに対し、銀閣が銀色ではないことは有名な話です。北野天満宮この旅で一度北野白梅町に立ち寄っておりますが、その時はスルーした北野天満宮にやっぱり訪れることにしました。豪華な作りの中門です。一通りの参拝と名物の牛を撫でたりして、天神さんを後にしました。京都駅→東京駅行きは夜行バスで上洛しましたが、帰りは新幹線で帰ります。前半は教科書で見た遺跡や姫路城を訪れ、関西私鉄にもたくさん乗車、後半は定番の京都観光をした旅になりました。無事に帰宅、今回の旅も終了です。