天神から西鉄を乗り継ぎ、太宰府を経由して大牟田までやって来ました。その大牟田からまた旅を続けます。
大牟田駅→上熊本駅
ここ大牟田は、かつて三井三池炭鉱が存在、石炭資源の街として栄えた歴史があり、それは2015年に明治日本の産業革命遺産として世界遺産にも認定されました。江戸時代から採掘の行われていた歴史のある炭鉱ですが、エネルギー政策の転換により閉山となりその歴史に終止符を打ちました。
また、県境をまたいだ熊本県荒尾市とも関係が深く、同一の都市圏を形成しています。
裏を返せば、一体的な市街地に県境が引かれている事例は数少ないということです。
ここで採掘された石炭は、日本各地の近代化に大きな貢献を果たしました。
その歴史が少しではありますが駅でも感じることができます。
大牟田までは西鉄で移動してきましたが、ここから先熊本県内にはJRのみが路線を伸ばしています。
普通列車で各駅に停車し、熊本駅の1つ手前、上熊本駅に到着です。
上熊本駅→御代志駅
ここ上熊本駅には、JRの他に熊本市電・熊本電鉄が乗り入れるターミナルとなっています。
各路線の駅は隣接しており、乗り換えに不便することはないでしょう。
そんな上熊本駅から乗車するのは熊本電鉄です。
車両は元東京メトロ銀座線です。
そんな車両に揺られること5駅、
北熊本駅に到着です。
ここ北熊本駅では御代志とJRと接続する上熊本、熊本市中心部にほど近い藤崎宮前の三方面に分岐しています。列車の接続もなされ、人に行き交いで賑わいを見せています。
終点の御代志に到着です。この駅は終着駅でありながら、駅舎もなく少し寂しい反面、ホームの対面には自家用車が横付けが可能な構造となっており、実際の利用者にとっては便利であることでしょう。
この熊本電鉄の路線名は「菊池線」であり、かつてはこの先、熊本県の北部の菊池まで路線が伸びていましたが1986年に廃止されています。
御代志駅→藤崎宮前駅
御代志からは来た道を折り返し、熊本電鉄のもう1つの起点である、藤崎宮前を目指します。
この菊池線は全体的に交通量の多い道路と併走しており、車の優位性が高くありつつも健闘しているように思います。
藤崎宮前駅は駅ビルの1階に列車が発着するホームがある構造で、近代的です。
ここから先は市街地方面には線路はありませんので、歩きながら市内を散策することとします。
熊本城
藤崎宮前駅から10分程度歩くと、熊本城まで到着しました。
城といえば石垣ですが、ここ熊本城は今年の地震で崩れ、現在は復興のさなかにあります。
今日は時間も遅いので中まで入ることはせず、市内を散策することにしました。
熊本駅
熊本の中心駅、熊本駅に到着です。2011年に九州新幹線が全通、今後駅の改装が予定されています。
JR熊本駅から熊本市電の停留所までは動線が整備されており、各地からの観光客の受け入れ体制は整っているようです。
熊本駅→水前寺駅
熊本の宿は水前寺に予約しました。
その前に、最後に熊本ラーメンにありついて今日の行程は終了です。
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