8.初のドライブ旅 天草編

いよいよ今日が初の車旅となりました。ちょうど1か月前に自動車免許を取得したばかり、初心者マークが手離せない新人ドライバーですが、果たして無事故で旅を終えることはできるのでしょうか。

今日の行程は、宿のあった熊本市内から、宇土半島を進みそのまま天草へ、天草下島の鬼池港からカーフェリーに乗船、長崎県の南島原にある口之津へ渡ります。そのまま雲仙の山を自動車で上り、温泉を満喫した後、今日の目的地であり初めて訪れる長崎市内までのロングドライブです。

熊本→三角

まずはホテルからは電車で熊本駅に移動、熊本駅前のレンタカー屋さんにて今日のお供であるレンタカーを借ります。たどたどしくチェックインを済ませ、恐る恐る熊本駅前のレンタカー屋さんの敷地から、緊張感を持ちながら左右を確認、車を発進させます。しばらくしたら交通量の多く緊張感の抜けない熊本市内を抜け、隣の宇土市から宇土半島を天草方面に伸びる、国道57号に出ます。

国道沿いの途中のコンビニに休憩がてら立ち寄った際、目の前に広がっていたのは有明海でした。干潟で有名な有明海ですが、この目で見るのは初めてです。

しばしの休憩を終え、引き続き同じ国道57号を走ります。右手は一面のオーシャンビューですが、自ら運転をしなければならず、せっかくの車窓をカメラで撮影できないのは悔しい限りです。

しばらくすると

三角西港

今日最初の目的地であった、宇土半島のほぼ先端に位置する三角西港に到着です。
こちらもおとといに訪れた大牟田と同時期の、2015年に明治日本の産業革命遺産として登録されました。

5.熊本の鉄道を駆使し市内を巡る
天神から西鉄を乗り継ぎ、太宰府を経由して大牟田までやって来ました。その大牟田からまた旅を続けます。大牟田駅→上熊本駅ここ大牟田は、かつて三井三池炭鉱が存在、石炭資源の街として栄えた歴史があり、それは2015年に明治日本の産業革命遺産として世界遺産にも認定されました。江戸時代から採掘の行われていた歴史のある炭鉱ですが、エネルギー政策の転換により閉山となりその歴史に終止符を打ちました。また、県境をまたいだ熊本県荒尾市とも関係が深く、同一の都市圏を形成しています。裏を返せば、一体的な市街地に県境が引かれている事例は数少ないということです。ここで採掘された石炭は、日本各地の近代化に大きな貢献を果たしました。その歴史が少しではありますが駅でも感じることができます。大牟田までは西鉄で移動してきましたが、ここから先熊本県内にはJRのみが路線を伸ばしています。普通列車で各駅に停車し、熊本駅の1つ手前、上熊本駅に到着です。上熊本駅→御代志駅ここ上熊本駅には、JRの他に熊本市電・熊本電鉄が乗り入れるターミナルとなっています。各路線の駅は隣接しており、乗り換えに不便することはないでしょう。そんな上熊本駅から...[続く]

ここ三角西港の位置する場所は穏やかな海流が流れており、まさに天然の良港と言えるでしょう。右手に見えるのは三角と向かいの大矢野島を結ぶ天城橋です。三角を満喫した後は私もこの橋を渡り、天草を目指します。

浦島屋・龍驤館

ここ三角西港のシンボル的建物、浦島屋です。九州にこのような洋館が長崎以外にあるのは珍しいと思います。あの小泉八雲の小説にも出てくる、有名な建物だとか。

すぐ隣には龍驤館です。室内はここ三角西港の歴史を伝える資料館となっています。

三角西港散策

明治当時のドックでしょうか、当時の遺構がそのまま残っています。

向かいの大矢野島は山肌の一部が崩れていました。これも今年の地震の被害によるものでしょうか。

またしばらく港の周りを散策します。

旧三角海運倉庫では、このように海を眺めながら食事できるレストランがあります。
元々は名前の通り海運倉庫として建設された建物ですが、現在は中を改装しおしゃれな海辺のカフェのようになっています。

旧高田回漕店

旧高田回漕店です。先ほど洋館を見たばかりなのに、すぐそばに和風建築があるのは不思議な感じがします。
せっかくなので、少し中を見学していきましょう。タダですし。

部屋の中から海を眺めることのできる、なんと良い時間でしょう。

最後に、建物の2階から港を眺めて三角の港町を去ることとします。

天草四郎ミュージアム

続いて訪れたのは、先ほどの天城橋を渡った先の大矢野島にある、天草四郎ミュージアムです。

ここ天草四郎ミュージアムでは、島原の乱で有名な天草四郎と南蛮文化およびキリシタンの歴史が展示されています。中は撮影禁止でしたが、ゆっくりと展示を見て回ります。

1時間をかけじっくりと展示を見た後、再びドライブ旅の再開です。
運転をしているため写真に収めることはできませんでしたが、このドライブルートの見所はいわゆる天草五橋です。宇土半島から上島までを途中複数の小さな島を経由しながら結ぶ、瀬戸大橋やしまなみ海道と同じような構成の5つの橋をそう呼ぶそうです。それぞれの橋は異なる構造を採用しており、ドライブしながら飽きません。

高舞登山

天草五橋をすべて渡り終え、上島の合津地区に到着しました。
ここで1カ所寄っておきたい場所がありました。

天草と言えば、瀬戸内海のようにたくさんの島々が浮かぶ姿を思い浮かべる人々が多いでしょう。

そんな天草の島々が浮かぶ景色を一望することができる高舞登山に立ち寄りました。ここの展望台は先ほど通過した天草五橋をすべて見渡すことができます。このような山の上の展望台にも気軽に立ち寄れることが車旅の良い点ですね。

そしてそのまま山を下り、旅を続けます。

鬼池港

想定よりここまで時間を要してしまいましたので、上島と下島で他に立ち寄り観光は省略することとしました。

天草市の中心部を抜け、下島の目的地である鬼池港に到着です。

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