神戸のゲストハウスで一夜を明かし、朝起きると!…なんと寝坊。
とはいえ1日のスケジュールすべてが乱れるほどではなかったので、落ち着いて準備をして宿を後にします。
三宮駅→生駒駅

昨日は宝塚から阪急で神戸までやって来ました。
せっかく多数の私鉄が競合する関西、せっかくなので違う路線を利用して移動してみましょう。

阪神電車に乗り込み、三宮を後にします。さようなら神戸
三宮を出てしばらくは地下を走りますが、地上高架に出るとまるで路地裏のようなルートを颯爽と駆け抜けます。久しぶりに乗っていて楽しいと感じた次第です。
列車はそのまま尼崎からなんば線に入り、難波で近鉄へ直通、奈良線の石切を過ぎたあたりで

大阪の平野を眺めることができました。
この石切付近の車窓は私の中でもお気に入りの場所です。
そうしている内に列車は生駒トンネルに入り、トンネルを抜けるとそこは

生駒で下車します。
生駒ケーブル 鳥居前駅→宝山寺駅

近鉄生駒駅のすぐ横、生駒ケーブルの鳥居前駅に到着です。
これから登る生駒山の頂上には生駒山上遊園地があり、麓のケーブルカー駅からもその世界感を体感することができます。
これから乗るケーブルカーの車両はというと、

これは…なんという…コメントしたらよいのでしょうか。

ちなみに運転席からの展望はこのように、丸い窓から外を見るようです。
窓から外に見えるように、この生駒ケーブル、珍しいことに線路が2本あり、通常の滑車1台につき2両が交互に上り下りするタイプの2倍の輸送力を確保することができます。これも山上に遊園地があり、その開園閉園間際は混雑する故なのでしょうか。
珍しいものであるので写真をたくさん撮っていると、もう発車の時間です。

車窓は一般的なケーブルカーと同じようにひたすら山の中を走り、一面緑が広がるのかと思いきや、宅地開発が進んで、急斜面の住宅地が広がっておりました。
途中同じド派手な車両と行き違い…
まもなくこの終着の宝山寺駅が近づいてきました。

路線自体は途中駅ですが、ここ宝山寺駅にてケーブルカーが系統分割されているため一時下車します。

今まで乗ってきた路線のケーブルカーが下りていく様子を撮影です。
背後には麓の近鉄生駒駅があり、そこからまっすぐ伸びる急勾配の路線が何とも見ていてワクワクするものです。
その次に乗る頂上までのケーブルカーまで時間があるため、駅周辺を散策してみましょう。

生駒山散策

さすが山の中腹に位置する街、階段だらけで目の前には広く麓の景色が広がります!

階段を上って、さらに上からの景色も探してみましょう。

住みやすい街なのでしょうか?

分岐点です。

ここまでぐるっと街を中を歩いてきました。
この時は気づきませんでしたが、やけに旅館が多いのが特徴です。
後になって調べてみると、ここはその昔生駒新地と呼ばれる遊郭であったそうです。そのため昼間は静かな旅館で人気もありませんでしたが、また夜になると違う雰囲気になるのでしょうか。
旧赤線時代の雰囲気を残す貴重な街で、この時は発見できませんでしたが18歳未満立ち入り禁止の旅館も現存するそうです。
(そんな街に気づかずに入り、写真を撮りまくった16歳の自分…)
生駒ケーブル 宝山寺駅→生駒山上駅
先ほどの宝山寺駅に戻り、さらに生駒山の上を目指してケーブルカーに乗車します。
すると途中

駅がありました。
ケーブルカーの途中駅があるのは珍しく、ホームが階段状になっている様子がよくわかります。

生駒山上駅に到着です。
生駒山上遊園地

生駒山上駅の駅舎です。
鳥居前から乗ってきたケーブルカーはどうやら「ミケ」という名前のようです。

最初に触れたとおり、生駒山の頂上付近は遊園地になっていますが、今日は休園日だそうで、園内はガラガラでした。
せっかくなので山からの景色を楽しみましょう。

大阪平野を一望する、よい眺めです!
アトラクションのモノレールに乗って眺めるとまた違ったのでしょうか。

日本で一番高いビルであり、まもなく開業を迎えるあべのハルカスもこのように眺めることができました。
園内をうろうろとして、あるものを探します。それは

山頂に必ずといっていいほど存在する測量の基準、三角点です。
残念ながら休園日のためフェンスで囲まれ、そばまで近づくことは叶いませんでした。
そして山上駅に戻ると

ネコ駅長(?)ガラガラお出迎えです。
生駒駅→梅田駅
生駒山を満喫した後、次なる目的地に移動するため梅田へ向かいます。
ケーブルカーを乗り継ぎ生駒駅まで戻り、

次に乗るのはけいはんな線、中央線です。
地下鉄中央線の地上区間は高速道路と一体で整備され、併走しています。これは全国的にも珍しいかと思います。
本町まで直通、そこで乗り換えて梅田に到着です。
コメント