8.トンネル駅 筒石駅とジオパーク巡り

富山駅→筒石駅

富山駅からは北陸本線に乗車、直江津方面へ移動します。これで富山とはお別れです。

昨日地鉄から眺めた車窓の、ミラージュランドを今日はJRから眺めました。地鉄からの車窓はこちらで記事にしています。

5.元京阪特急・ダブルデッカーエキスプレスで行く宇奈月温泉
電鉄富山駅→宇奈月温泉駅 特急うなづき号午前中は富山地方鉄道の主に木造駅舎を巡りました。午後一番に今度は宇奈月温泉へ向かいます。乗車するのは元京阪電車で先ほども乗車した形式ですが、特急に用いられるのは旧京阪特急色をそのまま残したカラーリングで、編成中には京阪特急の目玉でもある2階建て車両も連結されています。また先頭部には京阪特急のシンボルである鳩マークも掲出されており、この車両の京阪特急時代を知っている私からするとたまらない演出です。時代祭のイラストも京阪特急時代のそのものです。元ダブルデッカーのこの車両は、富山地鉄ではダブルデッカーエキスプレスの愛称で親しまれています。しかしこの車両に乗車するには現在使用している地鉄フリー乗車券の他座席指定券が必要なようで、今回は購入せず普通車自由席に乗車することにしました。着席はしませんでしたが、車内の写真を撮影です。列車は田園風景の中を快調に走っていきます。途中西魚津付近では車窓に観覧車が! ミラージュランドというテーマパークのようです。終点の宇奈月温泉に到着です。地鉄の線路はここで終点ですが、この先黒部川沿いには黒部峡谷鉄道が走っています。この...[続く]

富山地鉄の西魚津駅をJRから眺めました。線形も速度もJRの方が上で長距離輸送にはJRの方が向いていますが、近い距離に駅が配置され、県内に路線網を築いている地鉄とでうまく棲み分けをしているように思えます。

列車は親不知付近を走行しています。ここ親不知は日本海にそびえる断崖絶壁地帯で、交通の難所でもありました。それが土木技術の進展により、海上に道路が建設されること、鉄道の長大トンネルで現在のように安全に通行ができるようになりました。

糸魚川付近では建設中の北陸新幹線の高架も!
ここを18きっぷで旅ができるのも、新幹線開通までの限られた期間になりました。

糸魚川を過ぎ、列車は長いトンネルに入り…

筒石漁港散策

筒石駅に到着です。
ここ筒石駅はトンネルの中に位置している駅です。トンネル駅は以前に訪れた上越線の土合駅に続き2駅目です。

1.上越国境のトンネル駅に降り立つ
春から無事に高校に進学、新生活に慣れた頃、初めてやってくる夏休み。中学生のときより予算、行動の自由が増えたこともあり、早速旅に出ることにしました。行先はどうしよう。せっかく高校生になったのだから、初めて行く場所がいい。そうだ、北海道まで行ってみよう。と考えたったのが今回の旅の始まりでした。少しは行動の幅が広がったとはいえ、相変わらずできることや予算には限りがあります。今回利用するのは北海道&東日本パスで、JR東日本・JR北海道の全線の普通列車が乗り放題となる大変お得なきっぷです。しかも有効期間は7日間、北海道まで行って帰ってくるには十分な期間です。同様に普通列車乗り放題の有名なきっぷとしては青春18きっぷがありますが、大きく異なる点は有効期間と、北海道&東日本パスでは元JR東日本の路線である青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道と北越急行に乗車できることです。東京と北海道方面のメインルートである東北本線は途中の盛岡までで、その先青森までは青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道と管轄が異なります。そのため、今回は青春18きっぷではなく旅をする上で支障の少ない北海道&東日本パスを選んだのです。きっぷ一...[続く]

ただ土合駅と異なるのは、筒石駅は上下線両方がトンネル内にある点です。しかしトンネル幅制限のため、ホーム位置がずれて配置されています。

さあ、地上に上がってみましょう。

また特徴的なのが、ホームと階段の間には扉が設置されています。これは特急はくたかが高速で通過するため、その時間にホーム上の立ち入りを制限し事故を防止する役割があるためです。

駅上部まで上がる階段の途中には、このように駅構内の案内図も設置されています。

コンコース内は土合駅と同様、ひたすら階段が続きます。また脇にはエスカレーター設置用のスペースが準備されていますが、整備される日は来るのでしょうか。

階段を上がると、駅舎には窓口があります。

そう、ここ筒石駅は有人駅なのです。ここで記念入場券の発売などを行っています。

駅舎はこのように簡素な造りで、近くにホームもないため一見するとただの事務所のようです。

駅横には筒石駅とその周辺の案内版がありました。筒石を含む糸魚川一帯は日本初 世界ユネスコジオパークに認定された地域です。それでは、筒石・浜総合ジオサイトを探検してみましょう。

駅から港へ歩く道の途中、地層が見えました。300万年前の地層だそうです。

道を進むと、漁村に辿り着きました。その途中なんと梅干しが干されている場面に遭遇です。潮の香りに混じり、梅の酸っぱい香りが漂ってきます。

港を一望すると、公園もありました。

少し奥に歩き、筒石漁港の設備を撮影

漁村ならではの町並みです。

筒石駅→直江津駅

再び先ほどのホームに降り立ち、列車旅の再開です。

トンネルを抜け、有間川駅に到着です。駅のホームから日本海を望めるなんて、なんと贅沢なのでしょうか。

雲ひとつない水平線を望みます。

景色に飽きないまま、終点の直江津に到着しました。
ここでJR西日本の旅は終了です。

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