富山駅→筒石駅
富山駅からは北陸本線に乗車、直江津方面へ移動します。これで富山とはお別れです。
昨日地鉄から眺めた車窓の、ミラージュランドを今日はJRから眺めました。地鉄からの車窓はこちらで記事にしています。
富山地鉄の西魚津駅をJRから眺めました。線形も速度もJRの方が上で長距離輸送にはJRの方が向いていますが、近い距離に駅が配置され、県内に路線網を築いている地鉄とでうまく棲み分けをしているように思えます。
列車は親不知付近を走行しています。ここ親不知は日本海にそびえる断崖絶壁地帯で、交通の難所でもありました。それが土木技術の進展により、海上に道路が建設されること、鉄道の長大トンネルで現在のように安全に通行ができるようになりました。
糸魚川付近では建設中の北陸新幹線の高架も!
ここを18きっぷで旅ができるのも、新幹線開通までの限られた期間になりました。
糸魚川を過ぎ、列車は長いトンネルに入り…
筒石漁港散策
筒石駅に到着です。
ここ筒石駅はトンネルの中に位置している駅です。トンネル駅は以前に訪れた上越線の土合駅に続き2駅目です。
ただ土合駅と異なるのは、筒石駅は上下線両方がトンネル内にある点です。しかしトンネル幅制限のため、ホーム位置がずれて配置されています。
さあ、地上に上がってみましょう。
また特徴的なのが、ホームと階段の間には扉が設置されています。これは特急はくたかが高速で通過するため、その時間にホーム上の立ち入りを制限し事故を防止する役割があるためです。
駅上部まで上がる階段の途中には、このように駅構内の案内図も設置されています。
コンコース内は土合駅と同様、ひたすら階段が続きます。また脇にはエスカレーター設置用のスペースが準備されていますが、整備される日は来るのでしょうか。
階段を上がると、駅舎には窓口があります。
そう、ここ筒石駅は有人駅なのです。ここで記念入場券の発売などを行っています。
駅舎はこのように簡素な造りで、近くにホームもないため一見するとただの事務所のようです。
駅横には筒石駅とその周辺の案内版がありました。筒石を含む糸魚川一帯は日本初 世界ユネスコジオパークに認定された地域です。それでは、筒石・浜総合ジオサイトを探検してみましょう。
駅から港へ歩く道の途中、地層が見えました。300万年前の地層だそうです。
道を進むと、漁村に辿り着きました。その途中なんと梅干しが干されている場面に遭遇です。潮の香りに混じり、梅の酸っぱい香りが漂ってきます。
港を一望すると、公園もありました。
少し奥に歩き、筒石漁港の設備を撮影
漁村ならではの町並みです。
筒石駅→直江津駅
再び先ほどのホームに降り立ち、列車旅の再開です。
トンネルを抜け、有間川駅に到着です。駅のホームから日本海を望めるなんて、なんと贅沢なのでしょうか。
雲ひとつない水平線を望みます。
景色に飽きないまま、終点の直江津に到着しました。
ここでJR西日本の旅は終了です。
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