3.福岡でただ鉄道に乗るだけの乗り鉄の旅

旦過市場で昼食を終え、再び旅を続けます。
市場から歩くこと約10分、少し迷いながら到着したのは

小倉城

日本全国の城を回るのも楽しみの1つではありますが、ここ小倉城は19世紀に火災で焼失、昭和になって再建された復元天守。天守の内部も現存天守のような期待も持てなかったので今回はスルーすることに。

西小倉駅→香椎駅

小倉駅の最寄り駅でもある西小倉駅から、再び列車に乗ります。ふとホームの案内板に目をやると、「回送」の文字が。何がやって来るのかと胸を躍らせながらホームで待っていると…?

JR九州のD&S列車の1つ、「海幸山幸」が!
この列車は宮崎地区のローカル線で普段運用されており、ここ北九州地区でお目にかかることは稀だと思われます。当然私も今日の日までこの列車を直接目にしたことはありませんでした。偶然とはいえ、貴重な遭遇だったのではないでしょうか。

荒尾行きの列車に乗車、目指すは再び福岡市内に位置する香椎駅です。

ここ香椎駅から乗り換えるのは、

ローカル風情漂う香椎線!ではなく、JR香椎駅から目と鼻の先に位置する、西鉄香椎駅から伸びる西鉄新宮線です。

西鉄香椎駅→西鉄新宮駅

終点の新宮駅に到着です。かつて線路はここから先、JR鹿児島本線に沿って津屋崎まで伸びていましたが2007年に廃止となっています。

駅前は住宅地、そして少し歩けば海水浴場に至ることができますが、今回新宮まで来た理由はきっぷを有効活用するためでもあったので10分程度の時間ですぐに折り返します。

駅に到着する列車が良さげに撮影できたので1枚

西鉄新宮駅→貝塚駅

新宮駅からそのまま折り返し、都心側の終点である貝塚駅に到着です。

ここ貝塚駅からは地下鉄箱崎線にそのまま乗り継ぎ、そのまま天神方面までのアクセスが可能ですが、直通運転はなされていません。理由はいくつかあるようですが、西鉄の編成が2両、地下鉄の編成が6両と輸送力のバランスが悪いことが主なようです。

同じ西鉄といえども、その本線ともいえる大牟田線の起点である天神までは西鉄線内で完結しての移動はできないようになっており、完全に独立した路線系統となっています。

貝塚駅→西唐津駅

私も福岡市民のセオリー通り、貝塚駅で西鉄から地下鉄へ乗り継ぐことにします。ですが中心市街地の天神で下車することなく、そのまま路線を乗り通し、反対側の終点の姪浜からそのままJRを経由して佐賀県まで足を進めます。

筑肥線は市街地側の起点が姪浜駅でそのまま地下鉄に直通しており、JRだけでは都心に到達することができず強制的に地下鉄に直通せざるを得ない、一見すると不可解な構造の路線となっています。

筑肥線もかつては福岡市街地の南側を大きく迂回し博多駅まで路線が延びていましたが、路線の電化と同時に都心側区間を地下鉄に直通させる形で代替、廃止となりました。

糸島市に入ると線路は海沿いに走り、車窓も一面のオーシャンビューです。奥に見える島は姫島です。

車窓を楽しんでいるうちに、終点の西唐津駅に到着しました。

西唐津駅→天神駅

毎度おなじみ、終着駅に到着したらそのまま折り返すシリーズ第3弾(企救丘・新宮に続いて)です。

せっかくならここから佐賀行きの唐津線に乗車してまた別の方面にも足を進めても良かったのですが、今夜は天神で本場博多ラーメンを楽しみたい!という思いが強かったため、そのまま筑肥線を折り返すことにしました。
ただそれだけではあまりにもつまらないので、1駅だけ佐賀行きの列車に乗車、博多方面と佐賀方面の分岐点でもある隣の唐津駅にも寄ってみます。

筑肥線筑前前原行きに乗車します。かつては日本全国で見られた103系にばったりと再会しました。

筑前前原から地下鉄直通に乗車し、そのまま天神まで向かいます。

今日の最終目的地、天神に到着です。

さあ~て、今夜のラーメンは?

有名どころですが

満腹になったところで今夜の宿に移動、就寝

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